(童話)万華響の日々

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三菱自と日産、うますぎる話の陰で果たすべき責任を放置してはならない

2016-05-15 21:52:46 | 社会診断 企業

三菱自動車の燃費偽装事件、不正を行っても居直り続ける会社体質がなぜ備わり続けたか、その原因もはっきりしないうちにとんでもない臭いものには早く蓋をしろ式の収拾策が出てしまった、

いうまでもない日産ゴーン社長の三菱自動車(以下三菱)との資本業務提携の提案、そして三菱側も同意し月末には正式契約を結び年内に手続き完了予定だという、余りにもよくできた話だ、

そもそも三菱の燃費がおかしいと発表したのは日産側、その結果当然ながら株主らの不評を買い株価は半分に下落した、その安い株価をまるで待っていたかのように資本提携の話だ、タイミングが良すぎる、また随分と安く上がった(2373億円)ようである、

このような話はシャープを台湾企業が買収した際にも見られた、相手に見せたくない会計上の不利なデータを契約直前になって明らかにした、そのために提携額が当初より減額させられたのであった、

今回は日産も三菱も双方喜んでいるみたいだ、日産は三菱のリコール隠しなど継続してきた不良体質を契約の際に有利に使おうかと考えていたかのようだ、結局は燃費偽装を一番よく知る立場にあった日産が暴露し株価を下落させた、

その結果比較的に低額の出資で業務提携を納め日産がかねてから欲していた軽自動車のシャアとか技術とかを手に入れることができたというわけだ、実に巧妙に出来上がった話しではなかろうか

では、消費者はどうなるのか、三菱の不正体質は日産に包まれて改善されるのかされないのか、不明、そもそも原因も分からず責任者の処分も今のところウヤムヤで行われず、会社提携が優先されている、これは消費者を無視した前代未聞の愚挙ではなかろうか 、

そういえば福島原発事故の原因も明らかにならぬまま再稼働に踏み切っている安倍政権と似た構造がみえる気がする、日産と三菱は大きな未解決の問題を抱えたままである、解明と対策という社会的責任を果さねばならない


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