3月3日(土) 越後・浦佐 普光寺“毘沙門堂裸押合い祭り”が始まりました。
先ずは、毘沙門堂と本堂を結ぶ回廊の屋根に年男達や撒与講中の人たちが次々と登っています。
毘沙門宝蔵の屋根には福物を撒くときの音頭取りが登りました。(青年団長です)
雪を一面に敷き詰めた境内に設えた大きな雪台には地元の子供達が陣取ります。
この時間の福物は御餅です。 御餅を屋根や雪台の上から青年団長の合図に合せて撒くのです。 この行事を毘沙門堂裸押合い祭りの福餅撒与(ふくもちさんよ)と云います。
福餅をいただきに集まった人々は「撒(ま)けよ~、撒けよ~」と囃し、屋根や雪台の上の撒与者は「撒くぞ~、撒くぞ~」と煽ります。 10回程掛け声合戦をしてから、一斉に福餅撒与が始まりました。
撒与された紅白の福餅が空に舞っている一瞬のSHOTです。
普光寺の境内に集まった善男善女が人を押し退けて我先に福餅を拾っていました。
撮影中に筆者の頭に福餅が命中、固い御餅で眼から火の出るほどの痛さ!
撮影を中止して福餅拾いに加わりましたが、皆さんの手の素早い事!
それでも足元に転がって来た福餅を妻と二人で4個確保でき、“今年の運勢は吉”と自己満足です。
上画像は“毘沙門堂裸押合い祭り”の福餅撒与で頂いた御福餅です。
見詰ていると何か良い事が有りそうな気がしませんか!?
読者にも福のお裾分けを少々しますね。
(福餅撒与のとき確保出来なかった人には境内の配所で福餅が貰えます。これを福餅配与と云います。)
普光寺境内では巫女様が御酒と福餅と散華の御神酒セットを販売中。
福餅と御神酒は理解出来ますが、散華って何ィ・・・???(まさか特攻隊で散華しろってこと? 神酒呑んで福餅をノドに詰まらせて死ねって事かも~~。) 散華についてはココをクリック。
福餅撒与の大役を済ませた“ふるさと会講中”の皆様もハイ・チーズ!と記念撮影。
“毘沙門堂裸押合い祭り”の福物撒与はこの後も夜半まで数回に分けて、餅・杯・提灯・扇子等々の撒与が続きました。
上画像は夜の“弓張り提灯撒与”の瞬間の光景です。 投げられた提灯が舞っています。
大勢の人々が提灯を奪い合うので、提灯はバラバラで原型を留めていません。
提灯の争奪はとても危険なので参加出来ませんでした。
体力ある若者が格闘し確保した弓張り提灯の残骸を拝見。
提灯の残骸でもきっとご利益がいっぱいある事でしょう・・・。
境内での福物撒与の間も毘沙門堂では若衆達の裸押合いが行われていました。
次回は毘沙門堂の“裸押合い祭り”本番です。
2007 03 14(水)記。 前橋市 時々 最高気温10℃。 真冬並みの寒さ。
3月14日 ホワイトデー。(可愛い女性にプレゼントだよ~ん。)