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今日はお月見の日なんだね。
難しく云えば中秋の名月を愛でる日なんだって。
名月は誰でも分かるよね、キレイな月なら満月でも三ヶ月でも名月だ。
でも、中秋(仲秋)って何だ? 中だから中間って思うけど、
一年の真ん中でもないしね。 ひと月の中間なんかな~?ってボケた頭をひねったけど出て来ないんだ。
そこで判らない時にはインターネットって手段だね。
調べてみたよ、中秋を・・ね。
まず、昔は季節については今と違ってかなりズレてたんだ。
太陽暦と太陰暦の差ってもんだね。
現在の一月は冬だけど昔は春だったんだ。
だから今でも年賀状なんかに「初春」とか「迎春」とか書いてるのは、
昔の旧暦の名残りみたいなもんだね。
昔は1~3月は春、4~6は夏、7~9は秋。10~12月が冬って呼んでたんさ。
だから、旧暦の8月は秋の真ん中月だから中秋(仲秋)だ。
その8月15日あたりの月が満月で、秋の澄んだ空気で綺麗に見えたからお月見の風習が始まったそうだよ。「十五夜お月さん」って云われてね。
最初は中国の田舎の里芋の収穫祭だったんだって。
その風習が都に伝わり宮廷で饅頭や団子も里芋と一緒に供えるようになって、
さらに上流階級は月餅を作って祝ったんだって。
その風習が平安時代に日本へ伝わって現代に迄残ってるんだね。
仲秋の名月を「芋名月」って云う事もあるんだって、やはり里芋が起源なんだね。
ツイデに季節の真ん中の月が中(仲)なら、初めの月は初、最後の月は晩だって。
春なら1月は初春、2月は中(仲)春、3月は晩春ってね。
余談だけど、初婚・晩婚ってのはあるけど、中婚ってのあるんかね?
春夏秋冬すべて初・中(仲)・晩の順で統一してたんだ。
たしかに初春・初夏・中秋・晩秋・初冬なんて字句は普段でも良く使うね。
今でもキレイな名月なかなか見えないけどね。
「中秋の名月、十年に九年は見えず」って云われてる様に
昔も同様めったに綺麗な月見は見えなかったんだね。
江戸時代にはお月見は大切な行事だったらしいよ。
「名月や 池を巡りて 夜もすがら」って芭蕉も月のオッカケをしてたんだから。
上流階級から下々の人まで名月を見ようと毎日頑張ってね、
「十五夜」の前夜の月を「十四夜」(宵待月)、後の月を「十六夜」を(イザヨイ)、その次の「十七夜」を(立待月)、「十八夜」を(居待月)、「十九夜」を(寝待月)・・・って、立ったり、座ったり、寝たりして執念で綺麗な月見が出来る迄待てたんだって。
江戸時代はかなりノンビリしてた良い時代だったんだね~。
一緒に供える「ススキ」(薄)を軒先に吊るしておくと、
それから一年は病気にならないって言い伝えがあるんだって。
迷信だろうけど、”イワシの頭も信心から”って事もあるからね。
ツトムさん家じゃ明日から吊るしてみるからね。
今日のヨタ話もタメになったかな~。
十五夜団子で腹いっぱいだから、もうオネムだよ~。
よろしくお願い申し候。