マル鉄・鉄道写真館

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E233系 高崎線「熊谷行」

2016-03-16 23:39:00 | 国鉄・JR普通列車
E233系 高崎線「熊谷行」


平成28年3月15日未明、高崎線籠原駅において、電線がショートし、信号機器類に漏電・火災が発生しました。
原因が不明ということで復旧に手間取っているようで、熊谷~本庄間、大宮~東海道線への乗り入れが運転見合わせとなりました。湘南新宿ラインも新宿~横須賀方面への折り返し運転となり、通勤時間帯を直撃、大混乱となりました。
翌16日もまったく復旧しておらず、上野~熊谷間での折り返し運転を実施したものの、東海道線への乗り入れは取り止めとなっています。

上野・大宮~熊谷間の折り返し運転に際し、高崎線において普段は見ることのできない、「熊谷行」「吹上行」「鴻巣行」が発生したため、違う意味で注目されました。
これは、事故が未明の発生であり、籠原や高崎・新前橋といった車両基地の拠点からの列車が東京方面に来られ無くなったため、東京方面に停泊していた車両でやり繰りしたことによって必然的に実施されたものと考えられます。

翌16日においては大宮~上野間も運転されたものの、車両は相変わらず足りなかったようで、高崎線での運転本数は半分程度、さらに東北本線の列車もやや間引きして高崎線の運用に充てていたようでした。


仕事からの帰り道、赤羽駅の電光板で「熊谷行」が並んでしましたので、ちょっと寄り道してみました。

※撮影は、平成28年3月16日、赤羽駅にて。



E233系 高崎線 1892E

東北線を1本見送ると、続行で直ぐに高崎線が来ました。
15日はE231系ばかりで運用されていたようですが、やってきたのはE233系でした。
上野発ですが、番号からすると上野東京ラインなんでしょうかね。




「高崎線」と交互で「熊谷」の表示が出ます。ありそうですが、実は非常にレアな表示。




ホームが空いたので横サボも撮ってみました。
ちなみに、駅の自動放送でも「高崎線 熊谷行きがまいります」ときちんと放送されていました。

東海道から直通の東北線は、赤羽駅で積み残しが出そうなほど混んでいましたが、高崎線は運転本数が少なくなっているにもかかわらず、ご覧のとおりガラガラな状態です。
その分、新宿からの埼京線も大宮方面へは結構な乗車となっていましたので、当てにならない高崎線を極力使わないで大宮まで行こうとしているように思えました。
また、大宮からは新幹線への振替輸送も実施されていますので、むしろ新幹線に乗った方が立席でも早く帰れますのでお得かもしれません。

明日17日は平常運転を目指しているようですが、果たして復旧するのでしょうか?