11月3日(土・文化の日) いよいよ本庄まつりの本番。
前回の金鑚神社を参拝したあと、本庄まつりが行われる本庄商店街へ・・・。
“本庄まつり”の先導は赤天狗様。下駄は一本ではなく二本歯でした。
豪華金ぴかな御神輿は台車に載っての巡行です。
最近は若者が減って担ぎ手不足。 日本中祭りは何処でも人手不足ですね。
近未来は外人主体のお祭りになりそうです・・・。
御神輿のお供に山車行列が続きます。 赤い連獅子は南本町の山車。
お囃子太鼓を叩いていたのは美人さんですね。鄙に稀なるとはこのこと・・・。
本町の出しは石橋(しゃっきょう・白獅子)の出し物です。(石橋詳細はここ。)
彫刻も緞帳も驚きの絢爛豪華さ!!
お祭り衣装で着飾った娘さん達も薄化粧で可愛さ倍増!
街の辻々では山車の前で小さなお子さんの扇子踊りです。
石橋人形もさる事ながら、金箔うるし彩色の彫刻が素晴しい。
後ろの緞帳も唐獅子刺繍を織り込んだ文化財物の逸品です。
何で埼玉の本庄にこれ程立派な山車が?・・・と誰しも思います。
“本庄まつり”で巡行する山車は明治5年から大正13年にかけて建造されたそうです。現在でも10基が健在で祭り巡行していました。
当時、この地方も生糸の輸出で大いに栄えたそうで、その時の財力で造ったそうです。
娘祭り囃子も賑やかに本庄まつり山車巡行は続きます。
弓先に金鵄(きんし・金色のトビ)を頂いた神武天皇は山車人形の定番ですね。
笹竹に囲まれた武将の加藤清正公は七軒町の山車です。
埼玉県は武蔵野国ですから、太田道灌公も鷹狩り姿でお出ましです。
人形や緞帳の他にも山車の側面にある彫り物が素晴しい。
加藤清正公の山車には見事な朝鮮虎の迫力ある透し彫り。
山車上部の人形を上下する巻揚げ機は奥ゆかしい人力作業です。
日本武尊は宮本町からの山車人形。
泉町の山車は子を抱いた珍しい武内宿禰(たけのうちのすくね)人形です。
武内宿禰は300歳まで生きたと言われる伝説の人。(詳細はここ。)
金杖を鳴らしながら祭り衣装姿のミス本庄たちの先導で商店街を山車行列は巡行しました。
おかめ・ひょっとこの舞踊りも登場し、本庄まつりは佳境に入ります。
本庄は美人の産地でしょうか、お囃子に綺麗な方が優雅な音色を奏でていました。
山車の前破風に彫刻された犬・猿・雉を従えて鬼退治を終えた桃太郎。
絢爛華麗な衣装に身を包んで登場しました。
“本庄まつり”はその昔し、中山道随一を誇った本庄宿の秋祭り。
金鑚神社からの祭神を神輿に乗せて先頭に、国道旧17号線の商店街からJR本庄駅へ華麗な山車巡行。
山車の規模と豪華さと台数は北関東一を誇ると謂われています。
晩秋の時代絵巻、“本庄まつり”は必見の秋祭りです。皆様にもお奨めいたします。
次回は本庄まつりの夜祭り篇です。
2007 11 13(火)記。 前橋市 最高気温20℃。