ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

今年も東北学生音楽祭

2009-02-12 21:29:10 | 地域文化

 フレンドリープラザって言ったら、これ!東北学生音楽祭!こうなっちゃうね。映画スゥィングガールズのクライマックスシーンの再現イベントだ。今年はとうとう、映画そのものの上演をやめて、まるまる音楽でぜーんぶ仕切っちゃおうってことになったみたいだ。もちろん、映画の出演者や素人の出演者に楽器を教えたミュージシャンなんかも出るので、ある意味では、幅の広い取り組みになっているみたい。

 で、置農演劇部だ。これまでは、常に裏方、ステージ係で椅子出したり譜面台並べたりしてたんだけど、今年は、なんと!舞台に出ることになった。それもダンスだ。そう!置農の舞台に通じている人なら、ああ、あれだ!ってわかるはず。そうなんです、東北大会出場の芝居『Let's Dance 1946』のダンスチームが生バンドをバックにSING SING SINGを踊るこになったんだ。

 これなかなかのアイディアだ。スウィングジャズとダンスって切っても切れないものだから、これまでダンスがなかったのがおかしなくらい。あの軽快なリズムに乗って高校生が踊る。いいよねえ!もしかしたらスタンディングになるんじゃないの。それどころか、バンドのメンバー目を奪われるかも?なーんて、それほど魅力的でもないか、あいつら。

 さらに、フィナーレではサンバの曲を全員で演奏するって企画。演劇部もどう?って話し向けられて、即座にああやるやる!って安請け合いしちまった。だって、締め太鼓やチャンチキ叩いたっていいって言うだから。そんなら、演劇部がもってる楽器総動員で叩き歌い踊ってやろうじゃないの、って、こういうノリは凄いんだよ、演劇部って。

 案の定、昨日の稽古では全員でサンバを1時間半も踊り狂ってしまった。そう、僕も。本番は明後日。明日も子どもミュージカルの稽古ほったらかして、サンバとSING SING SINGだな。いいのか?そんなんで?いいんだ!こんなんで!!

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町田から嬉しい便り

2009-02-08 20:51:33 | 教育

 1月東京町田市で公演した小学校からこんな素晴らしい便りが届いた。あまりに可愛らしいので、今日はその画像を載せてしまおう。

Rimg0136_2

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 こんな風に素直に感動してくれると、嬉しさを通り越して、おい、俺たち大丈夫か?って、ちょっと不安になる。子どもたちに伝えるだけの暮らし方をしてんのかってね。とりわけ僕なんか大いに反省しなくちゃならない。忙しいとか、時間がないとか言っては、コンビ・外食だから。ただ、残したり捨てたりってことは、まずないからその点は自信はあるんだけど。

 ここに載せたのはごく一部、そのほかにアンケート用紙にも、一人一人しっかり書いてくれた。ここまで丁寧にお礼のお便りもらったら、こっちだって返礼しなくちゃね。と、いうことで、昨日は三年生も呼び出してその礼状書きをした。ケーブルテレビの取材も兼ねてだけど。ついでだから、今回は画像の大サービス、その光景もお見せしよう。Rimg0140

 だらしない格好で!なんて言わないで。なんせ、三校分12枚の大判用紙に寄せ書きするんだから、こんな風に、あっちに転がり、こっちに腹這いして書いたんだ。便りには公演の写真も貼った。さらに、これだけじゃ面白くないから、ビデオレターも作ることにして、演劇部の活動の様子や真冬の置農も収めて送ることにした。こちらの方は、顧問Nが担当でシナリオ作ってやっている。

 これを機会にさらに町田の小学生と仲良くなれたらいいよね。向こうからも子どもたちの声が生で伝わってきたら嬉しい。来年もまた町田に行けるとほんと!いいけどね。

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手抜きの罰

2009-02-06 22:13:16 | 教育

 あったりまえのことだけど、手抜きはやっぱりダメだ!楽した分だけしっぺ返しも返ってくる。今日終了した置農演劇部校内公演の話しだ。

 結果は、せりふがつまる、せりふがとぶ、小道具が出ない、小道具が準備されていない、音が遅れる、照明が間違える、場転が長い、見ているだけで、どんどん沈み込んでしまうような2時間だった。

 今年は、東北大会が終わった後、子どもミュージカル東京町田公演もあって、実質3週間で2本の舞台を作ることになった。だから、時間がないことにもっともっと危機感を持つべきだったんだ。いくら、手慣れてきているからって、3週間で芝居仕上げるのはどう見ても無理な相談だった。なのに!!!悔やんだって遅いよ!

