マル鉄・鉄道写真館

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115系湘南色終焉:上越線

2016-09-04 21:57:00 | 国鉄・JR普通列車
115系湘南色終焉:上越線


平成28年8月、高崎地区に211系短編成車が導入されることになり、107系や115系オリジナル車が置き換えられることになりました。
元々211系(1000・3000番代)は小山区や新前橋区に配置されていたので、上野口の211系が整理された時は真っ先に高崎地区の115系を淘汰するものとばかり思っていましたが、予想に反して中央東線・長野地区を中心に置き換えが実施され、新潟地区には新車のE129系を投入するという、全く想像の付かない動きとなっていました。

高崎地区の115系は上野口用の運用と、両毛線・上越線・信越本線並びに吾妻線用のローカル運用があります。ローカル運用は、上野口が0番代や300番代が中心に対し、昭和50年代前半頃まで使用されていた旧型国電を置き換えにより新製された1000番代が中心となっています。



平成20年8月22日 渋川駅にて



平成23年5月3日 群馬総社~八木原間にて



平成20年8月2日 水上駅にて

子供が生まれてからは殆ど撮影に遠出することも無くなり、上越線の115系もあまり撮っていませんでした。
いつ頃からか良く知りませんが、115系の運用は水上駅で分断されており、高崎~水上間には新潟色は無く、湘南色しか見ることが出来ませんでした。



昭和61年8月1日 津久田~岩本間にて

上越線の70系乗り入れがなくなったのは昭和51年くらいでしょうか?残念ながら70系新潟色は実物を見たことはありません
上野口が4両編成を基本としていましたが、旧型国電を置き換えた115系はクモハ+モハ+クハの3両編成が基本で、単独または×2の6両編成で運転されました。
この写真を見ると前3両と後3両の色調が明らかに違っており、既に検査を迎えて上越線に馴染みきっていることを物語ります。



平成2年8月26日 非冷房車6連

旧型国電を置き換えた115系1000番代は、当時の国鉄の財政状況から新製冷房とはされず、すべて冷房準備車となっていました。※上野口運用車は新製冷房車として竣工。



平成2年8月26日 冷房車3連

上の写真と同日ですが、既に冷房改造された3連となっています。JRになり、サービス向上も視野に入って来たことと思いますが、全国的にも冷房車が一般的になってきたため、施工せざる得なくなった時代に入って来た頃でもありました。
この写真を撮って頃は、まだ初代新潟色の115系が水上を越えて高崎まで運用されており、バラエティー感はありました。

しかし、115系ばかりの上越線は魅力も薄く、これらの写真もすべてD51やEF55を撮るための練習ショットでしかありませんでした。