静岡県立磐田農林大学校に来ています。
来月、こちらの加工講義室で料理教室をやらせていただきます。
今日は、会場の下見に伺いました。
こちらでは、今年の夏、米粉の粉砕実験を見せていただきましたが、
いつ来ても、学生さんたちの礼儀正しさと真面目さには感心させられます。
今日も、加工室で男子学生がもくもくと何かを炒っていました。
「香ばしい匂いですね。」と話しかけると、
なんと炒っているものは、お茶の実でした。
卒論で、お茶の実から油を抽出する研究をしているそうです。
お茶はツバキ科の植物。
ですから、椿油と同じようなものが採れます。
でも、お茶の油は苦味が強いので、食用にするには
苦味を取るための加工が必要になります。
そこで、化粧品とかシャンプーに用いられるようです。
そのうち、お茶の実オイル配合シャンプーが
店頭にたくさん並ぶようになるかもしれません。
こうした若者の努力が、健康で豊かな未来を創り上げていくんですね。