キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

The Hound of the Baskervilles (2002) BBC

2013年07月08日 | ☆SHERLOCK祭
BBC製作の2002年のテレビドラマだそう。
動画サイトに上がってたのを見てみました。
字幕なかったけど、知ってる話なので大体わかりました。

http://www.imdb.com/title/tt0322622/?ref_=fn_al_tt_4

■配役
Richard Roxburgh /Sherlock Holmes
Ian Hart /Dr. John Watson
Richard E. Grant /Jack Stapleton
Matt Day /Sir Henry Baskerville

どの俳優さんにもなじみが無いのですが、ホームズ役の人はオーストラリアの俳優さんだそうですね。ワトスン役の人は・・・あれ?ハリーポッターの一作目で「あの人」の操られてた人か・・。


日本語のタイトルは「バスカヴィルの獣犬」というのですね!
このタイトルだけでどこにも「ホームズ」と書いてないので、ホームズものと気がつかないまま見た人が多数いたらしいですね。レビューを見て面白いなと思いました。



■感想

このドラマは、先日コメント欄でNHさんに教えてもらったのですが、確かにワトスン主役ですネ!原作のバスカヴィル~自体が、ワトスン大活躍のエピソードではあるのですが、それに輪をかけてワトスンやたらと活躍。ワトソニアンにはたまらない展開です。かなり、「シャーロック」に近い人物設定。ジョンより結構やんちゃなので、ジュードロウのワトスンにも近いかも。

面白かったです。
裏に流れているテーマは、ホームズに騙されて単身ダートムアに送り込まれたワトスンが、実は自分は騙されていたと知ったら、どうなるか?この部分に焦点を絞ったドラマ作りがなされているのではないかと思いました。

全体的に、怪奇趣味で若干グロいシーンもあり、本当にこういうのテレビで放映したのかな。イギリスはゆるいのか?それとも1982年という時代的なもの?
ホームズのコカイン注射シーンとか、いらないでしょう?こんな面白い事件の最中にはコカインやらない設定では?しかも、トイレで…
チャールズ卿の検死はともかく、セルデンの検死シーンは必要なのか?
でも怪奇趣味の好きな人もいますよね。


特にわからなかったところがあります。
ステープルトンが「彼女は妻だろう?」と詰め寄られるシーンで、
なぜか何度も何度も「私には妻はいない」と繰り返すんですが、あれどんな意味があるんだろう?別にすんなり認めても良さそうなものなのに。




■これ以降、ネタバレしますよ。


尺の関係か、いろんなエピソードがはぶかれています。
フランクランド、ローラライオンズは登場せず、原作にない、モーティマ夫人の降霊術なんていうシーンがあります。

それから、ホームズの骸骨を欲しがるのが、モーティマ医師ではなく、ステープルトンだったり、セルデンのことをヘンリ卿に隠すために、バリモアの浮気なんていう話が出てきたり、設定がクリスマスになってて、クリスマスパーティーの最中にホームズが犯人の家を捜索しに行って靴の片方を見つけたり。

いろんなアレンジがなされていました。
クリスマスシーンがあったのは、放映時クリスマス特番だったとかかもしれません。


クライマックスでは、何とあの人が死んでしまいますよ!
ビックリした。
(ネタバレしますよ、と断りましたが、ちょっとこれは書けません)
ワトスンが逆上して、犯人に殴りかかり、それをホームズに止められるとか。

最後に、「お前のことは信用しないからな」、というワトスンをホームズがコンサートや食事でご機嫌とりしようとするあたり、「シャーロック」のケチャップやソースを選んであげようとするシーンと重なっておもしろかった。
もしかして、これが元ネタ?
そういえば、犯人処理の方法もピンク色の研究のとおんなじ展開だったし。これも元ネタ?

■小ネタ
例によって小ネタもいろいろ。
冒頭は、「高名の依頼人」から、トルコ風呂です。
そのシーンでは、「モンラシェ」(ホームズが好んだワインとして有名)がのみたいとか、食事はマルチニがいいか、シンプソンズにするか?とか。
くすくす。

やっぱり、ロンドン旅行ではシンプソンズには行かなきゃ!

