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片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

ジム設置、マッスル強化器械と寸分違わない筋肉強化「マシン」、継続・意識性原則の効果に感謝!

2011-08-26 13:44:27 | 「パワーリハビリ」

 東日本大震災発災以来169日目、朝日新聞大見出し、「小沢氏、前原氏支持せず民主代表選  鳩山氏と一致、民主党の小沢一郎元代表は25日、国会内で鳩山由紀夫前首相と会談し、党代表戦に立候補を表明した前原誠司前外相(49)の支援を見送ることで一致した。
 前原氏が、小沢氏側の人事面での要求を受け入れないと判断した。
 有力候補の前原氏に対抗するため、すでに立候補の意向を固めている候補者の一本化を含め、調整に着手した。
 昨夜激しく降った雨、早朝は止んでいるが曇り空が広がり、再度雷雨が降り出しそうな空模様。
 本州付近に前線が停滞し、雲が広がりやすく、西日本では雷を伴う激しい雨が降る天候予報だ。
 日中は真夏日ながら、夕方から深夜にかけては風が吹き抜け、睡眠時は凌ぎやすく、熟睡出来るのは嬉しい。 月初め、布団からベッドへ就寝用具を替えたのも効果があって、深夜寝姿から引き起こす麻痺左半身硬直の回数が激減したことも有り難い、現象だ。

          

 8:40分、二日続きでポラリスディサービスセンター小林にて筋肉強化「パワーリハビリテーション」に励む。
 
バイタルチエック(血圧142-78、体温36.2度)後、テーブルにて好物のバニラアイスクリームを戴きながら持参のPHP新書 関栄治著「蒋介石が愛した日本」を熟読する。


 内容紹介欄に「蒋介石ほど日本に関わりをもった世界の指導者はいない。新潟での兵営生活、孫文の代理としての訪日、渋沢栄一との出会い・・・青年期の4年にわたる日本滞在と頻繁な往来は、彼をして「日本の民俗性を愛している。日本は私の第2の故郷である」と言わしめるほどであった。
 誰よりも日中の友好協力を切望していた蒋介石が、何故抗日戦に突入し、中共との内戦に敗れ、台湾へと退去せねばならなかったのか著者ノンフイクション作家「関栄治氏」は豊富な外交官生活を活かし、詳細な時系列で日中近代史を紹介され、彼を支えた2人の女性とのかかわりにスポーットを当てて描かれている。
 9:30分 6機種9種類マシントレーニング・3種類自主トレーニング開始。

              

 筋肉トレーニング器械は街の「スポーツクラブ」・「ジム」に設置されている器具と全く同じ、大きく異なるのは“憧れのボデイ造り”を目指すのでなく、高齢・障害が原因で衰退する筋肉に、何よりも無理のないトレーニングを続けることにある。
 「バーベル」・「ダンベル」で肩甲骨を寄せ、胸を張り、胸筋への刺激を与える「ウエイトトレーニング」と全く逆、高齢・障害で使用しなくなった筋肉に適切な刺激を与えることにある。

                  

 筋肉はダメージを回復する過程で同じ刺激がきても耐えられるように前のレベルより少しだけ強くなる特質がある。
 適切な刺激を与えてやらないと筋肉は衰退の一路を辿る。
         

6年間「パワーリハビリテーション」を受診して体得した原則 

 ①暫時性負荷原則・・・・機種によって異なるが当所負荷無しが最低で2.5㌔・最高で25.5㌔と暫時上がって来ている。
 ②継続性の原則・・・6年間週2回のペースで継続したことが現在の社会復帰に結び付いている。
 ③個別性の原則・・・人それぞれ個性があり、一人づつのプログラム、私のメニューカルテを見て不満を述べられる利用者も居られる。
 ④意識性の原則・・・筋肉に効いてほしいイメージを与える、上肢・下肢機能全廃の私は左足・左手の筋肉に動いてくれと常に意識づけを行う。


「椅子に座ったままで・・・」、NHKテレビ体操で始まる、ポラリス「マシントレーニング」

2011-08-25 13:50:20 | 「パワーリハビリ」

 東日本大震災発災以来168日目、朝日新聞大見出し、「前原氏、小沢氏に協力要請代表選 人事歩み寄り焦点、民主党代表選に立候補を表明した前原誠司前外相(49)は24日、小沢一郎元代表と国会内で会談し、「挙党一致で国難にあたるのでご指導をお願いしたい」と協力を要請した。
 小沢氏側は人事も含めた挙党体制を求めており、「脱小沢」路線の前原氏と折り合うのは難しいとの見方が広がっている。
 気象庁によると前線が対馬海峡から東北地方に停滞しており、東日本・西日本には南から湿った空気が流れ込んでいるため、東北地方・北陸地方から西日本海側は、26日にかけて雷を伴った激しい雨が降るとしている
本日の兵庫県南部は南から湿った空気が流れ込み、雲が広がりやすく、蒸し暑い一日

          

