ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第308回 “京都「都おどり」と桜名所”バスの旅 9. 哲学の道・都をどり。

2008-04-30 18:41:37 | 旅行

2008 04 07(月)

朝からいつ降ってもおかしくない曇天の中、名所ツアーバスは京都御苑から次なる桜を求めて“哲学の道”へ・・・。

世界遺産の銀閣寺近くを流れる琵琶湖疏水分流に沿った散歩道が哲学の道
哲学の道とは哲学者・西田幾太郎や経済学者・河上肇などの京都学派の偉い学者が思索しながら散歩したので、当初は「思索の小径」と名付けられました。
その後、西田の愛弟子・三木清や田辺元などの学者達もこの道を散策したことから「哲学の道」と言われるようになり、1972年に正式に「哲学の道」と命名されました。

銀閣寺(慈照寺)への参道に架かる銀閣寺橋のたもとでは人力車のお兄さんが客の呼び込み中・・・。
だけど、世界遺産の直ぐ近くなのに空には電線ばかりなり・・・。(日本の電線・電柱は世界の笑いもの。景観評価は後進国
 
見物ツアーなので銀閣寺には行かないで、哲学の道を下ります。

超満開の桜の花は渋い哲学の道を華やかに演出。
染井吉野の桜花を愛でながら、ツアーの皆さんの足取りも軽やかです。

琵琶湖疎水の水面にも沢山のの花弁が・・・。

哲学の道の途中、法然院の近くに西田幾太郎の丸い石碑がありました。
碑文は人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり。と。
この著名人はかなりの自己中(ジコチュウ)な人物と推察いたしましたが・・・・。

哲学の道の沿道には名も知れぬ道祖神が幾体も見受けられます。
 
疎水の清流にの花弁の舞い散る下を気持ち良さそうに錦鯉が・・・。

哲学の道を散歩する観光客めあてのお土産屋さんも京風物の一つです。
土産品の一番人気は油取り紙ですって、安物ばかりが売れご時世、景気が悪いんですね。
 
上から覆いかぶさるのトンネルの下を哲学者もどきの散策は続きます。
 
月曜日の午前中ですから殆ど観光客は歩いていません。
ツアー客も次第にバラバラに分かれて自由行動気分です。
1.5Kmほど哲学の道の散歩を楽しんで、大豊神社下の鹿ケ谷通りからバスに乗って出発! (哲学の道は銀閣寺橋から熊野若王子神社までの1.8Km)

ツアーバスに乗る時から、ついにパラパラと小雨模様になりました。
皆さんは「哲学の道の散歩の時に降られなくて良かった。と・・・。

バスは平安神宮を素通りして、円山公園へ・・・。
たしか、平安神宮の名所でしたね。
 
車窓から見た知恩院(浄土宗総本山 開祖・法然上人)の山門前のも満開です。

小雨の丸山公園はしっとりとした落ち着いた風情を見せていました。
昨夜の見客の喧騒が嘘のような静けさです。
 
夜のライトアップされた丸山の枝垂桜を見た後では、昼の同じ枝垂桜は何だか少し哀れっぽく見えました。
大風で欠け落ちた枝が一層痛々しく感じてしまいます。

円山公園名物枝垂桜を見た後は、八坂神社の参拝に・・・。
新人の季節ですね、八坂神社の南楼門では巫女様の研修が行われていました。
 
小雨降る境内のお土産屋さんは観光客が少なくて暇そうでしたよ。

八坂神社の西楼門の石階段を下ると四条通り。
交通安全の評語の京都弁で面白かったです。柔らかい表現が良いですね。
 
八坂神社前の商店街で京土産のお買い物(漬物など)などして“都おどり”開演までの時間を潰します。

四条通りを折れて「花見小路」を祇園歌舞練場方面に歩くと、大石内蔵助が遊んだ事で有名な“一力茶屋”が左側に・・・。 皆さん一力茶屋の門前で記念撮影に余念がありません。
 
花見小路歌舞練場へのアプローチ、通りの家々には“都をどり”の雪洞・提灯・ポスターが・・・。(都おどりは都をどりの文字が正式。)

祇園歌舞練場の(祇園甲部歌舞練場)正門は華やかな雰囲気に包まれていました。
 
祇園歌舞練場の入口付近のも満開です。

左の色鮮やかな枝垂桜の大木がひと際眼をひき付けます。豪華な雰囲気が素敵です。

明治5年に初演を飾り、今年で第136回の歴史を誇る“都をどり”は4月1日~30日迄の一日4回開演。
今年の演舞題名は「都今源氏面影」の全八景です。
演名は源氏物語が書かれてから今年が1000年になるからでしょうか。
開演後は撮影禁止ですから、パンフの写真を転載しました。(フィナーレの場面。)

ヨーイヤサ~」の可愛くも艶っぽい掛け声とともに幕が開き、左右の花道から登場する芸舞妓さんたち、京舞井上流を極めた舞妓はんの演ずる素晴しい舞台が華麗に繰り広げられました。(演舞は1時間15分)

祇園歌舞練場で演じられた、春の到来を告げる“都をどり”を充分に堪能した後の昼食に、都をどり名物・小鯛笹寿司などを頂戴ます。

時刻は午後の30分。“京都「都おどり」と桜名所”ツアーのバスは見物疲れの乗客と沢山のお土産を乗せて帰路の行程へ・・・。 
バスは名神・中央・長野・信越の各高速道路を走って、帰着は夜の10分。

最終回は端折りました。京都の桜花記事が長くなりましたので・・・。

2008 04 30(水)記。     前橋市    最高気温25℃(夏日)

愚かな政治屋集団・自眠党の策謀・強行採決で、明日の日からガソリンの値段が30円以上の値上がり!! 
美しい国土を傷つけ、不必要な道路建設ばかりでは日本の将来は土建国家あるのみ!
建設・土建業界からのさもしい献金めあての血税の無駄使い!! 自眠党の卑しさと古い金権体質に呆れるばかり!

国敗れて 道路あり、民春にして増税深し。ってか・・・。