ツトムさん家の写真日記。

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第296回 秩父霊場巡礼の旅。 二番札所 大棚山 真福寺。

2008-04-01 01:01:01 | 旅行

2008 03 23(日)

発願寺の一番霊場・誦経山四萬部寺を参詣した後、直ぐに二番霊場へ向かいました。

三月下旬とは言え、まだ浅い秩父路です。下界ではの便りもチラホラ聞きますが、ここはまだ梅花の季節、白梅・紅梅が我が世の春とばかりに咲き誇っていました。
 
一番霊場から約Kmの距離にある二番霊場・大棚山真福寺(秩父市山田3095 紅梅の寺とも云われる)は急傾斜地に建っています。
梅花の咲く中を大勢の参詣人と共に石階段を辿って登ります。

この小さな二番霊場も“秩父霊場巡り”の大勢の人々で大混雑!
 
二番霊場の大棚山真福寺も宗派は曹洞宗です。
願い柱から紐が御本尊の聖観世音菩薩像に繋がっている・・・?

この真福寺は無住寺ですので、総開帳でも格子ガラスの扉が厳重に閉じられ薄暗い内部の聖観世音を拝礼する事は困難で参詣人は皆さんガッカリでした。 写真撮影も不可能。
 
大棚山真福寺本堂に掛けてある奉納絵馬には大棚禅師が岩屋にこもって読経していると、鬼畜のような老婆が現れて過去を懺悔して雲の如く立ち去り、禅師が哀れんで供養の為、この地に堂宇を建立し観音を祭ったとの事です。老婆が残した寺宝となっています。
 
真福寺本堂の下にある聖観世音菩薩石像は御本尊を模した像とのこと、本尊の聖観世音と同様に霊験あらたかと尊ばれています。
 一番霊場・二番霊場と山坂道を歩き疲れたのでしょう、皆さんは腰をおろして小休止を取っていました。

当初は西国33札所・坂東33札所・秩父33札所の計99札所でしたが、江戸時代に真福寺が加わり秩父34札所となり、観音霊場100札所となりました。

大棚山真福寺は二番霊場ですが無住寺ですので納経所は無く、遥か下にある向嶽山光明寺が二番札所になっています。
 
光明寺納経所に向かって参道を進みます。
向嶽山光明寺も曹洞宗で、1318年(文保2年)に鎌倉の建長寺から法性国師物外(ほっしょうこくしもつがい)を迎えて開山しました。
本来は真言宗の寺院でしたが、1587年(天正15年)に曹洞宗に改宗。
 
この光明寺は二番霊場真福寺・三番霊場常泉寺・四番霊場金昌寺など多数の末寺を持った秩父随一の格式を誇る寺院です。

向嶽山光明寺本堂にも願い紐があり、内陣の奥まで繋がっていました。(光明寺は秩父34霊場に入っていないので、何故に“願い紐”が?・・・と不思議に思いました。)
 
光明寺の本尊は釈迦如来ですが、二番霊場・真福寺聖観世音菩薩(厨子入り像・室町時代の作)がこの光明寺に安置されていたのです。やっと願い紐で結ばれていた謎が解けました。 (二番寺の真福寺だけをお参りしたのでは、本当の聖観世音に出会えないのです。)
写真の聖観世音菩薩を有難く拝礼願います。

納経所は二番霊場・真福寺朱印を貰う人の順番待ちの行列が出来ていました。
  
納経所では休む暇なく大忙しでした。(納経料 朱印200円 書入れ朱印300円)

真福寺御詠歌 「めぐり来て 願いをかけし大棚の、誓いも深き谷川の水」

次回は三番霊場・岩本山常泉寺の巻です。

2008 04 01(火)記。   前橋市    最高気温13℃。 風強し。


4月1日 エイプリルフールの日  嘘か真か、嬉しいことに今日からガソリン25
      円安!!        
      無駄な道路など造らずに庶民に密接な税金を減らしてくれ~!
      建設・土建業界からの献金欲しさに卑しい自眠党は道路特定財源の延長
      をたくらんでいるようだ。 25円引きが一ヶ月で終わりません様に・・・。  

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