 8:40分、ポラリス送迎車に迎えられ車中へ、本日の運転スタッフは65歳の定年退職されるO氏最後のお仕事、大阪から3年半通勤されたご苦労を伺うと、60歳定年退職後大阪の「ハローワーク」から紹介され、初めて福祉施設に就職された。
 介護職員と同じ仕事をこなしながら沢山の利用者皆さんと「出会い」を重ねた事は長い人生の中でも素晴らしい想いい出になると話しておられました。
 先月退職されたK氏とO氏お二人は長い人生経験を活かされ、若い介護士が持ち合わせない心配りで接していただき、特にオリエンテーションのお話は楽しく聞かせていただいた。
 ディサービスセンター小林に入室、入口近くのテーブルに席を取られていたF氏(94歳)・T氏(93歳)から「3週間ぶりだ・・・!」と歓迎の声を掛けられ、有り難いこと事に感謝する。
 お話をするとF氏は2ケ月後には94歳、来月の9月で小林「パワーリハビリテーション」を始めて、丸6年の超ベテランさんです。
 F氏は毎朝起床後、365日床の上で軍隊式乾布摩擦を欠かさ無いのが自慢、長い軍隊生活を懐かしく想い出し、終始笑顔の素晴らしいお方です。
 お二人とも一人暮らしで、何にも淋しくないと朗らかに日々を過ごされる、人生の達人というべき敬服する大先輩。

          
 9:15分、オリエンテーション、本日は7人のスタッフ・15人の利用者、準備体操はNHKテレビ体操で始まる。 テレビ体操は高齢者・身体障害者も椅子に座ったままで行うことが出来るのが嬉しい。
          

 ゆったりしたテンポで、全身を十分に動かせるように組み合わされ、全身の筋肉、とりわけ萎縮がちな筋肉を伸ばし、血行の促進を図る。
 マシン利用者が15人になると器械回り・麦茶給水所付近は混雑、順番待機の椅子も少なく、座り込むと勢い隣同士のお話が楽しく、長くなる。
 話の中心は何時も女性に人気者のF氏・T氏、F氏は6年前ポラリス2号店舗として開業した小林DSオープン当時の想い出話。

            
 現在はトイレ3ケ所に増設されたが当時は男女兼用トイレが一つ、男性は人数も少なく肩身の狭い思いもしたが1年後に一週間休んで男子用トイレが設けられたお話をしておられた。
 「昔の話を良く覚えて居られますね」と声を掛けると「あんたもあの時は居ったじゃないですか」と言われ、記憶力の抜群さに驚く。
 大きな笑い声が絶え無い箇所はT氏座席付近、訪ねられたOさん・T氏共通のケアマネージヤを囲んで、楽しい話題に盛り上がっている。
 気さくなT氏はケアマネの肩に手をまわして、破顔一笑ご満悦のご様子、加ったスタッフも一緒に大笑いの雰囲気は和気あいあいだ。

                   

 その間に9種類マシン・3種類自主トレをこなし、整理体操に入ったのは11:30分、心身共にリラックスして戴くコーヒーはまた格別の味だ。

*シドニィ・シエルダン著(徳馬書店)「氷の淑女 上・下」を読む

 


「終わり良ければ全て良し」、最後の三つ№7~9マシンに重点を置く「パワーリハビリ」

2011-08-20 13:54:01 | 「パワーリハビリ」

 きのうは各地で土砂降りの雨、阪神間地域でも激しく降り、甲子園球場準決勝戦第1試合は3回の降雨で中断された。
 前線の影響で九州北部から東北南部は雨が降りやすい全国概況、最高気温は北海道から東海は30度に届かず、しのぎやすい。
 今日の兵庫県は南岸に停滞する前線や気圧の谷の影響で雲が広がり、北部では断続的に雨が降り、南部では夕方を中心に雨が降る予報だ。
 昨日夕方の風は晩夏から初秋に肌が感じる冷ややかな、真夏日を解放するシグナルだった。
 今年も熱戦続きの第93回全国高校野球選手権大会も今日20日が決勝戦、初秋を感じながら迎える、クライマックスの閉会式は毎年一抹の寂しさを胸に抱く。
 甲子園球場の外野席辺りには「赤トンボ」が群れて飛び始め、浜風が微妙に変化してくるのもこの頃だ。
 子どもの頃、球場付近で、暑さの盛りを過ぎた頃に低地に降りてくる「赤ヨンボ」を捕らえるのに夢中で遊んだ想い出が蘇る。
          

 9:00ポラリス DS小林入室、本日はスタッフ6人・利用者14人の賑わしさ、別注アイスクリームを戴きながら新潮社 安部公房著「けものたちは故郷めざす」読書。

         

 敗戦後、果てしなく広がる極寒の大陸荒野を彷徨う少年はただ生き抜く、そして故郷に向かって進む・・・ノンフイクション作家でもない著者が日本敗戦後の大陸内の事件を残酷さとやさしさで描く、胸を締め付けるような展開に引きつけられる。

