マル鉄・鉄道写真館

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東武鉄道 1800系:1819F「臨時快速」

2018-04-27 00:14:00 | 私鉄(大手)
東武鉄道 1800系:1819F「臨時快速」


東武鉄道で、赤城急行「りょうもう」用の車両として誕生し、最後までほぼ原形で残存していた1800系1819Fでしたが、平成30年5月20日のラストランをもって引退することが突然発表されました。

1800系は、昭和44年9月から4両編成で運行を開始し、6本が誕生しています。昭和48年に4両編成2本が追加、さらに昭和54年には中間車のMTを増備して6両編成化されています。
そして少し離れて昭和62年に6両編成1本が増備されましたが、その最後の増備車が最後まで残った1819Fとなります。

1819Fも基本的な性能や構造は共通化されていますが、それまで丸目であったヘッドライトが角型のユニット式となり、クーラーの形状が変更された点が大きな特徴となっていました。

急行「りょうもう」が200系・250系に移行されると急行車両としての用途を失い、初期車が次々と改造される中、1819Fだけはオリジナルのまま動態保存のごとく、団体列車や臨時快速列車などに使用されていました。





平成19年5月4日 柳生~板倉東洋大前にて 1819F編成 臨時快速

結婚以来、あまり撮影に出掛けることがなくなってしまったのですが、デジカメを購入し、ブログを始めた頃から活動が活発化し、1800系が使用される列車を初めて撮りに行きました。
しかし、GWの大渋滞に阻まれ時間がなくなってしまい、急遽線路際で撮らざる得なくなってしまった、ちょっと残念な写真です。
この時は、ヘッドマークが白無地だったんですね。







平成27年5月6日 栗橋~新古河間にて 1819F編成 臨時快速

これは無難なところで、車両をメインに撮った写真でした。
この頃はヘッドマークに「臨時」が差されていたことが多いようです。

実は、この撮影は3度目の1819Fでした。
2回目は平成24年のGWだったのですが、最後の〆であった1819Fの時にメモリーオーバー。デジイチを買って初めてのメモリー切れで、警告が出ないことを知らなかったために起きた事故でした。非常に悔しい思いをしてリベンジを図ったわけですが、実現したのは3年後であり、しかもそれが最後になってしまうとは思いもよりませんでした。

一部では動態保存を望む声も聞かれるようですが、今までが動態保存だったようなものであり、今このようなプレスが打たれるということは、もう今後の活躍は期待できないと思われます。

昔から地味な塗装の車両ばかりという印象の東武鉄道の中で、一際派手な色彩で目立っていた車両であっただけに、その存在感が無くなってしまうのは非常に残念です。