著者の拘りのある料理本を採り上げて解説や批評をして奥深く追求している面白い本なのに、硬い本を多く出版している”みすず書房”に違わず、一頁を小さな字でぎっしり埋めて読みにくいと言ったらなかった。著者は特に丸元淑生と有元葉子に心酔している。丸元は”削り節削りを削りなさい”要するに道具の手入もする、素材はシンプル、素材を生かす。栄養学の成果以外は捨てる…その徹底振りに憧れている。煮魚は密封のできる鍋に処理をした魚をいれ、酒と少量の醤油を入れ弱火で加熱し、すると魚から水分が出て煮汁となり醤油で調整すればふかふかの柔らかい煮魚となる…。眼から鱗の煮魚です。
又カリフラワーに米一握り入れくたくたに茹でて塩とオリーブオイルをかけて食べるイタリアの田舎料理、カリフラワーからとろけるような甘味が出てカリフラワーほどだしの出る野菜はないと言う。口にした人が必ず眼を見張る料理だそうです。又、驚いた事に日本のカレールーの味付けは殆どがグルタミン酸ナトリュムですって!!。どうしましょう?
辰巳芳子のスープ作りの時間のかけ方やだしに使う昆布は水2ℓに50cmの昆布を使うなど脅威して敬意を書いている。辰巳芳子の母浜子は有楽町で小さな東北の田舎料理屋をやっていた。夫と付き合い始めた頃(1960年)、漬物の葉で包んだ”眼張むすび”が美味しいと評判で数回連れて行ってもらった。素朴だが味のある忘れる事の出来ないおむすび…つくづく懐かしく胸が痛くなる。
又カリフラワーに米一握り入れくたくたに茹でて塩とオリーブオイルをかけて食べるイタリアの田舎料理、カリフラワーからとろけるような甘味が出てカリフラワーほどだしの出る野菜はないと言う。口にした人が必ず眼を見張る料理だそうです。又、驚いた事に日本のカレールーの味付けは殆どがグルタミン酸ナトリュムですって!!。どうしましょう?
辰巳芳子のスープ作りの時間のかけ方やだしに使う昆布は水2ℓに50cmの昆布を使うなど脅威して敬意を書いている。辰巳芳子の母浜子は有楽町で小さな東北の田舎料理屋をやっていた。夫と付き合い始めた頃(1960年)、漬物の葉で包んだ”眼張むすび”が美味しいと評判で数回連れて行ってもらった。素朴だが味のある忘れる事の出来ないおむすび…つくづく懐かしく胸が痛くなる。