2/23の新聞によれば、イランの核関連施設への抜き打ち査察をIAEAが停止するとのことである。抜き打ち査察はイランが2015年に米英仏ロと結んだ核合意に基づく「追加議定書」に沿う。米国が2018年に核合意から離脱し制裁を再開した。イランは21日までに制裁が解除されなければ追加議定書の履行をやめると警告していたという。EUが核合意の関係国による協議を調整中。米国バイデン政権は参加の意向だ。核合意に復帰する方向であるという。イランが核開発を抑制することが条件である。日本政府は核兵器禁止条約を批准しておらず、核兵器の保有国と非保有国との橋渡しをすると何度も説明してきた。イランの核開発を抑制する今の場面でどのような貢献をしているのだろうか。イランは核を持とうとする。核の非保有国から保有国へと変わろうとする。だが核のない平和な国になってもらいたいと思う。
今年は寒い冬になっている。寒の入りから朝は零下気温である。近所を散歩して公園の梅林を見に行った。梅の花がちょこっと咲きだしていた。一分咲きにもならない感じだ。もう少し経てば一分咲きになろう。梅の花を見たら明るい気分になった。蝋梅の花も咲いて芳香を発している。池では鴨が多数泳いでいた。風は刺すように冷たい。新型コロナウイルスも乾燥して飛びやすくなっている。マスク着用は大事だ。自宅自粛が何よりだが、やむを得ない外出にはマスクを必ず着けよう。
昨日の宵のこと、網戸になにやら張り付いていた、猛暑が去って窓を開けて網戸にしておいた、近づいてよく見ると守宮(やもり)である、網戸に飛んでくる虫を狙っていると見える、体は灰色で頭は丸い、指先は丸くて吸盤がある、どことなく愛嬌のある姿だ、このやもりは分類的には爬虫類だという、この優しげな姿は爬虫類のイメージとはほど遠い、先だって見た蛇の皮(衣)のような不気味な爬虫類ではない、やもりが脱皮した後を見たこともない、爬虫類の中にあって珍しく親しみを感ずる、その丸みを帯びた体と指の先端が丸い、そのためだと思う、今までもときどき現れて挨拶をしてくれる
いまは蝉しぐれ、蝉たちの大合唱中である
八月の猛暑中は、蝉時雨も苦しげにあえいでいるように聞こえた
最近、ちょっと涼しくなったせいか、蝉も麗しく鳴く
油ゼミはガシ、ガシ、ガシ、我士、我士、我士・・・、みんみんゼミはみーん、みーん、みーん・・・、処暑を過ぎるころからツクツク法師ぜみがツクツクホーシ、尽く尽く法師、突く突く法師、・・・・と鳴きだす、これらの蝉たちは実に鳴き方が忙しい
それと比べれば蜩(ひぐらし)ゼミはカナカナカナ・・・・となんとも奥ゆかしい、哀調を帯びた鳴き声だ、蜩は「カタカナ」で鳴くように思う、上にあげた蝉たちはひらがなか漢字で鳴く、そんなふうに自分には聞こえる
今月の初旬のころ、うちのアルミ製のフェンス(垣根)に珍しいものを発見した、それは蛇が抜けた皮であった、衣ともいう、それがアルミのフェンスに巻き付いていた、何年か前には毎年必ず見たものだ、それがある年を境に全く見なくなって、もう5年以上になる、そういえば牛蛙も夏には必ず現れていたが蛇の姿を見なくなったのと同じころから見なくなった、うちの周りも宅地化され家が建ち、木も藪も少なく池などは全く見なくなった、用水路のような川も蓋がかぶされ水の流れも見えなくなった、そんなことと関係があるのだろうか、それにしても久しぶりの蛇の脱皮だ、肝心の蛇は姿を隠してどこへやら、また突然にこんにちわと現れてもぎょっとさせられるだろう、できたら皮だけにしてもらいたい、そんなことを考えていると明日当たりひょっこり姿を現すかもしれない、用心、用心