           
 9:30分オリエンテーション、リーダーはO氏、本日の話は「再度オリンピックを東京へ誘致する都知事石原氏」、2016年に続き、再度2020年夏のオリンピックに挑戦を発表、都内でのアンケート結果は賛成49%、反対51%であった。
 反対51%は「誘致に使う費用があれば東日本大震災に寄付すべき」の声が多く、9年後の2020年に希望をつなぎたい前向きの姿勢が見えてこない。
 27歳で体験した1939年の「東京オリンピック」を振り返ると、後世の子ども・少年・青年に大きな夢を与える世紀のイベント開催は絶対必要と思う。

          

 O氏最後の挨拶は「定年退職お別れのお言葉」、3年5ケ月勤務したディサービスセンター小林を65歳の定年退職することになりました。
 サラリーマン時代と異なる福祉環境で沢山な人との出会いと感動に恵まれ、人生の中でも素晴らしい経験をさせていただき、ありがとうございましたと結ばれ、皆さんから「お世話になりました」との言葉と盛大な拍手が送られました。
 本日の約90分間「9種類マシントレーニング」は毎回後半でダレてくるので、最後の三つ№7~9の器械操作にポイントを絞り、筋トレ始める。
 同時に、第93回全国高校野球決勝戦 光星学院(青森)-日大三(西東京)がプレイボール、№1~6のマシン操作を終える度び、テレビの前にセットされた麦茶給水所に立ち寄り、70mlの補給を行いがら、去りゆく夏の熱戦を名残り惜しく応援する。
 光星学院は東北勢初の、日大三は10年ぶり2度目の優勝を狙う。

           
 10:30分頃から最終コース№7~9マシン、「レッグフレクション両膝曲げ」・・・椅子に座った姿勢を鏡に映し、左右対称・姿勢をチエック、負荷2.5㌔のウエイトをゆっくり曲げる。ポイントは機能全廃の左足・左膝が右足の反比例動作で動いているかに注目する。

          
 「トーソーフレクション背筋」・・・椅子に腰を降ろしてから伸ばした麻痺左足を前方左右バーの左にセットする事が大事な仕事、上手く両足を伸ばし、両手を前で組むとスタンバイ完了、麻痺左手を上に伸ばし、同時に背筋を鍛えていく。

             
 「ヒップアダクション股関節閉じ」・・・背中の側板を直立、両足が左右に筋肉が引張られる位に開脚、最大限伸びた位置からゆっくり閉じていく。左右お尻筋肉が鍛えられる事を意識する、このマシンを大事にしていくとお尻の肉がペシャンコになることは防ぐことは可能だ。

 


雨の降る七夕、マシントレーニング励む仲間は14人、体力維持の男性93・92歳!

2011-07-07 14:10:22 | 「パワーリハビリ」

 東日本大震災発災以来119日目、朝日新聞大見出し、「九電、原発容認メール指示」国主催番組 社員らに<投稿を>、九州電力玄海原子力発電所(佐賀県)の運転再開問題を県民に説明するために国が主催した6月下旬のテレビ番組で、九電幹部が再開賛成の意見を電子メールで送るよう、自社や子会社の社員らに働きかけていたことが6日わかった。
 九電の真部利応社長は同日、会見して謝罪した。
 昨夜、一晩降り続いた雨は七夕の朝も降雨で迎える。
 梅雨時の7/7は記録的にも晴れ三分の一、雨三分の一、曇り三分の一、先週のラジオ放送にて陰暦礼賛者が七夕は8/6で飾るべきと言われていたことを思い出す。
 梅雨前線が北上し、局地的に激しい雨が降る予報。山間部などでは土砂災害の警報が発令されている。

            

 8:40 ポラリス大型送迎車到着時は本格的な降り、家人に傘で送られ、送迎スタッフの傘に迎えられ、車中に収まる。
 今朝は自宅が一番、逆瀬台→南口と廻るが降雨時は傘の迎えと乗り込みでスタッフは大変なご苦労、大型車は効率がいいが、体が不自由な人には乗り込み動作に大変苦労する。
 到着時は幸い小降りで迎え傘は不必要、女性4人掛けのテーブルに座らせて貰い、周囲の先輩男性から冷やかされる。


      

 談笑中の読書は「女盗賊プーラン」、残虐非道な犯罪者と脚色された、読むことも書くこともできない著者は「神様、わたくしは苦しむために生まれてきたのですか、奴隷になるために生まれたのでしょうか、いっそのこと動物に生まれればよかったのに」と神に問い続けた自伝風物語はグイグイ胸を締め付けられながら彼女の苦難に絶句する。
 
女性席のOさん(85歳)は在住コミュニティにてスケッチ風の顔彩画を学ばれ、本日作品集を持参され拝見、画材は全て「花」、鉛筆で丹念に描かれたデッサンに色付けされた素朴にして可憐な作品に魅せられる。
 