「緋色の研究」のホームズの知識一覧の披露もでてきます。
地動説知らない話、またここでも出てくる!

パガニーニの降霊術、パガニーニとホームズもなんか関係があったはず。
忘れましたが。

ワトスン撃たれてしまって、ホームズ焦りまくりの三人ガリデブ?!とか。



■面白かった台詞

沼にはまったホームズをワトスンがコートを投げて助けるシーン。

ワトスン「これにつかまれ!」
ホームズ「ありがとう助かった」

という意味のセリフは、こうなっていました。

Dr. John Watson: [throws his coat to pull Holmes out of a quicksand on the moor] Now to put my tailor to the test.
[pulls Holmes out]
Sherlock Holmes: Three cheers for Savile Row!

(前述のリンク、インターネットデータベースから引用)

訳すとこんな感じ?
ワトスン「私のテーラーの腕をテストするぞ」
ホームズ「サヴィルロウにバンザイ三唱」
命がかかっている時に、このユーモア、おもしろいですね。


※「サヴィルロウ」はロンドンの高級紳士服仕立て屋の並ぶ通りの名前だそうで、テーラーの代名詞なのでしょう。日本語の「背広」の語源といわれていますよ。



なかなか面白かったので、Gyao!で日本語字幕のついた動画を買ってしまいました。
1週間420円。

「バスカヴィルのハウンド」和訳 3

2013年07月06日 |   └─和訳「バスカヴィルのハウンド」
REPORTER: Dartmoor. It’s always been a place of myth and legend. But is there something else lurking out here? Something very real? Because Dartmoor is also home to one of the government’s most secretive operations, the Chemical and Biological Weapons Research Centre, which is said to be even more sensitive than Porton Down. Since the end of the Second World War, there have been persistent stories about the Baskerville experiments. Genetic mutations. Animals grown for the battlefield. There are many who believe that within this compound, in the heart of this ancient wilderness, there are horrors beyond imagining. But the real question is, are all of them still inside?

ダートムア。そこは常にミステリーと伝説の地でした。しかし、ここには何か他のものが潜伏しているのでしょうか?何か非常に現実的なものが?なぜなら、ダートムアはまた、政府のもっとも極秘の作戦の基地のひとつでもあるのです。その作戦とは、化学生物兵器研究センターで、ポートンダウンよりもさらに機密扱いであるとさえ言われています。第二次世界大戦以後、ここでは絶え間なくバスカヴィルの実験について語られてきました。遺伝変種。戦場のために育てられる動物。多くの人々がこの敷地内で、この古代から続くの原野の中心において、想像を超えたホラーが存在すると信じているのです。しかし現実の疑問は、それらの全てがいまだに中にいるのかということです。

lurk:潜伏する、うろつきまわる
secretive:秘密主義の
persistent:絶え間ない、頑固な
Genetic mutations:遺伝子突然変異, 遺伝変種
compound:混ぜ合わせる、囲いのある場所 《収容所など》.



HK:I was just a kid. It was on the moor, it was dark, but I know what I saw. I know what killed my father.

僕はほんの子供でした。それは沼沢地でおきました。暗くて、でも自分の見たものが何か分かります。何が父を殺したのか分かります。

SH:What did you see?
何を見たんですか?


HK:Oh, I…I was about to say.

ええっと、それ、を今から言おうとしたところだったんです。


SH:Yes, in a TV interview. I prefer to do my own editing.
そうだな、テレビのインタビューでね。僕はむしろ、自分自身で編集した物でやりたいんだ。


HK:Yes. Sorry, yes, of course. Excuse me.
そうですね、すみません。そうですよね。失礼します(といって鼻をかむ)

JW:In your own time.
どうぞ、ごゆっくり。

in one's own (good)time都合のよい時に, 用意ができたら;自分のペースで.



SH:But quite quickly.
でも、早くね。

※ああ、シャーロックせっかち!


