マル鉄・鉄道写真館

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EF71+ED78牽引 24系寝台客車:寝台特急「あけぼの」

2020-06-29 00:30:00 | 国鉄・JR特急列車
EF71+ED78牽引 24系寝台客車:寝台特急「あけぼの」


1年のうちでも撮り鉄にとっては行動しづらい時期となります。
せっかく明るい時間が多い季節ながら、梅雨による天気の悪さ、祝日による連休もない。よって、過去の記録を辿ってみても、6月というのは1年でも一番写真を撮っていない季節であることは間違いありません。
もっとも、感度が自由に変えられ、防滴構造のデジタル一眼がある今の時代では、あまり関係が無くなりました。

東北・高崎線スジのブルトレは、いずれも上野到着が早朝であり、夏時期にやっと地元で撮れるかどうか。交流機牽引のブルトレが撮りたければ、地方へ向かうしかありません。

そんな中、1本だけ交流機が牽引するブルトレを撮れるシーンがありました。
昭和57年11月改正において、急行「津軽4号」の格上げにより誕生した特急「あけぼの6号」です。
上野着は9時過ぎであり、殆どの夜行列車が夜中の通過となる福島駅付近においても5時過ぎとなるため、一番日の長い時期ならば撮影が可能となります。

平成2年9月、奥羽本線の改軌工事により特急「あけぼの」が福島~新庄間を通ることができなくなります。このことは板谷峠におけるブルトレの撤退であり、EF71やED78との組み合わせの終焉ということにもなります。
これを記録するため、一度だけ奥羽本線へ出掛けました。


※撮影は、奥羽本線 赤岩~庭坂間にて





平成2年6月30日 EF71+ED78牽引 特急「あけぼの4号」

初日は雨模様でしたが、ギャラリーは30人以上は居たと記憶しています。
梅雨空真っ只中で明るさも全然足りませんが、下り勾配で抑速運転のため、辛うじて撮れた感じです。
カマのナンバーは残念ながら判別しません。



平成2年7月1日 EF71+ED78牽引 特急「あけぼの4号」

翌日もトライ。
前日ほど悪くはない天気ですが、やはり明るさは足りません。ギャラリーも前日より多くなり、線路に近い良いポジションは取れませんでした。みんな前日から場所取り野宿しているようです。
カマ番は読み取りづらいですが、形態からEF7115号機と判明しました。


良いロケーションなのですが、カーブがキツ過ぎてなんか中途半端でしたね。
記録として残すだけなら、庭坂で駅撮りでも良かったのかもしれません。それでも、今となっては奥羽本線全盛時の記録です。


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