細かく寸描された「アジサイ」、色彩の変化を微妙に表現されている。
 早朝6時から始める淡彩画は何よりもの至福の時間、腰の痛みも忘れ没頭できるとニコニコ笑顔だ。
 高齢者は、それぞれ得意の趣味を持つ事が日々の生活を豊かにしてくれることがOさんの貴重な体験が立証してくれている。
 バイタリティチエック (血圧147-78・体温36.2℃)、皆さんとお喋りに夢中になると起立性低血圧は高くなる。
 本日の雨天時、余り話をする人も無く、無為に自宅で一日を過ごしていると低血圧は以前継続していたであろう。
 雨天時、送迎付きの「パワーリハビリテーション」の存在に改めて感謝する。
 本日は5/22イベント「災害支援みんなの広場」にてスタッフ統一の胸に指を組み合わせたシンボルマーク、背中に「宝塚広域ボランティア連絡委員会」と入った黄色のTシャツを着用、スタッフからは由来を尋ねられ、長老組から若者扱いにされる。
 年齢に関係なくTシャツが着用できる環境に在って、周囲の皆さんがそれぞれご評価いただける喜びに浸る。

             
 9:15分オリエンテーション開始、S所長からポラリス便りの説明があって、本日ポラリス本部から大改装した小林ディサービスセンターの写真を撮りに来るので協力要請があった。

      

 今日は「レッグエクステンション“両足伸ばし”」からスタート、出席者が14人、次の演技者がスタンバイ、スムースにローテーションが廻って支障なく、稼働するように協力するのも利用者の努め。
 30回のマシン運動は基本に従って、カウント発声は明瞭に、要領良く行う。
 隣の「チエストプレス“両手挙げ”」に取り組んで居られる方はT氏(92歳)、Tさんはカウント20回、何時も笑顔で楽しく取り組んで早く終了する。

             

 今一人の長老大先輩F氏は物理療法からスタート、スタッフの指示する組合せの巧みさはこのローテーションにある。
 「ヒップエクステンション“股関節開閉”」の運動に取り掛かる際、T氏は「マルチエクステンション両手引き」、F氏は自主トレの「パタパタ」に汗を流され、効率的に運用されている


麻痺左足「真っ直ぐ」、ストレッチベンチ・パタパタの効果絶大!

2011-07-01 13:57:14 | 「パワーリハビリ」

 東日本大震災発災以来113日目、朝日新聞大見出し、「消費税10%明記2010年代半ばに修正、政府与党の社会保障改革検討本部(本部長・菅直人首相)は30日、税と社会保障の一体改革で「2010年半ばまでに段階的に消費税率を10%まで引き上げる」とする政府・与党案を決定した。
 東日本大震災被災者数、死亡15,511人、行方不明7,189人・・・警察庁まとめ30日現在。
 文月(ふみづき)、 7月1日(しちがつついたち)、1年の半分が過ぎて年末まで、あと183日となる。
 
湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定な、今日の兵庫県の天候。

    

 連日となるポラリス送迎車到着時は小雨が降り、女性スタッフの傘に迎えられ、パワーリハビリテーションへ出掛ける。
 金曜日は4人女性席に、お許しをいただいて着席、書棚の文芸春秋6月号を読みながら談笑にひと時を過ごす。
 孫・曾孫と同居されるUさん(89歳)、娘さんが毎週来宅、一週間分お料理を調理されるが曾孫は大祖母を「ワンワンバーバ」・祖母を「栄子バーバ」と呼び分け、幼稚園へ行くとき、帰宅時は必ず部屋に挨拶に来る、微笑ましいお話を伺い、骨折治療退院後日増しに回復されるUさんの元気の秘宝を探った感じ。


      

 文春6月号は東日本大震災特集号、・関東大震災と東日本大震災を比較する対談集・文芸春秋が伝えた震災・津波・被曝の証言等読み応えのある記事に熱中するが一番気にいった記事はNHK名物キャスター「頑張れ」と言わないで・・・。
 NHK仙台支局のキャスターが避難所をインタビューして寄せられた声をありのまま現状を伝える番組の視聴率が上昇している。
 その中でキャスターは「頑張れる人は頑張ってください、無理の出来ない人は無理する必要はありません」とコメントした言葉が大きな感動を呼び起こしている。

           

 9:15分、マシントレーニング開始、本日スタッフ指示は両手上げ運動「チエストプレス」からスタート⇒股関節開閉運動「ヒップエクステンション」⇒両手引き運動「マルチフアンクション」と続く。
 毎回、同じ機種から始めるより異なった方が趣が変わって新鮮な気分で取り組めるのが不思議に感じる。
 №4は水平姿勢両足押し運動「ホリゾンタルレッグプレス」⇒両足伸ばし運動「レッグエクステンション」⇒最終6番目の機種が体幹を鍛える腹筋・背筋運動「トーソーエクステンション」。「レッグエクステンション」・「ヒップエクステンション」・「トーソーエクステンション」の裏運動を行って、9種類のマシントレーニング終了。

      

