ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第424回 滋賀県長浜市 新放生寺舎那院と大通寺。

2009-05-11 18:27:18 | 旅行

2009 04 15(水)


長浜曳山祭り子ども歌舞伎が演じられている最中に近場の名所を探訪してみました。

最初は曳山山車が集まっている長浜八幡神社の隣に建つ古刹・新放生寺
小ぶりな山門の前に立つ石塔には「国宝 愛染明王」「国宝 阿弥陀如来」と刻まれていました。 こんな小さなお寺に国宝が2個とは・・・驚きです。
 
山門を入ると正面に七間四面総欅造りの本堂が現れました。
正式名は「真言宗豊山派 勝軍山新放生寺 舎那院」なのですから弘法大師の系列ですね。

舎那院の本堂(文化7年・1810年建築)を拝観します。
本堂正面の祭壇上に重なるように国宝の両仏が鎮座していました。

左手前の朱塗り像が愛染明王。 右奥の金坐像が阿弥陀如来様。
素晴らしい彫刻の仏像です。国宝の名に恥じない名品ですが、国宝指定は戦前までで今は重要文化財とか・・・。 国宝にも格落ちする事があるんですね。
この舎那院は814年(弘仁5年)弘法大師の開基と伝えられる極めて古い寺院です。

新放生寺舎那院の文化財を見てから歩いて5~6分の場所にある大通寺へ・・・。
通りの町並みには子ども歌舞伎の役者似顔絵など張り出されて楽しい雰囲気です。
子ども歌舞伎の事は英語で「THE KABUKI PLAYED BY BOYS」だって・・・。
 
長浜市内を流れる清流は伊吹山系から流れ下る姉川の分水流・米川と思われます。
緋鯉などの観賞魚が長閑に泳ぐ綺麗な川景色には心が癒されました。

名刹・大通寺の山門に至る道の両側には御土産屋がびっしりと立ち並び、さながら門前町の見本のようでした。
この通りは“ながはま御坊表参道”と命名されていました。。





ながはま御坊表参道”の突き当たりにドカ~ンと巨大な山門!!
名刹・大通寺の大山門でした。

大山門の至る所にの透かし彫り彫刻が施されています。
江戸時代の名工の見事な技に圧倒されてしまいました。
 
山門から入山し、境内の右手を見ると水に浮いた鐘楼が・・・。
四方を堀に囲まれた珍しい姿の鐘楼です。

広々とした境内に大通寺の本堂などが建っています。

左の含山軒・蘭亭も大屋根の本堂(阿弥陀堂)も重要文化財で江戸初期の建築。
本堂はもと伏見城の殿舎で1652~4年にこの地に移築したそうです。

阿弥陀堂(本堂)の内陣です。御本尊はもちろん阿弥陀如来様。

大通寺は真言宗大谷派の別格長浜別院で無礙智山大通寺(むげちざんだいつうじ)と云うそうです。

阿弥陀堂(本堂)から参観料500円支払い渡り廊下を通って含山軒へ・・・
渡り廊下では馬酔木(あしび)の展示即売会が開催されていました。
非売品の中には樹齢200~300年の貴重な馬酔木も展示中。
 
馬酔木は大通寺の寺花なのです。
ピンク色の馬酔木花が春を呼ぶようで可愛らしかった。

新御座と云う御座敷には見事な障壁画があります。

狩野永岳の筆になる琴棋書画図。
文字通り囲碁に打ち興じ、琴を奏でている中国人の様子が丹念に描かれていました。

新御座の襖絵は京の画壇で名を馳せた岸駒の作。
力強いタッチで描かれた梅ノ木が圧巻です。
 
戸袋にも金地に極彩色の絵画。これも狩野永岳の筆になります。

含山軒に隣接する名園・含山庭。 

晴天時には木々の間から伊吹山が借景として見られるそうです。(曇天で見られず・・残念!)

含山軒の見学から続いて蘭亭へ・・・。
百歌仙を描いた屏風と思われます? 
 
蘭亭の襖に描かれた丸山応挙筆の曲水図。
名品・珍品が随所に見受けら見応え充分な大通寺です。

浄土真宗の中興の祖と仰がれた蓮如上人が吉崎御坊から座乗して来た輿駕篭。

金箔黒漆塗りの絢爛豪華な御駕篭です。

名刹・大通寺の数々の名品を拝観堪能し、再び大山門を通って山外へ・・・。

山門から真直ぐ南に伸びる“ながはま御坊表参道”を散策しながら次なる名所へ・・・。

2009 05 11(月)  前橋市 薄  最高気温27℃

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