マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

国鉄 清水港線:622レ→621レ

2019-08-20 06:57:00 | 国鉄ローカル線
国鉄 清水港線:622レ→621レ


清水港線シリーズの最終回で、最後は乗車編です。

清水港線は貨物輸送が主体の路線であるため、唯一残っていた旅客営業列車も客貨混合列車となっていました。私が全国に出掛けられるようになってからは混合列車は殆どなくなってきており、実物を見たのは釧網本線のみでした。必然的に見ることができる清水港線は、本当にドキドキものでした。


1日目は清水駅から徒歩で終点の三保駅まで。
翌日の団体列車用12系お座敷客車「いこい」の据え付けが終ると、上り列車として組成されたのが前回のこの写真。



昭和59年3月22日 三保駅にて DD13140牽引 622レ

この日はタキ5450形が1両のみで、混合列車としては寂しい編成でした。
この列車に乗って清水駅へと戻ります。



折戸~巴川口間にて

清水港線の車内からの見どころはこの区間。1駅間、殆どがカーブで終ります。
かなりの乗車率で、ほぼ100%がテツでしょう。



巴川口~清水埠頭間にて

そして巴川可動橋へ。画面が曲がってしまいましたが、臨場感そのままアップします。
記憶が全くないのですが、写真を撮るために最後部の一番後ろの座席に乗っていたようです。



昭和59年3月23日 巴川口駅にて DE101524牽引 621レ

翌日は早朝に三保駅を発車する臨時団体列車を撮影し、その足で巴川口駅から下り列車に乗り込みます。
ホームでカメラを構えていると、やってきたのはなんとDE10が牽引する列車でした。当時、DE10は全国に腐るほどいましたので、本当にガッカリしたものですが、清水港線の列車でDE10牽引の列車写真は殆ど出てきませんので、もしかしたらかなり貴重な記録かもしれません。
※追記 タキの形式が何か、非常に気になって調べたところ、なかなかそれらしい資料が見つからなかったのですが、どうもアルミナ専用のタキ2000形っぽいです。アルミナ専用のタキは数形式がありますが、いずれも昭和電工か日本軽金属所有ということで、日本軽金属が三保工場を構えている点とも一致しています。




この日は4両ものタキを連ねており、混合列車らしい画になる編成でしたが、この写真はタイミングを逸してしまったようでした。



三保駅にて

短い旅を終え、終点の三保駅に到着した621レ。
タキが長過ぎたためか、客車の殆どがホームに入っていません。最後部に乗っていたため、車内を歩いてホームに降りた記憶があります。

ここで短かった2日間は完結となり、記憶は全く無いのですが、多分、バスに乗って帰って来たのではないかと思います。

ここでの列車番号は他の方の情報を元に表示していますが、昭和55年の時刻表では663レ・668レとなっており、完全な貨物列車扱いになっていたようです。このような扱いは全国でも珍しかったのではないでしょうか?

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ
にほんブログ村