 仕上げは自主トレーニングと呼ばれる筋肉のストレッチ体操、88歳のTさんが軽々とこなされる両手両足漕ぎ「バイオステップ」は不得手な種目、両手・両足のバランスを欠く最大の原因は麻痺下肢の「爪先」・「踵」にある。 運動の基幹ポイントは「アキレス腱」と古来から言われてきているが正に実証されている。
 麻痺下肢の大腿四頭筋・ひらめ筋を伸ばし、柔軟に保つ「ストレッチ台」・「のびのびストレッチ」は当初「ストレッチ台」に座って麻痺足を延ばすこと、「パタパタ台」へ移乗する事に大きな抵抗があったが現在は軽々と乗り越え、左に曲がっていた下肢が真っ直ぐに伸びてくれるのが嬉しい事だ。

             


大スクリーンの醍醐味、映画サロンに沸く、DS小林「パワーリハ」連続二日目

2011-05-28 14:18:56 | 「パワーリハビリ」

 東日本大震災発生以来78日目、朝日新聞大見出し、「風評被害 全作物に賠償2次指針案   福島と北関東3県  千葉の一部、東電原発事故に伴う損害賠償の範囲や目安を定める「第2次指針」の原案が27日、判明した。
 福島・茨城・栃木・群馬の4県の全域と千葉県の2市1町の農産物について、全品目を風評被害の賠償対象と認定する内容が盛り込まれている。
 昨夜は冷たい雨が降り続き、就寝時は長袖の寝巻を着込んでも両足が冷たく、寝付かれない。昨晩の天気予報では非常に強い台風2号が石垣島の南を北上、28日昼前には沖縄県石垣地方は暴風となる見込みと伝えられ、週末は大荒れの天候となりそう。

          

 8:45分、昨日に引き続きポラリス送迎車に迎えられた頃は曇り空が広がり、温度は低いが雨は降っていない。
 台風2号は南西諸島から東日本にかけ、広範囲で大雨となる恐れ、さらに活発化した前線の影響も加わり、豪雨が予想される。
 到着時のDS小林の話題は台風予想、激しい雨予報が外れ、いささか台風2号の速度の遅さが幸いしている様子。
 テーブル上には映画大フアンの看護師Oさんが持参された、5月末~6月中旬に封切られる和洋映画の最新パンフレット類が山積みされ、映画の話が盛り上がる。
 最新ニュースは何と言っても阪急今津線を舞台にした「阪急電車」、観に行かれた方が3名、各自が「ほのぼのとした」・「「見慣れた沿線風景」・「祖母と孫の生き方」等感想を述べるも共通するのは「大阪のオバサン」の扱い方が鼻につくことだった。
 
小林駅北側線路沿いのKさん邸宅が電車の進行中で車内から見えたか、見えなかったかが論争、肝心のKさんは映画に全く関心が無く、映画好きに勿体ない事と羨ましくも思う。
 Oさんが観られたのはシリーズ作、5/20ロードショー「パイレーツ・オブ・カリビアン」、新しい魅力が展開され、楽しかったの感想。
 10数毎のパンフレットの中からの話題作は6/11公開「さや侍」・6/18全国ロードショー「127時間」・8/27ロードショー「日輪の遺産」・・・大スクリーンで見る映画の醍醐味・期待感で胸が躍る話題作が勢揃いしている。
        

本日のバイタルチエック体温36.7度、血圧111-66
 9:15分、オリエンテーション本日のリーダーはNさん、現在話題の言葉は「断捨離」から<老前整理>、高齢者は生命力が横溢している時に身辺整理を済ませておくことが大切と説明される。
 
高齢者の転倒は室内が片付けられていない事からが起因する事が多く、住居の衣食住に関するモノを元気なうちに整理整頓するように勧められる。
 
先週、家人が衣装ダンスを整理するからと、現役時代背広上下・ジャージ等を大量に廃棄処分され、半身不随の悔しさと、想い出が抹消される寂しさについ不機嫌な態度を取ったことが頭をよぎる。
 
家人にすれば「老前整理」を実践してくれたことで、嘆くより、感謝すべきだったと反省する。

       

 本日はスタッフ5人に利用者6人、マシンのローテーションに、余裕があるので9種類のパワーリハビリテーションは各40回と心に定め、№1(レッグエクステンション)~№9(ヒップフレクション)まで気合を入れて取り込む。
 カウント「イチニサンシー ゴーロクヒチハチ」を360回繰り返すと、咽喉に刺激を与え、毎回渇きを覚え、50mlの水分補給は合計450mlを勘定する。
 他に到着時の熱い日本茶、終了時のコーヒーを勘定に入れると、DS小林が奨める滞在中の補充飲料水500mlは充分クリアーしている。

        

 マシントレーニング360回は全身筋肉に刺激を与え、全身の血流を活発にする等効果の大きさを自覚する。
 筋肉トレーニングを2日続けて運動の出来る幸せを噛み締める。
 〇新潮文庫 遠藤周作  「沈黙」を読む。

 


「歩行」に絶対不可欠「爪先・踵・膝」の働き、運動神経遮断された体に「三機種」の効果?