HK:Do you know Dartmoor, Mr Holmes?
ダートムアをご存知ですか?ホームズさん。


SH:No.
いいえ。


HK:It’s an amazing place. It’s like nowhere else, it’s sort of bleak but beautiful.
驚くべき土地ですよ。他のどことも違う。ある種、荒涼としてますが、でも美しい。

bleak:荒涼とした

SH:Hmm. Not interested, moving on.
ふーん、興味ありませんね。先を続けて。


HK:We used to go for walks after my Mum died, my Dad and me. Every evening we’d go out onto the moor.
僕たちはいつも散歩に出かけました。母が死んで以降は、僕と父で。毎日夕方、僕らは沼沢地へ出かけていたのです。

※we’d って we would???



SH:Yes, good, skipping to the night that your dad was violently killed. Where did that happen?

そうですか、わかりました。飛ばしてあなたの父親が暴力的に殺された夜に行きましょうう。それはどこで起ったのですか?


HK:There’s a place, it’s a sort of local landmark called Dewer’s Hollow. That’s an ancient name for the Devil.

その場所は、その地方のランドマークの一種で、デュワーズホロウとよばれています。古代の名前で悪魔のことです。


SH:So?
それで?


JW:Did you see the Devil that night?
その夜悪魔を見たんですか?

HK:Yes. It was huge. Coal black fur with red eyes. It got him. Tore at him, tore him apart. I can’t remember anything else, they found me the next morning just wandering on the moor. My Dad’s body was never found.
そうです。それは非常に大きかった。炭のように黒い毛と赤い目。それが彼(父)をつかまえた。そして引き裂いた、ばらばらに。僕は他には何も覚えていません。次の朝、沼沢地をさまよっていたところを見つけてもらったのです。父の遺体は見つからないままでした。

tear at:(獲物を)引き裂く



JW:Hmm. Red eyes, coal black fur. Enormous. Some sort of dog, wolf?

ふーむ。赤い目、炭のように黒い毛。巨大なもの。犬みたいなもの?狼?

Enormous:巨大な,莫大な,ずば抜けた

SH:Or a genetic experiment?
もしくは、遺伝子実験か?




導入部は、原作のダートムアの魔犬伝説に匹敵する、おどろおどろしさをかもし出していますね。リポーターの話し方も怖いし。
でも訳は全体的に難しかったです。文章がブツブツ切れてるし・・・
あってるのかどうか、心もとない訳です。

シャーロック復習

2013年07月03日 | ☆SHERLOCKで英語
The only polishing it gets is when she works it off her finger.

ピンク色の研究の一場面から。
前に訳したときにはあまり疑問を持たなかったみたいだけど、
見返したら、よくわからなくなってます。

gets is と動詞が2つ並んでる感じなのが、ちょっとしっくりきません。


どういうことかな?


A; The only polishing it  = それ(指輪)が唯一磨かれること

B; when she works it off her finger  = それ(指輪)が彼女の指からはずされるとき

A gets is B 

これどういう文章?
そもそも、この品詞分解が間違ってるのかな?



あ、わかった!

やっぱり動詞が二つ並ぶなんてことはおかしいわけでして、以下のように解釈するのですね。


A; The only polishing (that) it gets  = それ(指輪)が手に出来る 唯一の研磨

B; when she works it off her finger  = それ(指輪)が彼女の指からはずされるとき

A is B 

となるのが答えですね。
きっと。
変なところに引っかかっちゃったよ^^;。


携帯電話は T-mobile にすることに

2013年07月02日 | ☆旅行-2013ロンドン
知人に頼んでおいた、T-mobileとThreeのSIMカード、
どちらも無事届いたそうです。
届いたSIMを写真に撮ってメールで送ってくれました。

わ~い!!

しかもThreeのSIMはなぜか2枚も。
キャンペーンかな?


さて、そこで、どちらにするかを選ばねばなりません。
もうどっちでもほんとに対して変わらないんだろうけど、

  T-mobile 10ポンド 通話100分、ネット1GB、TEXT400
  Three  10ポンド 通話100分 ネット500MB TEXT3000


とりあえずT-mobileにしてみることにしました。
10ポンド入れて使うつもりです。

保険として3のSIMも持っておこうと思います。
多分使わないけど。


すごく楽しみだな~。
日本の携帯電話は初めて契約した番号をしつこく十何年も使い続けてるのに、海外携帯の番号は一体いくつ持っているのやら。
半分以上はもう失効してるから、リサイクルされているでしょうけどね。
なんだか無駄遣いのようですみません。

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