14ステーションの最後です。中世の巡礼者は祈りを捧げながら膝をついて階段を登り主に寄り添ったと聞いた。私たちはこの日最後の観光客で階段を下りてきて下からエレベーターで上のバス停まで戻らなければならない。しかしエレベーターも終了(特別にエレベーターがあるのです)、近道をショップの50代ぐらいの女性に聞いた。数分たったら彼女が車でやってきて間違った道を教えてしまったので、私が車で上まで送るといって歩行に難のある人を乗せてくださり2往復してくださった。フランス人は自己的で冷たいと聞いていたが田舎の人は温かいのね。キリストさま、マリアさま、ヤコブさまのご加護のお陰…。急いでバックを探ったらキャンデーの袋を見つけ、少しの感謝をしました。
総督ピラトの官邸からゴルゴダの丘まで磔刑の審判が下り、キリストが十字架を背負い歩いたイスラエルにある苦難の道のことです。それを描いたフレスコ画が階段の途中に14ステーションあります。主の苦しみを共有しつつ巡礼者は階段を登るのだと思う。
中世からの巡礼地の一つロカマドール、山深い辺鄙な谷間にあり村が一望できるポイントにバスは到着し、そこから216あるという階段を下ることになりました。ロカは岩のことでマドールは聖アマドールの遺骸が見つかり、しかもその遺骸が腐敗をせず生前のままだったという言い伝えにより古くからの巡礼地だそうです。