2011-05-12 14:18:18 | 「パワーリハビリ」

 東日本大震災発生以来63日目、朝日新聞大見出し、「3号機も高汚染水流出福島第一  海で基準の1.8万倍、東電は11日夕、3号機で取水口付近の汚染水を防ぐ為に設置されたシルトフエンスの外側の海水から基準濃度の約1万8千倍のセシュムを検出したと発表した。
 3号機で確認されたのは初めて、東電は応急の流出防止策を講じた。水漏れの事態について東電は漁協、政府は米国・周辺諸国に連絡した。
 2号機についで3号機も同じような水漏れが起きたことは、極めて重大な問題だ
 昨夜は非常に激しい豪雨に見舞われ、深夜から未明の集中降雨が心配されるも早朝は大雨警報が解除され、1号台風(勢力を落とし熱帯低気圧に変化)の影響は免れる。
 今日の兵庫県は日本海を進む前線を伴った低気圧や熱帯性低気圧の影響で、雷を伴った雨予報。
      

 9:00(株)ポラリスDS小林「トレーニングルーム」入室、「パワーリハビリテーション」開始前後は「DS小林文庫」から文芸春秋5月特別号を拝借して読み耽る。
 今月号は総力特集「東日本大震災 日本人の再出発」、天皇陛下のおことば全文、著名作家の寄稿文から叡知結集41人の緊急寄稿等継続した震災支援を命題とする、日本国民として「われは何をなすべきか」を考える指針となる。
文中から
「陛下のおことば」・・・被災者のこれからの苦難の日々を私たちが様々な形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います。
 「石原慎太郎氏」今こそ他力本願の甘えを脱し、日本人が自立すべき時だ・・・若者たちが目覚め、多くが被災地で復興のために汗を流すようになれば、素晴らしいことだと思います。
 「瀬戸内寂聴さん」今こそ、切に生きる・・・黙って耐え忍ぶ。被災地の人はこの災害にじっと耐えている。
 幸いにして、この度は被災を免れた者は、被災者にこれ以上耐えさせてはならないと思います。
       

 9:40分「マシントレーニング」開始、出席利用者は①体を温める「ホットパッグ」組②自主トレ三機種組③パワーリハ六機種組に分かれて、筋肉トレーニングに励む。
 パワーリハ六機種組でスタート、心掛けることは9種類マシン毎に1、コップ50mlの飲料水、2、声出しは「ハッキリ」カウント、3、マシン移動は マシン⇒給水ポイント、4、各マシン30回励行
・・・を着実に実行する
 時間の経過と共に血液の流れが良くなることが自覚され、心地良い空腹感に満たされていく。
      

 10:50分、自主トレ三機種①ステップバイク②ストレッチベンチ③のびのびストレッチ、運動開始。
 この三機種は筋肉を鍛える事より、筋肉のバランスを矯正する事が主たる目的。
 左半身不随者には右半身の健常筋肉と左半身の機能全廃筋肉との、バランスを保つ、至極困難な調整動作となる。
 「両手両足漕ぎ」は左半身の下肢麻痺からくる「爪先・踵・膝」の機能全廃、上肢麻痺からくる「握力」低下が原因して、滑らかな動きが全く不可能。
 しかし、初めて取り組んだ時に比べると、ぎこちなさが解消してきたと思う。
 ストレッチベンチ・のびのびストレッチは「爪先・踵・膝」の機能回復が少しでも可能となる様に関連筋肉の柔軟さと伸びを追及する。
       


麻痺上肢リハビリ、診療拒否以降6年、パワーリハ「マシン」2種類にすがる・・・!

2011-05-07 14:51:45 | 「パワーリハビリ」

 東日本大震災発生以来58日目、朝日新聞大見出し、「浜岡原発 全停止へ首相の要請受け入れ、中部電  防潮堤新設まで、菅首相は6日、東海地震の想定震源地である静岡県御前崎市にある中部電力の浜岡原発について、すべての原子炉を停止するように要請した。
 停止期間は2~3年後の完成を目指す防潮堤新設までとなる見通しだ。
 
「衣替え」の季節、早朝の「ひんやり」が感じられず、高温予想で半袖に、家人からは「風邪ひくよ」と注意を受ける。
 本日の天気概況では、兵庫県は日本海を東進する寒冷前線の影響で次第に雲が広がる予報に関わらず、高気圧に覆われ、気温はドンドン上がり、26.5℃まで上昇する。
         

