マル鉄・鉄道写真館

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国鉄 EF651050(JR貨物 EF652050)

2021-03-24 07:07:00 | 国鉄・JR電気機関車(直流)
国鉄 EF651050(JR貨物 EF652050)


JR貨物で活躍していた最後の若番機であったEF652050ですが、令和3年3月11日の運用をもって離脱となったそうです。

EF651050は、昭和47年に誕生したPF前期型でも最後期に属し、パンタグラフはPS17を搭載、運転席への扇風機の設置により前面通風孔が廃されたタイプとなっています。

PFに関してはあまり特集をしていなかったのですが、同機は形態の変遷が多く、過去にそれなりのバリエーションを記録していましたので、今回は引退に合わせて特集にしたいと思います。



昭和56年11月頃 川口~西川口間にて

国鉄時代に撮影したもので、下り貨物にDE10かDE11を連結しているようです。
新製当初は下関機関区に配置されたようですが、昭和50年代にはすべてのPFが宇都宮運転所に集中配置されていました。



昭和62年5月16日 蓮田~東大宮間にて 上り貨物列車

民営化直後に撮影したもので、駅別扱いの貨物は消滅していたと思います。
国鉄時代の昭和61年には緩急車の連結が廃止されていますが、この列車では次位にコキ10000、さらにヨ8000を連結しています。おそらくは検査のための配給回送を併結したものと考えられます。



平成21年12月23日 西川口~蕨間にて 7071レ?

20年以上が経過し、地元で撮影したもの。
貨物色になって久しいですが、白プレートにPS17となっていました。



平成23年8月14日 田端機関区にて

パンタグラフが畳んで留置されているので判りづらいですが、パンタグラフがPS22Bに換装されています。



平成24年5月12日 蕨駅付近にて 7070レ

白プレでPS22の出で立ちが続いています。



平成25年5月4日 蕨駅付近にて 配8593レ

上の写真からちょうど1年後。
番号が+1000とされたため、2050号機となっています。プレートが青(車体色と同じ)になっていました。
ピンが合っていないようで見づらいですけど・・・。



令和2年5月30日 西川口~蕨間にて 単配8593レ

暫らく振りに再開した2050号機は、またもや白プレートになっています。

つい最近と思っていたのですが、既に1年近く経っていました。

PF初期型でありながら、途中でPS22化されてしまったことにより、後期型と区別が付きづらくなってしまったのは非常に勿体なかったですね。
PS17のまま原色に戻ることになれば、かつての1041号機や1054号機のようにかなり人気が出たと思われ、このまま廃車になってしまうのは非常に残念です。


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