ツトムさん家の写真日記。

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第422回 滋賀県長浜市 長浜曳山祭り 上。

2009-05-01 22:18:00 | 旅行

2009 04 15(水)

観光バスで宿泊のホテルから10分程で長浜曳山祭り(長浜春祭り)のバス専用P場になっている長浜西中学校に到着。
あいにくの曇天の中、添乗員の後に付いて、日本三大山車祭りの一つ長浜曳山祭りが行われる長浜八幡神社へ・・・。
鳥居前の注連縄で封印された石造りの太鼓橋が印象的。
 
長浜八幡神社境内は曳山山車を見物する人達で混雑していました。
神社正面の紅白幕が掛けられた舞殿風な拝殿には神主や祭り関係者が烏帽子直垂姿で勢揃いし真面目顔で座っていました。

拝殿の後ろには長浜八幡宮の幣殿。 更にその奥の囲まれた中に本殿が鎮座。

長浜八幡神社は源義家により京都の石清水八幡宮から分霊された三神を祭っています。(1069年)
戦国時代に荒廃した長浜八幡宮を、羽柴秀吉が長浜城主だった時(天正2年・1574年)に復興した社歴1000年を誇る格式のある湖国総鎮守の古社です。

境内に勢揃いしていた長浜曳山山車は4基。全て金箔朱黒塗りの見事な造り!
左から鳳凰山・高砂山・猩々丸・寿山の本年出番の各山車です。

4月15日は長浜曳山祭り本番の日。(曳山祭りは4月13~16日迄)
山車の前の見物客達は長浜曳山祭りメインイベントの子ども歌舞伎の開始今や遅しと待ち構えていました。

子ども歌舞伎の開始まで各山車を拝見する事にしました。
黒塗りの山車は鳳凰山。祝町組が「鬼一法眼三略巻 一條大蔵譚」を演じる舞台となります。
 
鳳凰山に掛けられた見送り幕の見事な絨緞(タペストリー)は16世紀後半にベルギーで製作されたゴブラン織の逸品です。
この鳳凰山の見送り幕は京都祇園祭の鶏鉾の見送り幕とひとつながりのタペストリーであったと言われています。

金襴の楼閣造りの“”(ちん)を上に載せた美しい山車は宮町組の高砂山
子ども歌舞伎の演目は「蝶千鳥曽我兄弟 中村閑居之場」。
 
屋上に帆を張った珍しい形の山車は船町組の猩々丸。三国志の関羽張飛の彫刻が素晴しい。 演目は「八陣守護城 湖水御座船之場」

鳳凰山高砂山寿山の歴史ある見送り幕と猩々丸の三国志彫刻をご覧下さい。(全て重要文化財)
  
山車の大きな見送り幕は巨大なタペストリーを切り分け、山車に合わせて仕立て直したもので、江戸時代の織物繊維職人の卓越した技が垣間見えます。

午前9時55分、いよいよ長浜曳山祭り(長浜春祭り)の一番の演目“長浜子ども歌舞伎”の開始となりました。

可愛いお嬢さん達が笛や鉦を奏でて子ども歌舞伎の始まりを盛り立てていました。

次回は長浜曳山祭りの“子ども歌舞伎”です。

2009 05 01(金)  前橋市 快  最高気温28℃

おまけコーナー。

ベッドの上がステージ。
Her Morning Elegance / Oren Lavie