 8:40分、ポラリス送迎車に迎えられ、ディサービスセンター小林にて、「パワーリハビリ」マシントレーニング、バイタルチエック受診テーブルでは、2週間ぶりに話好きなKさんと同席。
 話題は主治医の件、06年の医療法改正以来、「市立病院」・「公立病院」にて、健診・施薬は利用が出来なくなり、住居近辺のクリニックにて、診断を仰ぎ、薬を調整して貰っている。
 その結果、ご主人が通院されるクリニックでは、症状を訴える度に、薬の種類が多くなり、管理する奥さんの手間が増大する。
 薬の副作用も怖く、入院時の市立病院担当医師に相談すると笑いながら、医師は患者から症状を訴えられると薬を処方するのが常識ですと返答があった。
 街の診療機関「クリニック」の先生と患者の信頼関係が成立して、初めて、全面的に健康診断を受診、定期的なMRIは紹介書を頂いて、大型病院で受診する。
 私も含め、「脳卒中」後遺症患者に多い「高次脳機能障害」を治療するクリニックは近辺に見当たらず、数少ない大学病院に頼らざるを得ない現状を嘆く。
           

 9:30分、オリエンテーション開始、本日のリーダーはKさん、話題は5/8「母の日」プレゼント、スタッフを含め、本日出席の女性は全員、当日のプレゼントに知恵を絞って居られる。
 日頃の生活様式から「バック」・「衣類」・「財布」・「小銭入れ」等を対象にするが贈っても勿体ないとタンスに仕舞わられるので消耗品にする人もある。
 「母」の在住場所で贈り物が変わる話は「嫁・姑」の関係で微妙に変化するのが面白い。
 
「モノ」が溢れる今日、花束・花鉢も種々の店舗を廻って選択される方もあって、女性らしい心の配りように感心する。
 亡き母は「花より団子」、甘い物が好物な人で美味い銘菓を送ったら喜んでくれたことを懐かしく思い出す。

            

 9:50分、6機種9種類マシントレーニング開始、6年前、PT(理学療法)・OT(作業療法)・ST(言語療法)受診が不可能に・・・、「脳卒中」発症後180日経過患者は全て、介護保険適用となり、リハビリテーションは「パワーリハビリ」のみに依存する。
 9種類のマシンの中で、麻痺上肢機能回復対象マシンは「マルチフアンクション」&「チエストプレス」の2機種。医学界でも機能が全廃した上肢・下肢の機能回復訓練では上肢は困難と言われ続けているが訓練しないと益々硬直が進み、歪な形に変形する恐れがある。
 「マルチフアンクション」“両手引き”は椅子に座り、麻痺手でグリップを握り、右手の力を借りて、肩甲骨を挟むように引いては戻す。マシン操作で握力の回復と肩甲骨筋の柔軟性が期待される。
                 

 「チエストプレス」“両手上げ”は同じく麻痺手で左上方のグリップを握り、右手の力を借りて上げては戻す。
 「チエスト」胸の筋肉を広げ、左上腕二頭筋を鍛えるのに役立つ。


街路樹 花みづき・満作が美しい「中津浜線」、「股関節」強化マシンは“これのみ”!

2011-05-05 15:01:56 | 「パワーリハビリ」

東日本大震災発生以来56日目、朝日新聞2面記事見出し、「原発避難  無力だった防災計画」、3/11役場の通信途絶 受け入れ態勢後手3/12無線指示混乱「西へ逃げよ」大渋滞、国内史上最悪の原子力災害となった福島第1原発の事故、自治体が作った防災計画の想定をはるかに超えていた。
 情報不足、交通渋滞、
住民全員がいっせいに避難する現場は混乱を極めた。
 GW「近場」が大盛況の報道に「ホット」する、「USJ」・「須磨海浜水族館」・「太秦映画村」は近隣府県の家族連れで大賑わい、家内が妹と出掛けた「大阪ステーションシティ」は「JR大阪三越伊勢丹」と専門店街「ルクア」の開店で50万人近い客が押し掛け、近づくことも不可能で3番街で昼食を摂った。
 南北に巨大商業ビルを従えた「大阪駅」、大阪の顔「北」が大きく変容しつつある。
 北陸以西は高気圧に覆われ、晴れ上がり、気温も二桁台に、各高速自動車道は上り線で渋滞が起こっている。
 東北大震災以来、ゴールデンウィークを契機に復興需要が少しづつ、喚起されていく徴候が感じられる。

            

 8:40 ポラリス大型送迎車に迎えられ、逆瀬台~南口~中筋を経て、中津浜線へ、街路樹の最盛期は過ぎたが新緑と重なりあって、「花みづき」・「満作」が美しい、天候に恵まれた「子供の日」。
 運転スタッフに伺うと「支那満作」の名称、マンサクとは「まず咲く」とのことで春が近づくと、枯れた木の中に4枚の細い花弁をつけた黄色い花が咲くそうです。
 今は花が落ちて赤い葉が盛りを示し、「花みづき」と綺麗なコントラストを見せて、眼を楽しませてくれる。

