ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

3時間走を快適に!

2019-02-26 10:01:46 | ランニング

 3時間走、辛い!苦しい!そりゃ変わらない。だったら、ちょっとでも快適にする工夫をしようぜ。

 これまでスタートとゴールは我が家だった。これ、田舎のランナーにしてみりゃ当然だ。緑に囲まれた公園とか、皇居ぐるりのお洒落なランニングコースなんてないからね、わざわざ出かけて行って走るほどの場所はない。ほんの少しそれっぽいのは、最上川の土手上サイクリングコースだが、片道わずか3キロで終点。その先は工場敷地やら整備不良だったりと、通行不能。途中、息抜きする広場とか公園もほとんどなく、3キロ通して、散歩、ウォーキング、サイクリングも出会う人の数はせいぜい両手にとどまる。まっ、これが地方の健康志向の実態なんだがな。

 この、家発着のランニングってのは、どこまでも禁欲的で、ひたすら鍛錬の域を抜けない。途中すれ違うのは車ばかり、帰ってきたところで、誰に話しするでもない。お疲れさんと自分で風呂を沸かすのも面倒だ。せいぜいがシャワー浴びて、ぐたーっとして、ガーミンGPSウオッチの記録眺めなが、ビール飲むくらい。いやいや、昼間から酔っぱらっちゃいられないから、ヨーグルト牛乳か。

 この味気ない長時間走、もう少し潤いのあるものにできねえもんかい。ところどころ楽しみもあって、ゴールすれば、達成感と解放感に浸りつつ酷使した体のケアー、なんてさ。

 そうだ!ジムからスタート、ジムでゴール、てのはどうだろう。車でジムに出かけ、その駐車場に車を置いて走る。ぐるぐる走り回って、戻ってくれば、すぐに入場、そして、入浴。風呂につかりながら、じっくりとストレッチ。風呂上がりで一杯ってわけにいかんのが、難点だが、帰りがけにスーパーに寄って、気に入ったつまみとビールを買い込んで自宅でくつろぐ。できれば、ジムで、その日走った感想なんか話せるともっといいのだが、生憎、日ごろからバリア張って、孤独なランナーを心がけているので、相手はいない。せいぜいが、スタッフのお姉ちゃんか?って、迷惑だよな、ジイサンの自慢話突き合わされんのなんて。

 写真では小さくてよくわからんが、右手対岸の建物がジム。前に広がる土手道は走るコースの反対側。撮影後、くるりと向き直って走るのは道路。

 も一つ工夫。これは以前もやってたことだが、コンビニを上手に活用することだ。用途は二つ、給水、給食の場所とトイレ。この時期、気温も低いから、トイレも近いんだぜ、年寄りだしな。去年なんか、どうにも我慢できず、極まって橋から河原に降りて用足ししたなんて不様な経験もした。きょろきょろと適所を探しつつ走るなんて嫌だからね、適当な間隔にコンビニを組み込んでコースを作った。

 1回目、スタート前にファミマに立ち寄り、パンとジュースを購入。そう、トイレ借りるだけなんて不調法できんからね、良き高齢者としては。走り出して8キロ。うーん、ちょっと我慢が始まるぞ、ってところでセブン。ここは、うーん、買うものがない!じゃぁ、持ち帰っても役立つものってことで、チョコレート効果86を1袋。よし、出すもの出したし、次なる休憩所は15キロのローソン。かなり喉も乾いていたので、購入のピーチジュースはその場で飲み干した。最後の20キロは、残念、コンビニなしの田んぼの只中、最初に買って背負ってたパンとジュースで給水・給食・ストレッチ。

 どうだい、なかなかのコース取りだろ。また、上手く店舗が散らばってるもんだよな。コンビニの過剰出店、この日に関しては感謝だな。立ち寄ってコンビニがすべて別系列ってのも、平等に、なんてことを意識してのことじゃない。これもたまたまだ、あらかじめ立ち寄る店は頭にあったので、小銭じゃらじゃらは避けたいから、持ち物は、カードとスマホのみにした。ファミマとローソンは楽天ペイだろ。セブンはnanancoカード、あっ、もちろん、1ポイントたりとも無駄にはしないぞ!ってことで、Tカートもdカードもリュックに忍ばせた。しみったれてるねぇ、我ながら。

 途中、洒落たカフェで一休みとか、おやつは行列のできるパン屋さんで、なんて、羨むようなランとは程遠い。ジムの風呂とコンビニが慰みのしょぼい長距離走。それが田舎ランナーの現実だ。

 おっと、忘れてた。途中、車に撥ねられたタヌキと出会った。一瞬手を合わせつつ通過しようかとも思ったが、そうだ、今は車じゃないんだ、すぐに止まれるんだ。このまま道路の真ん中に横たえておいたら、何度も轢かれてぐじゃぐじゃの肉塊になっちまう。そりゃあんまりだ。タヌキとて、体形を保ったまま、成仏したいだろう。数歩を取って返して、ご遺体を道端に運んだ。そう、これくらいっきゃできない、勘弁な、と手を合わせたら、なんとまだ、生きていた!うーん、野生の生命力、生き延びてくれよ!と手を合わせ、ランニング再開、なんてドラマは田舎でなくっちゃ体験できんだろうな。

 なに?そんな経験したくない!あっ、そういう発想ね、都会の人らは。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« やっと!やっと!!3時間走 | トップ | キムチよさらば!キムチ鍋!! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ランニング」カテゴリの最新記事