ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

教育格差は当たり前?

2020-09-25 09:03:58 | 世の中へ

 家庭の経済格差が子供の教育格差につながってるってよ。そうだろうな、よくわかるよ。高校教員やってた頃からそりゃもう実感してたもの。働くのに精いっぱいで、授業参観とかPTAとかの学校行事に3年間一度も出てこない、なんて親も少なくなかったしさ。今だから言えるけど、部費滞納のまま卒業してった演劇部員も何人かいた。農業高校ってこともあるが、塾とか予備校に通う生徒なんていない。数少ない大学進学希望生徒の受験準備は担任や学年団が当たった。

 一方、東大はじめ有名大学の入学者は、経済的にゆとりのある家庭の子供たちが多い、これもすでに常識だ。学歴がもの言う社会、ってこともあるが、自身高等教育を受けた親は、教育が子供たちの人生に大切だって知ってるからな。だから、投資も惜しまない。金かけるってことだけじゃないぜ。本を読む習慣とか文化芸術に接する機会とかも、意識するしないにかかわらず恵まれてる。

 この傾向、いかんよなぁ。あたら可能性のある子供たちが、磨かれぬままで押し出されていく。当人は努力したくても、その意欲を削ぐ、あるいはそんな上昇志向を萎えさせる現実が広がってるってことだ。社会に出れば、親同様、低所得、あるいは貧困家庭を作ることになる。今じゃ結婚だってままならない。

 これって、自己責任って知らんぷりしていいのか?貧乏、あんたの勝手でしょ、で済ませていいのか?子供たちを育てるのは社会の役割じゃないのか?教育の機会均等、これって、社会の共通認識だったはずだぜ。だれだって、そりゃヤバイでしょ、社会的にも人材の損失だし、って思うはずだ。

 ところがさ、この親の格差が子に報い、ってありようを、当然!?って肯定する人が確実に増えてるってことなんだぜ。そう、親の貧困も子供が背負っていくべき自己責任だって、見なす人たちだ。

日本人が「教育格差すら許容している」衝撃事実

  <https://toyokeizai.net/articles/-/375805?page=2>

 って文章にその衝撃の事実が詳しく書かれている。

 自己責任社会、ますます拡大!いよいよ健在!って、憂鬱になるよな。

 しかも教育格差は仕方ないと言い放つ人たち、多くは経済的に恵まれた層の人たちだってことなんだ。まっ、ある意味、分かるよな。要するに勝ち組は現状を肯定する、弱者、出遅れ者には冷たいってことだぜ。

 だがなぁ、そうもさばさばと切り捨ててたもんだろうか?以前の恵まれた人たちって。親世代はともかく、若い連中は、そんな親たちの自己保身的生き方に反発を覚えて行動したもんじゃないのか?社会正義への欲求とか、平等へのたぎる思いとか、差別への嫌悪とか、それらが社会変革の一つの力になってきたんだじゃないかねぇ。若い、とか青いとか蔑まれながらも、やみくもに行動してきた気がするんだぜ。残念ながら、空回りに終わることが多かったとしてもさ。

 なのに、どうしちゃったって言うの?親の貧乏、どこまでも背負ってけ!って気楽に思える若者が多数になりつつあるって。

 見えなくなっちまってるんだろうな、自分の階層以外の暮らしが。学ばなくなってるんだろうな、これまでの歴史的な歩みを。すり減ってるんだろうな、共感の感性が!

 こういう鈍くて、視野の狭い、己の利害にとらわれる人たちが、この先、この国をリードしていく!どうだい?これって明らかにこの国の衰退じゃないかい?

 

 

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稲刈り終わって、雨だからパンでも焼こう!

2020-09-24 14:17:20 | 食べ物

 薪作りから秋野菜の植え付け・種まき、そして、稲刈りと、いやぁ、忙しかったぜ。毎日、何かしら予定があって、のんびり休む暇もなかった。昨日2時間かけて杭掛け終わらせて、これで稲刈りも終了!いや、田んぼの片隅に満月モチ5列残ってるんだが、まず、あらかたは済んだ。斧で割れずに放り出してあった頑固者の玉も楔で割り切ったし、山形青菜の間引き、玉ねぎ苗場の草取りも終わった。あとは、片付けとか、燻炭作りとか、ボカシ作りといった、来年につながる仕事が主だ。

 雨だしなぁ、冷たい東風も吹き荒れてるし、今日はのんびり、パンでも焼こう。

 パンとなったら、食パンと菓子パン、それぞれ生地を仕込んでどっさり焼く、でこれまでやって来た。が、2種類仕込みって、面倒だよなぁ。手間も時間もずいぶんかかる。もっと気楽に行かんもんか?

