マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

185系B2編成:特急「踊り子175号」大宮始発

2021-03-03 09:16:00 | 国鉄・JR特急列車
185系B2編成:特急「踊り子175号」大宮始発

すべての185系が大宮総合車両センターの所属となり、一部が「踊り子173号」として大宮始発で設定されましたが、設定は湘南新宿ライン経由のみとなっていました。
平成27年、上野東京ラインが開業したことにより、東京始発の送り込みが本線経由で可能となり、これを契機としたのか、上野東京ライン経由の大宮始発「踊り子175号」が設定されました。

地元で本線を往く185系「踊り子」の存在は目新しく、注目の列車となりました。



平成28年2月14日



平成28年2月21日



平成28年3月13日

いずれも185系B2編成を使用した「踊り子175号」です。
本来のB編成はグリーン車1両を連結した7連となりますが、同編成については組替が実施されており、グリーン車なしのハザ8連となっていました。特急「踊り子」でグリーン車を連結しないのは、非常に珍しいことです。

せっかくの時間ロス最小で伊豆へ直通できる特急の誕生となった訳ですが、やはり結果は思わしくなかったようで、上野東京ラインの開業によるお祭りに終わってしまいました。

なお、上野東京ライン開業直後には、定期列車を延長した185系:特急「踊り子115号」が3日間のみ運転されたことがありました。


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EF71+ED78重連牽引:明星セメント タキ10600

2021-03-01 00:53:00 | 貨車
EF71+ED78重連牽引:明星セメント タキ10600


KATOから6年近くのブランクを開けてED19形機関車が発売されました。
※前回の発売時の記事はコレクション館(更新休止中)の記事をご参照ください。

これに合わせ、やはり飯田線における注目の貨車であるタキ10600形2両セットも同時発売となっております。
前回のED19発売時においても、このタキ10600形4両(番号違い)と合わせてセット発売もされ、当方も購入しております。

その当時、タキ10600形について色々と話が出て、このタキ10600という貨車が仙山線をED78に牽かれて走っていたと聞かされました。
Wikipediaには記述がないのですが、KATOの製品紹介では磐越東線大越駅~奥羽本線蔵王駅まで運用されていたそうです。

ここで疑問。
磐越東線からわざわざ線路規格の低い仙山線を通る必要があったのか?
調べて解かりました。
元々は奥羽本線経由であったものが、改軌工事で通れなくなってしまったため、已む無く仙山線経由になったこと。そのため、改軌された山形~蔵王間は3線で残されたこと。合点がいきました。

そこで初めて、板谷峠でタキ1900と思われる専用貨物を撮影したことを思い出し、過去ログから写真を探し出してみました。



昭和60年6月19日 大沢~板谷間にて 上り貨物列車(再掲)

国鉄時代はこれらセメントのバラ積み貨車も添乗していましたが、それらはタキ1900やホキ5700が殆どで、タキ10600と言う貨車も前回模型化されるまで全然知りませんでした。
遠目に撮った写真なので今回改めて拡大して見てみると、不鮮明ですがタンク上手すりの特徴からタキ10600だろうという結論になりました。

この撮影は、初めて奥羽本線に行った時のもので、特に何を狙っていたわけではなく、スイッチバック体験をするわけでもなく、友人のクルマで行っています。正直、何を目的に行ったのか今でも良く分かりません。
しかし、次に訪れたのは民営化後になっていますので、専用貨物列車を捉えることができたのはこの回だけであったことから、私的に貴重な記録となっています。

私的には奥羽本線よりも飯田線として運用したいタキ10600ですが、今回2両セットが発売されたことにより6両編成に仕立てることができるようになりましたので、EF71やED78で牽かせて楽しんでも良いと思います。


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