(童話)万華響の日々

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五輪暴進豪華客船は止められないのか

2021-06-06 13:00:59 | 新型コロナウイルス感染

東京五輪はもう始まっている。開会式はまだだが聖火リレーをやっている。オーストラリアからはソフトボール選手団が合宿にやって来た。パブリック・ビューイング会場をあちこちに設営するらしい。こういうのを五月雨式という。小出しに少しずつやって既成事実を重ねて全体を形成しようとする。
五輪を中止決定しない限りこの動きは止まらない。このようにして五輪は荒海に進水した。ある政治家が言うにはさざ波状態だそうだ。だがまだストップを掛けるチャンスは残っている。国民の8割が中止か延期を望んでいる。これは何かを恐れているからである。何が起こるのか、それをリスク管理という。専門家会議の尾身会長は「いまの状況でやるというのは普通はない」と発言した。尾身氏はWHOで感染症対策に当たった専門家である。その人がそう言っている。これに対し厚労省の田村大臣は「尾身氏らの自主的研究の成果発表」と評した。専門家の公式提言とは受け取らない。よくぞこんな失礼な批評が出来たものだ。人間もここまで落ちるものかと哀れに感じたものである。見て見ないふり、聞いて聞かないふり。聞く耳持たず、見る目を持たず。リスクを知りながらリスクに目をつむる。

大感染クラスターが五輪中後に起き国内はもとより世界に拡散したら、このリスクをまともに扱わなかった責任をどう取るつもりであろうか。菅首相のふたこと目には「国民の安全安心」という。空虚な言葉にしか聞こえない。ワクチンを打てばリスクを回避できるのだろうか。今現在接種率は5割いかないのではないのか。当然集団免疫はついていないだろう。ブレーキ(国民の意見、専門家の提言)を取り去った(無視した)暴進豪華客船を誰が止められるか・・・

写真は映画「タイタニック」より


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