ステージおきたま

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認知症サポートコント、今年はこの本で!『マンガでわかる!認知症の人が見ている世界』

2022-08-07 16:38:45 | コント
いくら何でも、書かなくっちゃよ、コント台本。たしか8月末が最初の上演だって言ってたから、盆前にはねぇ。
さて、何書こう?
今年で4作目?になるのかなぁ、あるいは5作目か?いつもながらネタ切れだぜ。小学生に認知症について知ってもらう講座、その前座のコントなんだ。
まず、面白くなくっちゃダメだろ。かと言って、認知症の症状をバカにしてもいけない。笑い取りつつ優しい気持ちを引き出す、なっ、なかなか難物だろ?
台本書くにあたって、関連の本を読むことにしている。すでに何冊も読んでるから、認知症の病理、症状、対処方法、ほぼ頭にゃ入っているんだが、何かしらヒントをもらえないかってね。参考の本読むことで、コント執筆モードに気持ちを切り替えるって意味も大きい。
今回、取り寄せた本は、『マンガでわかる!認知症の人が見ている世界』川畑智・著、遠藤英俊・監修、文響社・刊、だ。
良い本だなぁ!ページの半分はマンガ、てのはもちろん助かる。マンガでエピソードを紹介し、それについて簡単だが、懇切丁寧な解説が付く。
「認知症の世界をのぞいてみよう」の章で基本的な症状が13のエピソードにまとめられている。記憶の低下とか見当識障害、ここはどこ?私は誰?ってやつ、計算や、言葉が理解できなくなるとか、幻視・錯覚とか暴・暴力、お馴染みの物盗られ妄想とか必ず出て来るあれだ。ご丁寧に運転免許書返納問題についてもページを割いている。今時だね。
第2章は「認知症の「?」をひも解く事件簿」著者が体験したケースを13の話題にして提供してくれている。体験談だけに事細かで思いがけない発見に富んでいる。
例えば、「仲良し夫婦が食べるお茶漬けの正体は?」なんて、興味津々、つい読みたくなるってもんだろ。事件簿だけに必ず謎解きになっているってところも工夫されてる。
で、この章を貫く考え方は、認知症の人にはそれぞれに見ている世界がある!ってことなんだ。周囲の人間には、突拍子もなく支離滅裂に映る言動でも、それぞれにその人なりのリアルな世界を生きている、ってことだ。
これは使えるぞ。優しくしようとか、敬意をもって接しようはすでに書いて来た。今年のコントはこれで行く。
どんなトンデモの行動でも、その人には大切な意味がある!そこまで理解してこそのサポートだ、って小学生に伝えよう。
と、決まれば、さっさと書き始めようぜ。えっ?どんなトンデモか?って。それは書き終えたら教えるからさ、楽しみにお待ちを!

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