2008 09 07(日)
埼玉県東部の鷲宮町で大神輿が町内を練り歩く鷲宮神社の祭り見物へ・・・。
前橋市から車で高速道を使わずに1時間30分で鷲宮町に到着。
鷲宮町のメイン道路は通行止。 有り難い事に魚屋「魚光」さんのP場が無料開放されていたのでお借りしました。
鷲宮町は鷲宮神社の門前町らしく、鷲宮神社大鳥居から真直ぐに商店街が続いています。
露店が立並ぶ商店街を散策しながら鷲宮神社の境内へ・・・。
正面に鷲宮神社大鳥居。道路脇には二階建て程もある「武蔵国 鷲宮神社」大石柱(昭和13年)が建てられていました。地震の時にはちょっと恐ろしい気もしますが・・・。
大鳥居の手前の大酉茶屋(おおとりちゃや)には若者達が集まっていました。
何やらマンガアニメの「らき☆すた」の冊子を配っていましたけど・・・。
鷲宮神社参道では“鷲宮神社土師祭”(わしのみやじんじゃ どしさい)を先導する「手古舞」さん達がポーズをとってくれました。
参道の左右にある石狛犬は大きくて迫力満点!! 境内には沢山の参拝客が・・・。
参道の途中にある池は「光天之池」(みひかりのいけ)と名付けられています。
古来から雨を呼ぶ龍神が棲んでいるとか、今は晴天ですが夕刻に雷雨にならなければ良いのですが? (「雨乞い龍神祭」はここクリック。)
鷲宮神社の社殿横には土師祭で担がれる“千貫神輿”です。
大きな神輿で関東一の神輿とか云ってました。(千貫は約3.75トン)
担ぐ棒は6本で、一本を20名程の人達が担ぐそうです。
(係りの人の話では千貫神輿の正重量は1.2トン程とか。)
境内にある大杉の絵馬掛けを拝見です。
鷲宮神社の正式の絵馬以外に沢山の「マンガアニメ絵馬」が奉納されていました。
美水かがみ作の「らき☆すた」関係の絵馬が圧倒的に多かったです。
絵馬を見て読んでいるだけでも充分楽しめますね。
「らき☆すた」を書いた漫画家・美水かがみ先生が鷲宮町の隣の幸手市の出身とか。
マンガの中に登場する“鷹宮神社”はこの鷲宮神社をモデルにしているので、「らき☆すた」ファンやアニメファンにとっては鷲宮神社が聖地とのことです。
鷲宮神社の手水舎ではコスプレ衣装で記念撮影をしていました。
鷲宮神社拝殿の相向かいには立派な神楽殿があります。
寄棟造り三方吹き抜けの舞台では有名な御神楽「土師一流催馬楽神楽」(はじいちりゅうさいばらかぐら)が厳かに演じられます。(次は10月10日予定)
この「催馬楽神楽」は古式舞踏の形式を残す、関東神楽の源流として重要無形民俗文化財の日本第一号に指定された貴重な祭事です。(催馬楽は平安時代に流行した歌謡で、地方から朝廷に年貢を運ぶ馬子が唄ったのでその名が付いたとのこと。)
鷲宮神社拝殿全景。大きな木々に囲まれ静かな佇まいの社殿です。
鷲宮神社は関東最古の神社と云われています。
古書の「吾妻鏡」にも載っている由緒正しき別格大社。神武天皇から歴代将軍・明治天皇まで参拝したそうです。(源頼朝手植えのもっこくも有ります。)
珍しい事に拝殿の後方には本殿が二棟ありました。
鷲宮神社の祭神は「天穂日命」「武夷鳥命」親子と「大己貴命」ですから、三命を祭った本殿と思われます。
その他にも九神を合祀祭神として祀っていますから、五穀豊穣から家内安全まで「何でもあり~」のアリガタイ神社。
神輿勢子が千貫神輿を担ぎ、鷲宮神社土師祭(はじさい)の開始です。
土師部(はじべ)の民が西日本からこの地に住み着き土師宮(はじのみや)を建て、時を経ると共に「はじ」が訛って「わし」に変化し鷲宮(わしのみや)となったと云われています。
大きな千貫神輿頂上部の金鵄のクチバシには採れたばかりの稲穂が・・・。
鷲宮神社境内から担ぎ出された千貫神輿は大鳥居の前から神輿渡御として街中へ・・・。(約1Km先の図書館で折り返します。)
可愛い手古舞を先頭にして千貫神輿は賑やかに出発! (下の動画をご覧下さい)
鷲宮神社 土師祭 千貫神輿 1. 2008年
次回は鷲宮神社の「らき☆すた」神輿の巻。
2008 09 12(金)記。 前橋市 最高気温34℃ 残暑厳し。