昨日、静岡市で行われた食育セミナーに参加し、
みかんの健康効果について勉強してきました。
12月9日の中日新聞に
「喫煙や飲酒で血中のカロテノイド濃度が低下する。」
という記事が掲載され、とても興味を持ちました。
このセミナーを申し込んだのは、この記事よりもだいぶ前でしたが、
なんとこの研究報告をした清水区の果樹研究所の方が
講師でお見えになったのです。
果樹研究所では、みかん産地、三ケ日町の住民健診とタイアップして、
みかんに含まれる色素β-クリプトキサンチンと健康に関する研究を
2003年より始めました。
その結果、みかんをよく食べる人、つまり
血中のβ-クリプトキサンチン濃度が高い人は
①飲酒・高血糖による肝機能障害のリスクが低い。
②動脈硬化のリスクが低い。
③インスリン抵抗性のリスクが低い。
(インスリン抵抗性とは、インスリンは十分に分泌されているのに、
効き目が悪くなっていて、血糖値が下がらない状態をいいます。)
④閉経女性での骨密度が高い。
⑤喫煙者におけるメタボのリスクが低い。
という結果が得られました。
こたつにみかんというと冬の定番ですが、
おいしく食べて、知らないうちに健康づくりができるなんて、
静岡に生まれたことに感謝しなきゃ!!