千葉県立美術館にて開催中の「中山忠彦 永遠の美を求めて」(2018.11.3.-2019.1.20.)を観た、中山は昭和10年生まれ、良江夫人との結婚以来その20代からずっと夫人の美を描き続けてきた、日展では中山の描いた作品の前に大勢の観客が立っているのを毎年見てきた、関心の高さが分かる、今回の展覧会は50年にわたる夫人の美が年代順に並べらえているのでその変遷を認めることができる、若かった20代の弾けるような瑞々しさ、中期の落ち着いた雰囲気、そして老齢機に至った隠しきれない美の衰え、それと引き換えに達しきった翁といったら失礼に当たるかもしれないが能に現れる老女に近づいたような雰囲気が漂う今、「トワエモア 50年」という夫妻の肖像画に感銘を覚えた、衣装数点と扇が数点展示されていた、中山の美を追い求めた集大成を見た思いであった
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