 あるさ、その方法。食パンの生地で菓子パンも作っちまえばいいのさ。菓子パンなら甘い生地、なんて決まりはない。ほら、お店にも出てるだろ、ミルクフランスとか。生地は塩味、中身でスイーツ!あれで行こうぜ。砂糖も卵もバターも入れず、小麦粉とご飯と塩とショートニング、イーストだけで焼いたパン!中に包むものを工夫すりゃいいんだ。

 クリームチーズが合うてのは、前回作って判ってた。それだけでもいいんだが、菓子パンにするには、チーズプラス何かがいるよな。前回はリンゴジャムで大好評だった。が、ジャムはもうなくなった。あるのは、冷凍してあるリンゴのシロップ煮。それもいいよきっと。あともう一味は、餡でどうだ?小豆餡って、乳製品と相性いいからな。ほら、バターどら焼きとかあるだろ。そうそう、去年の小豆も大きな缶にいっぱいある。どんどん消費しなくっちゃな今年の分が追って来る。昨夜、思いついて煮ておいた。これとクリームチーズを入れる。

 一つの生地で、食パンと菓子パン、問題は同時に焼けないってことだ。発酵の過程で時間差をつけて、食パン、続いて菓子パンと焼いていくしかない。捏ね上げた生地を食パン4斤分取り分け、こちらは発酵室に入れる。残った菓子パン分はそのまま室温でゆっくり発酵させる。これで大丈夫!ただ、発酵の具合を見ながら作業をして行かにゃならんけどね。

 食パンをオーブンに入れる直前に菓子パンを分割丸め。食パンを窯に入れたら、菓子パンの作業にかかる。これで、時間差ができる。今の季節、暖かすぎず寒すぎないから、過発酵で煽られることも、生地が冷え込んで無駄に待つこともない。どちらも、ほぼ狙い通り焼き上げることができた。

 塩味の菓子パン、しっかりとした歯ごたえと、何よりパンそのものの香りがよい。意外と老化も遅くて、いつまでも楽しめる。このバリエーション、いろいろ考えられそうだぜ。例えば、甘味噌とクルミ入れるとか、いろんな煮豆を包むとか、チョコレートもいいよなぁ。豆、味噌、小豆は我が家産がたっぷりあるから、まずは、自家産原料をフル活用するってことだな。よしよし、これで冬の楽しみができたってもんだぜ。

 

 

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稲刈り、最終回!

2020-09-23 14:24:26 | 米つくり

 今日、明日、天気は吉!と出た。最後のコシヒカリ、刈っちまおうぜ。

 神さんは母親介護で、農休日。一人で1反部、何から何まで終わらせるって、無理!まずは刈って、杭を立てて、その傍にイネ束を集める、そこまでが本日の目標だ。そのまま一晩放置して、明日杭に掛けてすべてを終わらせる。なっ、だから、2日連続の好天気じゃなきゃダメなわけよ。

 なぁに、刈って集めるだけならチャラいぜ。午前中さっさと刈っちまって、午後はのんびり、でもないか、イネ束拾い集めすりゃいいんだもの。機械の調子もいいし、田んぼも乾いてる。すんなり思惑通りに事は運ぶさ。そう、畔沿いの雑草も片付けてあるし、角刈りも済ませておいた。楽勝だぜ。うーん、夜露がまだ残っちゃいるが、刈ってるうちに乾くだろう。よぉし、行くぞ!刈って刈って刈りまくるぞ、って気合い十分、稲刈り機を乗り入れた。

 おっと、3束刈り取ったところで、早くも結束トラブル。あるある、機械だって、起き抜けは機嫌悪いのさ。結束部のカバーを外し、絡まった麻ひもを取り外して、さぁ、この後はバリバリ刈り進むぜ。と、再出発もまたもやか不具合!2条刈りのうち、右側が刈れないままどんどん機械に詰まって行く。お、おい、どうしちまったんだよ?雑草、ほとんどないだろ。無理強いして突き進んでるわけでもない。なんで、刈れないんだ?刃の切れ味、寿命だったか?そんなことない。一昨日までザックザック刈ってたじゃないか。なのに、・・・

