ツトムさん家の写真日記。

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第908回 群馬県吉井町 仁叟寺 下。

2014-11-11 12:00:00 | 旅行

2014 09 27(土)


仁叟寺境内に安置された諸仏・石碑など拝見しながら散策です。

     中国風な文殊菩薩坐像。                           慈光観音。      
   
上右画像は僧侶の食事から分けた飯粒を全ての精霊に供する「生飯台」(さばだい、小鳥の餌台)。

不動明王を中心に滝が流れる“不動の滝庭園”。
 

日本一の大十三重石塔以外にも境内には8m級の十三重いし塔が沢山建てられ、仁叟寺は「十三重塔の寺」と言えます。 
  
欣正園と名付けられた庭園に立つ「子育観音」と犬・猫を前に置いた「生類供養塔」。

戦没者供養と平和を祈念し戦後50年に建てられた“平和記念塔”。 近くに寝釈迦石像なども安置。
 

歌碑句碑もあります。「仁叟寺の 竹林深く 山吹の 黄のまぶしも 八重のひともと」(吉井町の歌人 井上あやめ)。
「竹林を 越えて春訪(く)る 仁叟寺」(作庭師・耀山)の句碑。
 

仁叟寺三十世大澄隆司像(左) 仁叟寺二十九世雲巌石橋大和尚二十七回忌石碑(中) 寺本欣正翁像(右)。

大二十九世雲巌石橋(うんがんしゃっきょう)大和尚は仁叟寺の復興改修に尽力し“再中興開山号”の称号を授けられた名僧。

「人生振り返れば夢 眺むれば乱雲険山の道」、 「成功とは 夢の土俵が完熟すれば 極限一途不退転で」、共に寺本欣正の辞言碑。
 

竹林に展示されていた化粧瓦。縁起物の十二支が浮き彫りされています。
 

境内の小高い斜面に穿たれた洞窟は“願掛け穴不動”。 青銅製の不動明王立像がまつられ、お百度参りすれば大願成就すると伝えられています。
 

仁叟寺の檀家総代で大檀那の寺本家墓地と寺本欣正銅像(賛光電気・サンコー72CCの創業者)。     墓所に置かれた龍彫刻の球石碑。
  

村上鬼城が仁叟寺で詠んだ「大寺や 松の木の間の 時雨月」の俳句碑と慈母観音像。


左、延寿堂。右、薬師堂。 堂内に安置された「薬師如来立像」(頭部は鎌倉、躰部は室町時代初期の作)は町の重要文化財。
 

広大な境内には様々な尊像が拝見できます。 十一面観音。     私は幸せ地蔵。       素朴な佇まいを見せる木の根地蔵尊。
   

仁叟寺本堂裏には当山鎮守の稲荷大明神社。 モクの大木は吉井町の天然記念物。(高さ28m、樹齢約350年)
  
上右は地中より幹が5本生えている「五輪桜」(ごりんざくら コヒガンザクラ)、春には見事な花を咲かせる名物桜。

仁叟寺の墓所を訪ねてみました。                                   近年建てられた可愛い小坊主の六地蔵。
 

仁叟寺の開基で、この地の城主・奥平貞訓公の墓塔(天佑院殿仁叟貞訓大居士)。 溝口豊前守勝信公墓碑(智光院殿実参了心大居士)。                  
 

長谷川淡路守墓碑(長松院殿恵林了智大居士)と長谷川讃岐守墓碑(祖庭院殿趙英宗伯大居士)。
 
上右は仁叟寺の再建に尽くし、仁叟寺中興開基号を贈られた吉井町の豪商・秋山豊次郎の墓所

墓所の中央には綺麗に整列された仁叟寺歴代住職の墓があります。



仁叟寺にはまだまだ沢山の見所があり、興味尽きない西上州を代表する古刹なのです。



2014 11 11(火)記。       前橋市      最高気温 15.3℃      最低気温 9.9℃


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