フェアトレード毛糸

寒さの続く今、やはり手仕事が恋しくなりフェアトレードの毛糸を通販で買った。写真左のブルーの毛糸はブラッシュド・キッド・モヘア、は南アフリカの農村部の女性たちが作る手染め糸です。アフリカの大空のような美しい青色。これでビンテージ物（1950年）のターバン帽子を作ります。萌黄色はベビーアルパカとコットンの混紡ですから春先に丁度良い。これはウルガイのクラフト・ウーマンたちがやはり手染めで糸を作ったものです。現地ではこの色をカレー色と言うらしい。ベビーアルパカにピマコットンのしなやかな糸は編むとしっとりとした重みがあるそうです。現地に思いを馳せフェアトレードに参加し、一針一針編むのは本当に楽しいし、また嬉しい。

ユニクロ潜入一年 横田増生著（文藝春秋）

企業に身上を隠して潜入するドキュメントは下手なミステリーより面白い。著者の最大の目的はユニクロが如何にして一介の町の洋服屋から日本の衣料産業のトップ企業に上りつめ、更に海外への進出をはたしたかを知りたかったと言う。ユニクロはリーズナブルで着易くて決して嫌いではないが、その裏には身を粉にして働く人たちがいる。カリスマ経営者は押しなべて独裁者が多く下々の社員は発言権を持たない。同じ事を二度と言わせるなが口癖の社長。儲けに繋がらない事はやらない。何を持って経費削減かといえばまず人件費だと言う。労働供給源は主婦と学生アルバイトでありユニクロの強引なやり方を断固と拒否できるような立場にない人たち。しかし著者は全てに気を配りユニクロの一員として一生懸命働いた様子に身上を偽っていたとしても許せる気がする。政府の言う働き方改革はまずこうした企業に注目しなければならないとつくづく思う。

オンシジュウム

年末にお正月用のお花を買いに行ってこのオンシジュウムになってしまった。最も蝋梅と南天の一組をお隣から頂いたので気が緩みこれに手が出たという事です。黄色い蝶の乱舞のようでオンシジュウムは好きな蘭。これはオプリザムという種類で普通店頭でよく見るオンシジュウムよりずっと小さい。蕾の多いものを買ったが日光に当てたら半分は開き始めています。黄色は希望が持てる色、たくさんの蝶が気持を鼓舞してくれるように思う。

三嶋駒

長女一家と初詣に行ってきました。犬の絵馬ですというのも変ですが、古来絵馬は祈願奉賽のために馬の絵を描いて社寺に奉納する額で馬を奉る代わりに奉納したのがその起源で、後にいろいろな絵を描くようになったと言います。この三嶋駒は開運招福のお守りでこの大社独特なものだそうです。5ｃｍほどもある厚い一枚板（杉でしょう）に麻の飾り取っ手、福徳円満の御神徳を戴き心願成就と家内安全の祈願をしてあり畏れ多きものですぞ。左の可愛い張りぼてのワンちゃんは12年前に同じ大社で手に入れたものです。戌は夫の干支ですから…感無量…。

羽子板

5，6年前に94歳で逝った母が残した羽子板。十数年前、素敵だねと褒めたらあげると言うので貰ってきた。手仕事の大好きな母、編み物は目を瞑っていても出来た人です。今日思い出して飾りました。昨年はいろいろあって苦難な道を歩いて来ました。今年はまた元に戻って海外旅行で再び気炎をあげたいなあ。

シャンドン・ロゼ

ワインはお友達から頂いたシャンドン・ロゼです。1986年オーストラリア、ヴィクトリア州に設立されたモエ・シャンドン社のワインです。まだ新しい会社ですが親会社モエ・シャンドンの伝統的な方法で作られている事を謳っています。爽やかなフルーツ系の香りがして、塩気の多い御節にはぴったり。

台湾のからすみ

次女が一皿作ってくれた”からすみ”です。薄切りのからすみをフライパンでからいりして生大根の薄切りと一緒にいただく。塩気の少ないからすみ、優しい旨味が潮風とともに広がります。一昔前は外国産のからすみは塩気が強くただ安いだけと言う時代は終わったのですね。写真左上にちょっぴり覗いているロースト・ビーフ、地元のブランドあしたか牛の腿を500ｇでローストしました。。孫娘の大好物で明日やって来るので今日は味見。脂がさっぱりした甘い旨味があって、訳の解らない黒毛和牛なんていうものよりずっと品質は確かで美味しい。

もう一つの京都”鯖寿司”朝日屋

次女のお土産”お取り寄せ”だそうです。京都の鯖寿司は”いづう”が有名で夫が大好きでよく買って来たものです。しかし次女はこの朝日屋の鯖寿司は”いづう”に勝るとも劣らないと言う。厚い鯖の甘さ寿司飯の柔らかさ…と本当に美味しかった。鯖の品質が良いのでしょう、ワインと一緒でもなんら生臭みはなく驚いた。

凍頂ウーロン茶 ”松”

年末次女が台湾へ行って来た。十数年前私と行った時より地下鉄が通り、様変わりをしていたそうです。凍頂ウーロン茶の最上級、”松”を買ってきました。さすが最上級、香りもきつくなく爽やかで変な中国臭さもなく（安物は独特な中国の匂いがありますよね）甘味もあり、しつこいお料理の後に丁度良い。茶葉がこんなに大きく開くんですね。中国茶で初めて美味しいと思ったお茶です。

御節 2018

今年は札幌のグランドホテルの洋風オードブルセットに助けて貰いました。やはり自分が炊いた黒豆とかお雑煮が一番美味しい感じがします。早くに作って冷凍するんですものね。来年は次女が東京のレストランの手作り生おせちを買ってみようと言っていますが。