 後退して、事故現場から機械を離し、再度、結束部分を整備する。微妙なんだよ、この部分は。刈ったイネが一定程度溜まると、自動的に紐を回して結わいて紐を切る。人間がやったって結構複雑な操作を、刈り取りの進行と同時進行で続ける。凄いよな、この仕組み完成させた奴は。などと、最初はゆとりで修理に当たっていたが、その後も同じトラブルは頻発、その都度、カバーを外し、修理4点セットで処理して行く。

 カバーを外すスパナ、紐を切る鋏、爪に挟まった紐を引っ張り出すペンチ、それと、爪を広げるマイナスドライバーだ。ちょくちょく故障する我が家の稲刈りでは、手放せない必須アイテムだ。重たいがポケットに入れて常時携行しいる。

 しつこく雁字搦めに絡まった紐を、切ったり、引っ張ったり、外したりしなが、ようやく、故障個所を修復。さっ、今度は大丈夫!のはずが、またもや同じトラブル。どうして刈れない?そうか!葉っぱや穂に付いた夜露のせいだ。その重さで、掻き寄せる回転爪の力が及ばず、刈れないままに寄って来て、詰まるんだ。満員すし詰めの電車で乗り切れぬ乗客挟んだままで出発しちまう無謀運転みたいなもんだ。そうか、と、なれば、対策は一つ。乗車制限、つまり、2条のうち片側だけで刈る、しかいなってことだ。時間は2倍かかるわけだが、無理して故障続けてるよりは先が見える。

 そう、明日があるさ、明日が。今日は刈って集めるだけでいいんだ。急かず慌てず刈り終えることに専念しよう。と、気持ち切り替えて、のんびりと、でも疲労は倍増しで、作業を進めた。

 よおし、終わりが見えたぜ。あと、20株ほど刈れば、終了だ。なっ、何事も丁寧に根気よく取り組めば、結果は出るってことだぜ。昼は少し回ったが、まっ、仕方ない。それも想定内ってことで。と、その途端、バチンと衝撃音!うっ、嫌な予感!やっぱり。結束されずにイネがバラバラ出てるぜ。もう、最後だって言うのにぃぃぃぃ!またかい!?

 

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Netflix5年で500万人だって、そりゃ納得!

2020-09-22 17:37:12 | 映画

 Netflixの日本での契約者、500万だって。そうだろう、わかるよ、わかる。よぉ~くわかる!

 だってさぁ、契約して3か月余り、ほぼネトフリの夜!?だもの。

 最初が『ナルコス』で、3週間!だろ、次にあれこれ覗き見した後、『ピーキー・ブラインダーズ』はシーズン5までぶっ通しだったから、1カ月ちょい!で、今は『ラストキングダム』で、これまたシーズン3で20話近く!!もう、夜はこれ見るために時間過ごしてるようなもんだぜ。待ってました!ネトフリタイム!

 一昨日なんて、稲刈りの超疲労状態で、なんと3話連続、2時間半ぶっ通してで見ちまった!あ、昨日もだった。2話で止めよ、疲労回復、早く寝なきゃ、って懸命に思い切ったのに、うち、薪の風呂だろ、水新しくして冷たいもんだから、なかなか沸かないのさ。で、仕方ねぇ、もう1本!で、2日続けて3本連続、テレビに釘付けだった。

 どんだけ面白いかって話しはいつかもちっと熱が冷めてから書こうと思ってる。今は、もうただただ、待ち遠しい!飽きさせない!どうしてそんなストーリーやエピソードが思い付くんだ!?って、驚嘆、羨望、ため息吐息!昔、少年週刊誌で月光仮面とか、待って待って発売日、本屋に駆けつけた、あのハラハラドキドキ感を今また体験してるんだ。

 おっと、表題に戻れば、Netflix、動画配信サイトの中で、圧勝。理由は、やっぱりオリジナル作品の量と質だよな。それは間違いない。ハマった3本もすべてオリジナル作品。どれもこれも、脚本も映像も役者も何もかも素晴らしい。見透かせるようなちゃちな部分がまったくない。しかも、これまでの映画とはまるで異なる世界を取り上げ、作り上げている。プロデュースがいいんだな、金もあるから、手抜きもしない。アマゾンプライムが松本人志に作らせてる下品な悪ふざけなんかとは比較にならない。まさに、じっくり見られる大人向けの作品だぜ。

