マル鉄・鉄道写真館

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東京消防庁 丸の内消防署:工作車 新旧2態

2018-04-15 23:51:00 | バス・トラック
東京消防庁 丸の内消防署:工作車 新旧2態


鉄道から離れて東京消防庁の特殊車両編が続いていますが、これで一旦終わります。

親ブログでちょっと前にご紹介したことがある東京消防庁丸の内署の工作車ですが、ここ最近よく裏手に停めてあるのが気になっていました。
昨年から通勤時に見ていても時々裏手に居たのでそれほど気になったわけでもなかったのですが、前記事の起震車等を見に行った時にまた近くに居たので見てみましたら、なんか顔が違うな・・・。
近くの消防士の方に訪ねてみると、番号から見て新車ですと。そんな筈は?と思いましたが、アームには確かに丸の内TWとあります。





平成30年4月3日 工作車 T29183 丸の内消防署にて

記番号の頭数字2桁が導入年度ということをこの時に教えていただきました。したがって平成29年度発注の新車になります。
母体は日野プロフィアで、大型車を吊り上げて牽引できる仕様になっているようです。





平成29年6月16日 工作車 T15197 丸の内消防署にて

こちらは昨年に撮影したものですが、新車を撮影した時点ではまだ丸の内署の正面に停まっていました。消防車はいつもピカピカなのでどうしても新しく見えてしまうのですが、番号を見ると確かに平成15年度の導入を表しており、14年が経過していることになっています。
しかし、15年経っていないのは半端ですし、この系の車両は走行距離があまり出なさそうなので、このまま廃車になってしまうのはどうか?という気がします。
この車両は日産ディーゼルのビッグサムで、同車としても最終の形態ということでもあり、時代的にもこの形態の車両は絶滅種になりつつあります。

東京消防庁の中でも希少な車両がこの時点で新旧2台も存在する貴重な場面に立ち会うことができました。