 それも、3年生が抜けて1,2年生だけでの取り組みだったからね。彼らにどんだけ力があるか、十分見通すべきだった。しかも、風邪やら、体調不良やらの続出。いやいや、そんな不利な条件で、彼らはよくやったと思う。目一杯楽しみなが頑張ったと思う。

 でもね、大切な部分が欠けていたんだよ。まずは、せりふをきっかり入れること。その次に動きを付けて何度でも通しをすること。小道具や音響、照明のチェックを早めに済ますこと。それでなくとも時間がないんだ、ぱっぱと片づけて行かなくちゃ、間に合うはずがない。そのことをもっと早くから気づかせてあげるべきだったんだ、顧問が。

 で、やっぱり、一番責任あるのは、顧問二人なんだな。二人の指導分担が中途半端だったこと。生徒への目配りが欠けたこと。結局、責任はそこなんだ。僕としても、子どもミュージカルの台本書きにこと寄せて、本番1週間前までまったく見てやらなかった。その間指導した顧問Nも生徒の実力を買いかぶって、任せすぎた。その結果、後手後手に回っての時間切れ、あちゃちゃ!ってことになっちまった。

 僕の指導も上手くなかったね。細かい演技や演出の手直しにかまけすぎた。もっと全体を見て、物の出ハケや、小道具、衣装の確認を徹底すべきだったんだ。もれがないか、しっかりチェックしてやるべきだったんだ。

 部員たちは結構、頑張ったって達成感もあったようだし、3年生から褒められて、気を良くしたようだったけど、水差すようで可哀想ではあったが、厳しいダメだしをさせてもらった。なんのかんの言ったって、本番1週間前にせりふが入っていなくて、良い舞台になるわけはないんだ。絶対出さなくちゃならない、大切な小道具出さずに演出なんて言ってられないんだ。終わってから泣いたって仕方ない!泣くなら本番前の苦しさで泣くべきなんだ。

 と、ここまでは、甘え抜きの自己批判とダメだし。でも、これって要求水準の高まりってこともあるかも知れない。どの舞台も着実に出来が向上しているからね、生徒たちだけで作る校内公演でもより高いレベルを求めてしまっているっとことなのかなぁ。間違いなく、2年生は上手くなったし、自信にもあふれていた。一年生も初の大仕事を、おおやったじゃない!ってくらいに成し遂げていた。去年までなら、そのことで満足したんだと思う。それだけで、よくやった!って褒めたと思う。実際、うん、いいぞ!って部分は少なくなかった。なのに、今回はなんで?、って、中心になった2年生はぼやいているだろうな。

 でもな、それが成長ってことなんだ。それが向上ってことなんだよ。今までの仕上がりに満足しない、飽くなき探求心!ぎらぎらのやったるぜ精神!これで行こうじゃないか。さあ、次は子どもミュージカル、今度は、ぎっりと締め上げるぞ!納得いくまで仕上げるぞ!覚悟はいいかな、各々方!

 

 

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校内公演まであと4日!

2009-02-02 22:07:41 | 教育

 忘れてた訳じゃない、絶対!僕の仕事は、まずは、子どもミュージカルの台本書くことだったから。そう、ほったらかし、いえいえ、部員たちにすべてまかせていた。今回上演するのは、大垣ヤスシ作『交番へ行こう』とタカハシナオコ作『白犬伝:ある成田物語』の2作品。

 『交番へ行こう』はお巡りさんが主役のちょっぴりほろりのコミカル舞台、中年のおっさん巡査とおせっかいなスーパー店長という味のあるキャラクターががっしり両脇を固め、そこに青年巡査の純情が交錯し、最後は、二人乗り自転車が宙を飛ぶという奇想天外さでなかなか面白い。一年生の女子が中年のスーパー店長のおっさんをやるって点が心配だったが、これが結構はまり役?でなかなか面白い。問題は、どうやって自転車を飛ばすかだね。あっ、もちろん、僕なりの秘策はアドバイスしたけどね。

 『白犬伝』は、うーーーん、なんだってこんなの選んできたの?今時の高校生が?って作品だ。作者のタカハシさんごめんなさい。だってねえ、これ僕の世代の話しだよ。ズバリ!三里塚闘争なんだから。わかってんのかいな、演出さん。だから、ちょっと、いえ、かなり手強い。例えばね、団結小屋に泊まり込んでる大学生をスカート姿で出してたりしてね、うぉっと、そいつはねえぞ!仕方ないので、当時の世相や活動家の生活ぶりなんか、克明に話して聞かせた。まっ、今日の稽古では、さすがにジーパンになってたから安心したけど。台本には、「闘争に命掛けてるから、」なんてせりふが、ぽんぽん飛び出してきて、僕の方がどぎまぎしてしまう。でも、せっかくやるんだから、当時の若者の切迫した真情を少しでも表現できるよう、せりふにしっかり力を込めること、っていうアドバイスをした。

 でも、未熟ながらも、自分たちで考えよう、創り上げようという意欲は十分に感じられる仕上がりだ。特に、舞台装置は良くできていて、ほほー、なかなかやるじゃない、と、感心させられた。やっぱり、全国・東北は無駄じゃなかった。それなりに学んでいたよ。

 今回は、二年生が意識的にそうしたのかどうが、一年生が中心的な役を担っていて、それもこの公演の意義を高めている。初めて任される大役に必死で応えながら、着実に上達していっている。おっ、こいつ、次回使える!なんて感じた一年生も少なくなかった。

 なにはともあれ、舞台に立つことだよ。たとえ、友達が10人程度見ているだけの公演でも、舞台は舞台だ。観客の目にもろにさらされることで、役者は少しずつ命を吹き込まれていくんだ。今週の金曜日、16:30~19:00。会場は置農の視聴覚室だ。部外者の鑑賞も歓迎だ。ぜひ、新チームの記念すべき最初の舞台を見てやってほしい。

 って、言っても、結局、2,30人なんだよな、観客。えっ、十分じゃないかって?まあ、そういうことだね。

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