 敢えて一つだけ内容に立ち入れば、『ラストキングダム』の主要テーマは、キリスト教と異教徒との価値観のせめぎ合いだ。それが、単に対決としてばかりじゃなく、嫌悪と愛着の絡み合いとしてもつれあい、流れて行く。どうだい?これは深いだろ。今の時代の多様性の尊重にもつながるテーマだぜ。もちろん、理屈っぽくぐだぐだ時を無駄に過ごすことはない。物語はどんどん突っ走り、息つぐ暇を与えちゃくれない。荒涼としたイングランドの荒野、馬上疾駆する勇者たち。どう猛な戦いと残虐な殺戮シーン。奸智と知略。登場する女たちもそれぞれの立場で逞しく魅力的だ。異国の王女、デーンの女首領、戦う修道尼、軍団の先頭に立つ高貴な姫君、男たちを手玉に取る魔性の女。それがみな、主人公と恋におちる!ってそこはちょっと許しがたいところじゃあるが。

 Netflix、これからもオリジナルの強みを推し進めて、日本映画の制作にも乗り出すってことだ。ちまちまとしたテレビドラマなんかに平手打ちくらわしてくれるぜ、きっと。

 さっ、今夜は、王アルフレッドと勇者ウトレッドの対決?あるいは和解?どっちだ?うーん、待ちきれないぜぇ!

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稲刈り2日終わって、中休み!

2020-09-21 14:35:15 | 畑仕事

 昨日は順調に行ったさ。小さな田んぼ4枚、一気にやっつけたぜ。前日から雨も降らず、夜露も下りなかったので、9時には作業始められた。こっちの田んぼ、1枚は一緒に作ってるIさんの田、コシヒカリ。雑草なんて寄せ付けない完ぺきな管理!残り我が家の3枚、黒米とコシヒカリも手入れ行き届いてたので、田植え機トラブルなんぞ1回もなく午前中には刈り終えた。

午後からはコシヒカリ2畝の杭掛けのみ、ゆとりだぜ。イモチにも負けず、きれいな実りだったから、気持ちよく刈り終えた。

 ってことで、2/3は終わった。あとは、大物、家の前の田、1反部のコシヒカリのみ。こっちは、やや早いようにも感じるが、これから3日間、晴が続くんだって、うほっ、儲けもんじゃない。だったら、中日は1日、休養日ってことで。のんびりと。

 って思っていたんだが、せっかち貧乏性は休めない!そうだ、ニンニク植えちまおうぜ。

 今年は、種はすべて自取り、青森産にはお世話にならないことした。高い市販種植えたからって、必ずしも大きなニンニクに育つとは限らないんでね。だったら、いいよ、小さくたって十分役に立つんだから。

 すでに堆肥も入れて耕してあったんだが、念のためもう一度完熟たい肥とボカシと魚粉を播いて耕耘、一つの幅広畝に3列播いた。90個くらいかな。隣りには8月中に播いたラッキョウが芽を出していて、この畑、残りは玉ねぎ用だ。苗もまずまず大きく育ちつつある。あと2週間もすれば、植え付けて、それで畑への種蒔き、移植はすべて終わる。

 まだ時間あるな。そんじゃ山形青菜の間引きと追肥を済ませちまおう。去年は、お恥ずかしくて山形青菜と名乗れない出来だった。時期も遅れ、肥料分も不足だったからな、今年は、葉色見ながら、姿チェックしながら、大きく逞しく育てるぜぇ。だいたい、あの幅の広い茎が目当てなんだ。ぱりぱりとあの歯ごたえな。葉っぱはおまけ。

 まだ、昼まで時間あり、だ。よしっ、家の前の田の角刈りしとこうか。明日も朝から天気いいようだし、さっさと機械運転、始められるようにな。刈ったイネは束ねて、物置の軒下に放り込む。この田んぼ、一部イモチが見られるが、あらかたは元気に実りを迎えている。雑草も、ヒトメボレの田よりは酷くない、はずだ。明日は一人作業。刈っちまって、杭の周りに集めるとこまでやる。杭掛け仕事は、翌日回しだ。

 なっ、3日間の晴れ間って、めちゃめちゃ有難い贈り物なんだぜ。

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