マル鉄・鉄道写真館

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153系・165系:急行「外房」

2013-09-21 23:39:00 | 国鉄・JR急行列車
153系・165系:急行「外房」


房総各線は路線距離が短いため、昔から急行列車の運転が活発でした。
内房線・外房線では165系循環急行「みさき」「なぎさ」が運転されていましたが、大網駅のスイッチバック解消(昭和47年)によ編成順序が逆になってしまうことから、同列車は昭和50年3月まで運転は続けたものの、同改正を以って運転を分離することになりました。
あわせて、同時に誕生した急行「内房」の他、総武本線・成田線の全線電化により電車化された「犬吠」「水郷」、新規の「鹿島」と共通運用とされ、さらに、不足分を山陽区間で余剰となった153系を転属させて充当することになります。

今回は、急行「内房」の相棒となる、急行「外房」の写真をご紹介いたします。



昭和51年6月6日 両国駅にて

これは初めて房総系の列車の写真を撮ったときのものと思われます。
写真はイラスト化以前のヘッドマークであり、枠には赤が使用されていました。
ポケットカメラのネガから無理矢理スキャンしてみました。





昭和51年夏頃? 錦糸町駅にて

オートハーフなので写りも悪いしブレてしまっているのですが、こちらは165系3連+
153系編成7連=10連の写真です。
この頃から照度向上のためのシールドビーム化が顕著になっており、古い153系も例外ではありませんでした。似合わないですね。





昭和54年 錦糸町駅にて

こちらは153系7連の「外房」です。
53・10改正後、いつ時点かわかりませんが、房総急行のヘッドマークにもワンポイントのイラストが入るようになりました。「外房」は貝のイラストでしょうかね?赤系の色遣いが継承されていますが、若干淡くなってますか。
塗装合理化が進行して久しいですが、2号車のグリーン車にはまだ帯が入っています。



昭和56年12月 平井駅にて

こちらは最後に撮った「外房」の写真です。165系10連になっており、さすがにグリーン帯はなくなっています。
房総では基本7連に付属3連が用意されており、多客ではなくても10連があったように記憶しています。快速も急行も所要時間は殆ど変らないため、7連でさえも乗っている客はわずかでした。

東海道口では、昭和55年から153系の淘汰が始まり、185系化されてしまったので、首都圏では最後まで153系が残ったのが房総地区でした。

房総急行は、昭和57年11月のダイヤ改正により、すべて消滅しています。

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