(童話)万華響の日々

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「顔真卿 --王義之を超えた名筆」(東京国立博物館)を観た印象

2019-02-11 15:34:50 | 展覧会

東京国立博物館で開催中の「顔真卿 --王義之を超えた名筆」展を観た、顔真卿(709-785)は中国唐代の書家・政治家、長安に生まれ734年進士に及第、諸官に歴任、安史の乱の際,兵をあげて反乱軍を迎え撃った、それで高官の憲部尚書などに任ぜられた、788年に反乱を起こした准西節度使の李希烈の説得を命じられ赴くも捉えられ785年に数え77歳で殺された(朝日新聞2019.2.5.引用)

最高傑作「祭姪分稿」は安史の乱で非業の死を遂げた従兄の顔杲卿とその子顔李明ㇸの思いを綴った追悼文、約80cmの巻き物である、筆の勢い、やがて千地にに乱れ

書き直しなど、感情の起伏がそのまま現る、(朝日新聞2019.2.5.引用)、これが王義之を超える名筆といわれる、本展では楷書、行書、隷書、草書、篆書などの成り立ちの歴史も説明されていて親切である、墨書拓本といって石碑などに彫られた書を墨で拓本にした作品が圧倒的に多い、「祭姪分稿」は肉筆である、楷書や行書ではなくかなり自由に書かれてあり書道に疎い素人の自分には流麗な美書とは思えない、むしろ親しみさえ感ずる身近な書体と感じた、「顔法」と呼ばれる字体だそうだ

「祭姪分稿」以外の作品についてはかなり自由に鑑賞可能だが、「祭姪分稿」のみ行列を組んで30分近く待った、かつみられる時間は30秒で終わった以外の



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