(童話)万華響の日々

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伊藤若冲展  生誕300年記念  東京都美術館

2016-05-13 21:42:02 | 展覧会

 

 

伊藤若冲展が熱い、江戸中期の町絵師という触れ込み、1716年生まれ、1800年他界、今年は生誕300年に当たる年、若冲展は2007年京都で脚光を浴び以来愛好者が増え今回の大回顧展となったという、2013年に千葉市美術館で若冲展があったときに初めてこの絵師の絵を見て細緻で彩色の美しい躍動的な鶏や鶴などの絵に魅了された、そして今回の展覧会では宮内庁秘蔵の若冲作品が一挙展示されるという、

それで去る10日に東京都美術館へ出向いた、恐らく相当な混雑と予想されたので朝早く家を出た、上野へ駅へ着いたら人々の大きな流れがすべて都美術館へ向いている、これは大変と思って近づいてゆくと何と長蛇の行列が国立博物館の方向までずーっと出来上がっていた、当然のこと最後尾へ着いて並んだ、待つこと1時間で館内へはいれた、そこから更に半時間待った、やっとのことで展示場へ入ったが、人の群れで展示絵画の下部が見えない、・・・・、泣き言はここまで、緻密精細な絵がこれでもかという位に在る、

掛け軸、襖絵、巻物、若冲は鶏を飼っていて観察していたというだけにさすがに鶏の絵は凄まじい迫力、その種類も多彩、動物も多種興味があったようで孔雀、鶴、鴨、鷲など、犬に象に鯨に亀、虎、猿、それから昆虫もいろいろ、花や木も得意、相国寺に寄進しのちに宮内庁へ贈与されたという「釈迦三尊像」、「動植綵絵」は興味深かった、若冲の絵の特徴は写実的であり、それを超える躍動感というか生き生きした力、命にあふれた瑞々しさやユーモアさえを感じる、そして輪郭を描かずに絵具で一気に対象を書き上げている感じがする、この展覧会が一月という短期間であったことは残念だ、再度の開催を強く望みたい、多くのファンの期待に応えてもらいたい


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