2008 09 13(土)
大谷平和観音と日本最古の石仏のある大谷寺を見物した後、宇都宮市営P場から無料連絡バスで近くの大谷景観公園へ・・・。
姿川により侵食削られた大谷石断崖に囲まれた細長い大谷景観公園。
幾くつものテントが張られ、9月13・14日は“フェスタin大谷”のお祭りです。
ステージも設置されて和太鼓・キッズソーランやハワイアンダンスなどが演じられていました。
ここに出店している食べ物屋さん(ヤキトリ・草餅)は結構美味しかったです。
大谷景観公園では夜の祭りとして、”大谷夢あかり”と名付けられたローソク祭りが開催されます。
名産・大谷石をくり抜き、ロウソクを灯して“フェスタin大谷”の夜祭りを幻想的な灯火で盛り上げるそうです。
大谷景観公園からブラブラ歩いて地下採石場で有名な大谷資料館へ・・・。
巨大な岩肌の削られた跡が豪快な光景を見せてくれます。
大谷石の断崖下には所々に冷風を噴出す大きな穴が有ります。中は恐ろしいほどの暗闇!!
採石の傷が痛々しい大谷石採石場跡地に大谷資料館は建っていました。
意外と近代的な大谷資料館の建物。
入館料は600円。 すぐに薄暗く湿った地下への階段を下ります。
下りの階段は巨大地下空間の上部へ・・・。
大谷石を採石した跡に出来た巨大な空洞が眼前に! 空洞の上部は水蒸気の靄(もや)が漂っています。
外の気温が30℃、この地下は20℃以下の寒さです。カメラレンズには水蒸気が付着しました。
撮影は三脚無しの低速シャッターですから、手ブレにもなりました。
採石跡とは思えない、なにか神秘的な空洞が続きます。
エジプトのクフ王のピラミッドの大回廊を思い出させる光景が見られます。
不思議な石柱です。 天井を支えるにしては細すぎるし・・・、何かのオブジェ?
やはり陥没を防ぐ為なのでしょうか? 沢山の白いオーブが・・!!幽霊でも出そう~ (フラッシュを焚くと水蒸気が白い斑点になって写ります。)
巨大地下採石場の最下部には縦長の青い棒が立っていました。
ライトアップされて薄暗い地下空間にオベリスク状のブルーのモニュメントが鮮やかに・・・。
壁面には採掘時についた切り刃の痕跡がクッキリと・・・。
地下大空間の左右にも、この世のものとは思えない光景が続いていました。
やっぱりここはエジプト・ルクソールの王家の谷の地下墓地なのですね!?
幾つか地上から青白い光が差し込む場所がありました。
大谷資料館へ来るときに冷気を噴出していた大穴と思います。
大谷石採掘の切り刃の跡が見事に残っていました。
天井にも壁にも傷だらけです。鶴田浩二「傷だらけの人生」など思い起こして。(笑)
再び入って来た階段に戻ります。人の背丈と比べるとこの空間の大きさが判ると思います。 この広い地下空間では音楽コンサートなどのイベントも開催されるそうです。
日本にある光景とは思えない巨大空間の広がる不思議な地下洞窟でした。
夏に涼しい地下採石場跡は通年ほぼ同じ気温とのこと。
春夏秋冬、四季を通して楽しめる大谷資料館の地下採石跡はお奨めできる観光スポットです。 大谷石の詳細はここクリック。
次回は多気山持宝院の巻。
2008 09 26(金)記。 前橋市後 最高気温25℃