昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

男の魅力(23)川村元気

2016-12-18 03:20:13 | 男の魅力
 「川村元気」
 正直、ボクはこの名前、姿を見聞きしても、この方がそれほどの有名人であり、魅力的な男であることを、今まで知らなかった。
 しかし、今歴代邦画ランキング2位、1,500万人を超える観客動員数を記録している人気映画「君の名は。」のプロデューサーと聞けば関心を抱かざるを得ない。
 
 さらに、これまでも数多くのヒットメーカーであることを知れば、まさにびっくりである。
 
 そしてベストセラー作家としても知られているのだ!
 
 
 実は「億男」に関しては、人から勧められて読んだことがある。しかし、何の感動も覚えず、彼の名前を記憶することもなかった。
 しかし、かの「男はつらいよ」シリーズで超有名な山田洋次監督の言葉を聞いてみよう。
           
 山田洋次(85歳)をして、これほど評価する川村元気(37歳)とは?
 幼少の頃は、家にはテレビもなく、親にもかまってもらえず、1人で公園で遊び、虫取りをする子で、小学校に入って人が沢山いることにびっくりしたという子どもだった。
 ただ、映画にはよく連れて行ってもらえたようで、3歳のとき見た「ET」のエリオットが空を飛ぶシーンだけは今でも鮮明に覚えているそうだ。 そして一番好きな映画だそうだ。
 そんな彼が映画をプロデュースしたり、小説を書くときに心がけていることは、誰も言っていないけれど感じていること、違和感と言ったらいいのか、無意識にガスみたいに溜まっていることを声に出してみたいということ! つまり専門用語でいえば「集合的無意識」を探しているんだ。
 今の時代って、お札がカードになったり、スマフォに集中したり、ちょっと変だよね。
 例えば、電車の中から外を見たら虹が出ていることに気づくことがある。
 だけど、だれも気がつかないんだよね。スマフォに集中して下を向いているから。
 今は恋愛もしない時代だという。男は意志を出さない。決めない。期待しない。男はさぼってしまっている。
「男の人の、よく分からないから任せるってあれ腹立つのよ。尊重しているようでラクしているだけじゃない?」
 
 私たちは愛することが面倒臭くって、さぼってしまっているんだ。
 なんか変だと違和感を感じることから、作品が生まれるってことに川村元気は気づいたんだ!
 



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