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”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

わさびセミナー

2013-01-18 00:15:50 | お勉強

県みかん園芸課様主催のわさびセミナーが

静岡市で開催され、

県内在住の野菜ソムリエ14名が参加しました。

 

 

●「わさびの美味しさを科学する」というテーマで

 お話を伺いました。

 講師は、県農林技術研究所わさび科の伊奈先生。

Img_5919

わさびとはどんな植物なのか?

わさびの美味しさの秘密。

そして、おいしい食べ方や保存法まで教えていただきました。

 

 

●わさびの食べ比べを行いました。

こちらはチューブ入りわさび3種です。

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 赤の容器・・・本わさび入り(西洋わさびの量の方が多い)

 青い容器・・・本わさび

 緑の容器・・・おろし本わさび

 

普段何気なく使っているチューブ入りわさびですが、

本わさびだけで作られているものは辛みも香りも鮮烈です。

また、本わさびもおろしてあるものは、粒々を感じます。

 

 

こちらは、その場ですりおろしたものを食べ比べました。 

Img_5922   Img_5923

右から、①太さが均一で、目が詰まっているもの

②太さが均一で目が詰まったものの表面の皮を剥いたもの、

③大きくなりすぎて目が詰まっていないもの、

④西洋わさびの順になります。

 

太さが均一で目が詰まったわさびが良いわさびと言われ、

辛みだけでなく、まろやかな甘みがあります。

ところが、この良いわさびも皮を剥いてしまうと、

不思議なことに辛みだけが際立ちます。 

 

大きく育ち過ぎたわさびは、水っぽく、

西洋わさびは、辛みも香りも弱いことがわかります。

   
     

 

●生産者様との意見交換

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わさび栽培で一番の問題は、

鳥獣被害と台風の被害だということを知りました。

野菜ソムリエ側からは、わさびの食べ方の提案、

販売方法の提案などをさせていただきました。   

 

 

セミナー終了後に感じたことは、

静岡の特産であるわさびは、やはりおろしたてを 

もっと多くの人に味わってほしい・・・ということ。  

 

そして、日本の各地に古来から自生し、   

可憐な花を咲かせ、  

辛み、甘み、風味のバランスが作り出す美味しさを持つわさびに、 

和咲美という文字を当てたくなりました。

 

ありがとうございました。

 

コメント
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