ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第476回 中山道 木曽路の旅 4 妻籠宿 名所 上。

2009-12-10 17:15:51 | 旅行
2008 11 23(日 勤労感謝の日)

妻籠宿の名所を訪問した場所だけ御案内。

妻籠宿の入り口に崩れかけた大きな岩が「鯉岩」。
中山道名三石つと云われ、昔は右下画像の様に鯉の瀧登り形をしていたそうです。

 
明治24年(1891)10月28日の濃尾大地震で頭部が崩落・横倒し、現在の変わり果てた姿になりました。

しばらく歩くと正面に高い立て札が・・・“高札場”と言います。
江戸時代に奉行所からの禁制令や御定書など掲げた場所です、現代では云うなら官報掲示板でしょうか。

 
なかなか風格漂う掲示板「高札場」です。
(妻籠観光協会協力。)
「きりしたん禁制札」「徒党逃散禁制札」~「毒薬・似せ金禁制札」まで、江戸時代に庶民が守らなくてはならない政令御法度などを威圧的に掲示しました。
文字の読めない人のため、庄屋さんは正月に高札場で読んで聞かせる役目があったそうです。

更に進むと右側に見えてくるのが延命地蔵堂
 
文化10年(1813)近くの蘭川(あららぎがわ)にあった地蔵尊が浮かび出ている大石をここに運び祀りました。
この石が常に濡れている様に見える事から「汗かき地蔵」とも言われています。(内部画像の正面下部。)

延命地蔵堂の脇にある道祖神は唐時代に脱世俗的な人生を送り、後に高僧・詩僧になった「寒山拾得」(かんざんじっとく)を刻んだ石像。(両者は文殊・普賢菩薩の化身とされる。)

寒山は巻経文を、拾得は高箒を手にした非常に珍しい石像です。


妻籠宿一番の見所は寺下地区の“枡形”。 
江戸時代の宿場町の面影を一番良く残す地区です。
花嫁道中行列は枡形を立入禁止にして行われました。


観光客が多くて閑静な宿場町の雰囲気ではありません。

宿場道が鍵の手になった“枡形”の上部、枡形の説明板もありますが少し邪魔。
 

今日(11月23日)の妻籠は何処を向いても人ばかり!
 
妻籠郵便局(妻籠郵便史料館併設。)も街並みに合わせて昭和53年に応時の建家に復元。 マークがなければ郵便局とは判別できません。

入り口の前には明治の開設時の黒い郵便箱(書状集箱)が設けられています。(黒ポストは日本で唯一。)



妻籠宿本陣横に設けられた「ふれあい館」前では樽酒の鏡開きが行われ、この地の銘酒「木曽のかけはし」の大盤振る舞い!! 筆者も一献美味しく頂きました。
 
妻籠宿本陣の正面ゲート。 本陣は平成7年に再建されたそうです。
昔は庄屋も兼務していました、この本陣は島崎藤村の母の生家だったのです。

妻籠宿本陣の入館料は300円。 門を入ると小高い正面に薄暗い正玄関があります。


一般観光客は左側隅の勝手口から入館、最初に目に付くのが土製の(かまど)です。
 
囲炉裏の薪火から立ち昇る煙で館内は燻されて眼がシバシバ・・・。

主人たちが居室する居間や客間も綺麗に復元され、由緒ある掛け軸が下がっています。
 
囲いがされたのは賓客の泊まる部屋で上段の間

本陣建物の裏側には湯殿(トイレ)など・・・。
湯殿には大きな木桶だけで、外で沸かした湯をこの木桶に運び入れたそうです。
 
着物や古箪笥などがある部屋は御納戸

本陣の裏庭風景。 清水を引き入れたには大きな緋鯉なども・・・。
 
妻籠宿本陣を見物し、観光客が沢山歩く妻籠本通りを次なる名所へ・・・。

2009 12 10(木)記。  前橋市   最高気温13.6℃

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