ツトムさん家の写真日記。

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第176回 鴻巣市 ビッグひな祭り

2007-03-02 23:30:00 | 写真・旅行・日記・コラム

2月24日(土)    春の雛祭り見に埼玉・鴻巣市へ行きました。

昔から、埼玉のこの周辺地区は日光東照宮造営の木材・工職人の往来・宿場として発展し、更に大消費地の江戸に近かったので人形生産拠点としても有名でした。

近年は岩槻市周辺が一大人形生産地で名を馳せていますが、鴻巣も380年余の伝統を誇る日本を代表する人形の町です。

江戸時代から雛人形作りで賑わった鴻巣は、「人形職人の引き抜き事件」として江戸下町奉行の記録にも残っている程の生産地だそうです。(人形職人事件で遠山の金さんがもろ肌を脱いで桜吹雪のイレズミを見せるなんてピッタリですね。)

なにはともあれ、24日の寒風吹きすさぶ中を鴻巣市へ・・・。

一路目指すは鴻巣市役所へ!!

2月5日~3月3日まで鴻巣ビッグひな祭りが開催されている。
「ビッグひな祭り」メイン会場鴻巣市役所なのです。

鴻巣市の市役所入口前には既に雛人形の大陳列ができていました。
 
入口階段と車寄せにずら~っと雛人形の大行列です。

市役所入口両側には竹筒に収まった雛達が勢ぞろい!!(竹筒雛人形
 
かぐや姫を見ている気分でした。

鴻巣市役所へ入って、先ず驚くのは等身大享保雛!!

立派ですね、これを見るだけでも鴻巣に行く価値があります。
保管状態が良かったのでしょう、古さを感じさせません。

市役所の内部に入ったとたんに、目の前に真っ赤な大ピラミッド!!
 
緋毛氈を敷いた26段の雛壇飾りです。!!
市役所の大きなロビーいっぱいに聳え立っています。
大ひな壇正面の左右には鴻巣菓子工業組合寄贈の巨大三色菱餅が雛壇に添えられていました。

ロビー二階からのビッグひな壇をご覧ください。
 
日本一のピラミッド形ひな壇の高さは約6mほどで、地元・鴻巣をはじめ全国からの寄贈された1414体の雛人形が陳列展示されています。

下左は二階から望遠した頂上部の雛たち
 
上右はピラミッドひな壇下から見上げた頂上です。
頂上には左右前後に四体のお雛様が座っていました。

大ピラミッド雛壇の奥にはロビーから二階への階段を利用して別な雛壇が。
 
こちらも綺麗な雛人形が所狭しと並んでいます。

階段ひな人形の三人官女ですが、数十人官女でした・・・。
 
階段ひな様の最上部には二組の内裏雛です。(写真は一組。)

筆者みたいな凛々しいお顔の男雛です。(
 
お姫様も華麗な内に気品を秘めているお姿が美しい・・・。

享保雛をはじめ、昔の古いお雛様も展示・説明されていました。
 
「胡蝶の舞」「二人小町」「明治・大正雛」「つるし雛」とか多数有りました。

下の写真は嵯峨御所を模した御殿雛で昭和初期の作品。
 
御殿付き雛人形は西日本に多く、関東では少ないそうです。
家庭に眠っていた雛人形も、鴻巣で沢山の人達に見て貰って心なしか嬉しそうでした。  雛人形たちは鴻巣市のまち起しの大役を立派に果たしていましたね。

どんな見事な雛人形よりも、やっぱ生きてる姫様が一番と改めて感じ入った鴻巣の楽しい雛祭りの一日でした・・・!!

次回は埼玉・羽生市の「飾り人形」の予定。

2007 03 02記。    前橋市      最高気温14℃。