2008 10 04(土)
二本松市霞ヶ城で開催されている日本一の菊人形展を見物してから夕方から行われる“二本松提灯祭り”へ・・・。(4・5・6日の3日間)
車は南小学校の臨時無料P場をお借りしました。
二本松市内をブラブラ散策していると昼の山車から夜の提灯屋台(太鼓台)に衣替えの最中。
10月4日午後5時。メイン会場・亀谷交差点(亀谷ロータリー)には続々と提灯屋台(太鼓台)が集結します。(5日は二本松駅前が会場)
二本松提灯祭りの本部では市長を初めに祭り関係者のご挨拶です。
祭り本部の前に並んだ七町七台の太鼓台の雄姿は、これから始まる提灯祭りの賑やかさを予感させていました。(七町=本町 亀谷 竹田 根崎 松岡 郭内 若宮)
提灯屋台(太鼓台)の出陣までは近くに在る“二本松神社”へ参拝に・・・。
“二本松提灯祭り”は二本松地方の総鎮守にして丹羽藩主の守護神でもある二本松神社の秋期例大祭。
神社には拝殿まで奉納提灯が並び善男善女?が行き交っていました。
200年余前(1806年)に建てられた二本松神社拝殿では御神火祭が行われ、下帯姿の若衆が整列して待つ内に太鼓台の提灯に灯す灯明が宮司により厳かに採火されます。
宮司から頂いた御神火は境内に設えた篝火へ直ぐに点火されました。
御神火を松明に灯して、若衆達は一斉に二本松神社から駆け下ります。
随神門からは下りの石段。御神火を手にした若衆は本町通りを駆けて我先にそれぞれの太鼓台(提灯屋台)へ一目散に走ります。
二本松神社からの御神火を一番早く太鼓台の全ての提灯に点灯し、最上部の“すぎなり”をいち早く立てた組には観客から称賛の拍手が沸き起こります。
亀谷交差点の祭り会場は大勢の群集で立錐の余地もありません。(画像はTV撮影の照明で明るくなっています)
人々の間を少しずつ分け進み太鼓台に近付きます。それぞれの太鼓台には300個余の紅提灯が灯され、高さ11mの太鼓台に全部の提灯が灯され豪華絢爛に秋の夜を彩ります。
二本松提灯祭り 2008 第一
二本松と言えば“二本松少年隊”ですね。 白足袋・袴姿の二本松少年隊衣装で提灯屋台(太鼓台)を曳いていました。
暗い切り通しを通過し、郭内通りから根崎交差点と智恵子生家へ明々と提灯を灯した太鼓台は進みました。
二本松提灯まつり 2008 第二。
帰りの竹田坂を上り、下りには亀谷坂を通過するのが一番の難所!
坂の手前で呼吸を整えてから一気に竹田坂を駆け上がります。
ロウソク提灯ですから、時々ロウソクの交換です。高い場所は肩車などして・・・。
太鼓台からはひっきりなしに祭囃子が打ち鳴らされて賑やかな提灯祭りの夜でした。
二本松提灯祭り 2008 第三。
ゆさゆさと夜空高く揺れる“すぎなり提灯”はまさに夜空の幻想的な光景!
二本松提灯祭りは夜中の12時まで、若衆の掛け声や祭囃子で観客を陶酔させながら二本松市街を練り歩き、二本松全体が祭り熱気に包まれていました。
360年(寛永20年1643年)の歴史を誇る“二本松の提灯祭り”は日本三大提灯祭りの一つに数えられている豪壮な夜祭りです。( 二本松提灯祭り 秋田竿燈祭り 一色町大提灯祭り→異説もあり。 )
二本松提灯祭り公式HP ⇒ ここクリック。
2008 10 29(水)記。 前橋市 最高気温22℃