マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

東武鉄道 10000系:日光線(栗橋~新古河)

2020-06-14 23:06:00 | 私鉄(大手)
東武鉄道 10000系:日光線(栗橋~新古河)


令和2年6月6日に実施された東武鉄道ではダイヤ改正。
利用者ではないので大変地味に思えてしまう部分(失礼!)ですが、地下鉄直通車から転用改造を受けた20400系の本格的な運用開始により、日光線や伊勢崎線系統の勢力図が大きく変わって待ったようです。

どのような状態になっているのかピンと来なかったので、試しに日光線新栃木駅発の上り時刻用を確認すると、特急列車を除き、すべてが栃木又は南栗橋行きとなっていました。栃木行は宇都宮線の列車と思われ、従来新栃木方面からの浅草行き区間急行がすべて消滅、南栗橋で完全に分断されてしまったようです。

銀色の電車はあまり着目して撮影することはないのですが、日光線栗橋~新古河間で撮影した写真の中に3枚ほど10000系の写真が出てきました。


※撮影は、平成24年5月5日、栗橋~新古河間にて。



10000系 11602編成 区間急行



10000系 11608編成 区間急行



10030系 11660編成 区間急行

順光の上り列車ばかり撮影したようで、すべて区間急行の浅草行きでした。

同じ10000系列でありながら、顔が随分と違っているのも特徴です。
初期車は昭和生まれですから、既に30年を経過。しかし、未だに8000系も残っているところから、まだまだ第一線で活躍しそうです。
閑散区間からの撤退も、益々都心での活躍が多くなり、その分酷使されそうな感じです。


にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ
にほんブログ村

東武鉄道 熊谷線:キハ2000

2020-06-12 08:00:00 | 私鉄(大手)
東武鉄道 熊谷線:キハ2000


東武鉄道熊谷線は、埼玉県熊谷市から北へ伸びる、わずか4駅間のミニ路線でした。
本来は、終点の妻沼(めぬま)から利根川を渡り、反対側から建設していた小泉線とつながる計画でしたが、第二次世界大戦の影響や利根川橋梁の工事に困難さから建設は休止になり、結局は利根川を越えることはできませんでした(昭和49年に正式に工事中止決定)。

同線は、東武鉄道の旅客営業線では最後まで残った非電化路線としても有名な存在でした。キハ2000型が3両配置され、原則単行運転でラッシュ時には重連が組まれていたこともあったようです。全線が1閉塞(へいそく)区間で、途中に交換設備はありませんでした。


私が高校3年生になったとき、当時の国鉄でも赤字ローカル線の廃止が騒がれていた頃、東武鉄道の中でも異端であり超赤字であった同線の廃止が取り沙汰されるようになり、同級生と初めて訪れることになりました。

撮影は、すべて昭和56年8月28日 妻沼駅にて。



終点 妻沼駅にたたずむキハ2000



妻沼駅を後にするキハ2000



キハ2000の運転台



熊谷に向けて出発を待つキハ2000

この日は生憎の雨模様。しかもモノクロであったため、かなり硬調な写真になってしまいました。

我が家から一番便の良い場所にあったローカル線ですが、まだ高校生でクルマを運転できたわけではありませんので、なかなか訪問の機会はありませんでした。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ
にほんブログ村

東武鉄道 350系:特急「しもつけ」

2020-06-06 02:55:00 | 私鉄(大手)
東武鉄道 350系:特急「しもつけ」


本日(令和2年6月6日)、東武鉄道ではダイヤ改正が実施されます。
本年2月下旬にダイヤ改正の発表がありましたが、新型コロナウイルスの関係で実施も危ぶまれそうな状態でした。緊急事態宣言の解除により、何とか実施できることになりました。

今改正でもいくつかの大きな動きがありましたが、やはり一番目立つのが優等列車であり、その中でも長年親しまれてきた東武宇都宮線直通の特急「しもつけ」が廃止されることになりました。

昭和63年8月、有料快速急行「しもつけ」が29年振りに復活。6050系が使用されました。平成3年7月に1800系から改造された4両編成の350系が使用されるようになり、平成18年3月ダイヤ改正において特急列車に格上げされ現況となっていました。


1800系からの優等転用改造は6両編成の300系と4両編成の350系が存在しました。東武宇都宮線では有効長の関係から4両編成に限定されるため、特急「しもつけ」には4両編成の350系が使用されました。


※撮影は、東武日光線、新古河~栗橋間にて。



平成24年5月5日 350系 特急「しもつけ282号」



平成27年5月4日 350系 特急「しもつけ282号」

上りの通過時間は、臨時列車が集中するため、勝手の良い時間帯でした。

本来であれば改正前日がラストランとなるものでしたが、新型コロナウイルスの影響により4月25日から運休となってしまい、実際の最終日は4月24日となりました。

令和2年3月のダイヤ改正も含め、今回の新型コロナウイルスは鉄道趣味に大きな影響を与えました。人命に関わる大惨事ですから、趣味のどうこうを充てる話ではありませんが、戦争や自然災害以外で、これほど社会に大きな影響を与える出来事があるということを改めて認識することとなり、大変残念に思います。

6両編成の300系は既に全廃となり、4両編成の350系が3編成とも残存していたわけですが、「きりふり」と臨時「ゆのさと」は残存するようですので、車両の全廃はなさそうです。しかし、2編成あれば回転しそうですので、1編成は廃車になる公算が強いようです。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ
にほんブログ村