             
 到着したディサービスセンター小林のテーブル上には可憐な花「小手毬コデマリ」が3鉢、「野の草の図鑑」と共に置かれ、花の好きな利用者・スタッフのお蔭で、気分が癒され、且つ、花の勉強に喜ぶ。
 早速、図鑑で調べると「バラ科」、小さな5弁の花が半球状に集まり、それがあたかも一つの花であるように見え、いみじくも小さな手毬とは上手く命名したものです。
 9:30分、オリエンテーション、本日のリーダーはK氏、お話は「葵祭り」、5/4下鴨神社で行われ、テレビに放映された「斎王代」が身を清める「禊ぎの儀」の解釈、葵祭は5/3の「流鏑馬神事」、5/4の斎王代女人列から、5/15京都御所を出発した行列は下鴨神社を経て、上加茂神社へ詣でる「加茂祭」にてクライマックスを迎える。 平安朝時代から続く儀式は宮中の儀式だけは省かれ、「路頭の儀」・「社頭の儀」が春を演出する。
 鎌倉、室町時代は衰え、元禄時代に再興、東京遷都で中止されるも、明治中期に復活して今日に至る。
 
5/15 総勢500名に及ぶ平安貴族行列は牛馬に至るまで「葵アオイ」の葉で飾られ、葵祭の由縁と初めて聴き、知識が深まる。
 「アオイ」は山の清流に自生、小さな花を咲かせるが保存が効かないので当日に1万本当たりを準備すると伺い、三大祭りの一つの歴史の深淵さと文化が偲ばれる。
                  

 9:50分、マシントレーニング開始、本日の重要マシンは「ヒップアダクション・アブダクション“股間節の開閉”」、「脳卒中」後遺症に伴う、上肢・下肢機能全廃は運動神経機能が断たれ、股関節を動かす事が不能になると、お風呂に入るとき、湯船を跨ぐことが叶わず、機械入浴のお世話になる事になるので、毎回真剣に取り組む。
 
初めの両足を開く運動は、閉じた膝を開く意識で「イチ ニー サン シー」でゆっくり股関節を開き、「サン シー ゴー」で閉じていく。
 
開いた両足を閉じる際はマシンの力を借りて、左右に最大限開脚、お相撲さんの股割を真似て、ギリギリまで開き、数分間伸びている筋肉の感触を楽しんで、閉じ込んでいく。

 


筋肉は協調しないと効果が半減、筋肉バランスを体に教える「バイオステップ」

2011-04-23 14:03:50 | 「パワーリハビリ」

 東日本大震災発生以来44日目、朝日新聞大見出し「原発 賠償範囲に目安精神的な損害 対象 審査会1次案、東電の原発事故に伴う損害賠償を早く進めるため、国の原子力損害賠償紛争審査会は22日、損害判定の目安となる1次指針案を作成し、大筋合意した。
 当面の被害について、住民の精神的な損害も賠償対象とした。
 産業への賠償では、農漁業の風評被害についても、1次指針に盛り込められる可能性が出てきた。
          

 きょうもぐずついた天気がつづく。
 
朝から、冷たい雨が降り続き、9:40分(株)ポラリスデイサービスセンター送迎車到着時は、激しく降り、スタッフの差し出すゴルフ用の広い傘に迎えられ、大型送迎車の最後尾席に体を収める。
 送迎の順番段取り上、4列目の椅子を奨められ、右手はルーフ取り付け皮グリップを握り、ステップに右足を懸け、車内へ全身を持ち上げ、後部座席へ移動するには麻痺左足に体重を移して、体を低くして上手くシットダウンに成功。
 「パワーリハビリテーション」ではマシンへの移動動作は日常生活に直結する基本動作として、大切さが強調されているが、送迎車内に於ける体移動動作も日頃の訓練成果をテストする貴重な場所だ。
 9:30分マシントレーニング開始時、戸外は真っ黒な雲に覆われ、激しく降雨が継続する。
       

 本日のポイントマシンは立ち上がり動作に大切な「ホリゾンタルレッグプレス“水平両足押し”」、足板に懸ける両足の位置は麻痺足を正常位置に、右足は力を損なう高い位置にセット、25kgのウエイトを膝が伸び切らないところまで押し込んで戻す。
 膝の微妙な使い方が重要な要素、椅子からの立ち上がり時に体重が前に懸って、膝に伝わってくれるとスンナリとした起立姿勢が確保可能だ。
       

 自主トレーニングマシンは半身不随者に苦手な器械「バイオステップ両手・両足漕ぎ」、麻痺左足をスタッフの手を借りて、左踏み台に固定、麻痺左手は右手の助けでグリップを握り、右・左と漕ぎ始める。
 健常者、歩行の際は意識しなくても右手が前に、左手が後ろに、両足も同じ動作を繰り返すことで姿勢の正しい歩行となる。
 半身不随者は片方が麻痺のため、「前へ」・「うしろ」の反復動作が出来ないので不格好な「チョンチョン」歩きとなる。
 麻痺回復は不可能なれど、装具を付け、速度が遅くとも筋肉が協調して、歩行の際、前後運動が可能になることを念願してギコチ無いながら5分間漕ぎ続ける。

      

午後は断続的に雨が降る中、家人と西公民館図書館へ訪れ、近代史コーナーにて長い予約で順番が廻ってきた新潮社梯久美子著「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道」、他に書棚から・三修社星亮一「仙台戊申戦史」・講談社保坂正康「昭和史七つの謎」を借用する。