昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(279)今こそ前向きの「企業家精神」を求める!

2016-06-02 04:13:45 | なるほどと思う日々
 6月1日、昨年より2か月前倒しで、就職活動面接が解禁となった。
 企業は人材を確保しようとあの手この手を繰り広げていて、中には麻雀を活用しようというユニークな企業まで現れた。
 
 
 麻雀の強い人は地頭が良くて、運も持っているというのだ。
 他にもただ勉強が出来ればいいというのではなく、ユニークな能力の持ち主を求めているという点では評価したい。
 

 景気が今一つと言われている中、不思議なことに就職戦線は「超売り手市場」なのだ。
 

 企業の「内部留保」を見れば儲かっていることがわかる。
 
 その割には労働者の平均賃金が上がっていない。
 安倍政権はそんな国民に配慮して消費増税を先送りした。
 
 消費増税はわずか5兆円ぐらいのものである。
 反面、「内部留保」は昨年9月期で343兆円にまで積み上がっている。
 問題はその使い道だ。
 ため込むばかりで新たな投資に消極的なことだ。
 日本企業は、ビッグデータ、人工知能AIなどの最先端分野で米企業に後れを取っているとも言われている。

 最先端技術開発に取り組む一方で、消費税増税で目指していた子育てや社会保障費等への社会的投資にも関心を示すことこそ今後の「企業家マインド」の課題だと思うが・・・。
 それをいかなる形で実現させるかは、リードする政治家の役割でもあるが、今回採用された型破りな人材には、社会的貢献もしようという新たな「企業家マインド」をもてもらいたい。
 いずれは自らに帰ってくるものなのだから。


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