ステージおきたま

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議員が法律作るんだ!

2024-05-08 09:51:39 | 政治
韓ドラ『補佐官』、驚くことあり過ぎ!



日本の秘書みたいな議員の使い走りじゃないんだぁ、とか、
補佐官が、仕える議員の地盤引き継ぐのかぁ、とか、
秘書と補佐官は別なんだぁ、とか、
法務長官の選任には議会での厳しい人物査察が行われるんだ、とか、

中で、一番驚き感動したのは、議員がたった一人で新しい法案、シングルマザーの支援策、を準備し、様々根回しして、提案し、やっとのこ成立させたことと、その立法された時の、秘書たちの喜びようだった。
幾晩も泊まり込みで資料作成、法案細目の練り上げをした末の法案通過、まさにチームとしての勝利だってことを感じさせてくれたし、全員そろって祝賀の打ち上げにはめをはずす姿がとても印象深かった。そうだろ、頑張ったものね。

日本じゃどうなんだ?

ほとんどが政府提出、しかもその法案、官僚がほぼほぼ作成を担っているんじゃないのか?議員はやりたいことだけ伝えて後は丸投げ、だから、答弁だって自分の言葉で答えられないわけさ。

まして、ヒラの議員なんて、法案内容だって理解してるかどうか、あっ、これも官僚がくどいくらいにレクチャーに来るらしい。ただし、関連する委員会のメンバーのみ?

一方、攻められっぱなしの野党は、せいぜいが対案の作成がやっと、それだって、数の力で見向きもされずにボツ!これじゃ議員が力をつけようがない。

議員立法については、委員会全員の賛成が必要だ?って話しも聞いた。なおさらだよな、まず、通る見込みは限りなく小さいわけだから、やる気も起こらない、骨折り損のくたびれ儲けってやつ。

政府提案ばかりを審議する、それが委員会の役割になっている。それも形ばかり、通過のためのスケジュールは出来上がっていて、形ばかりの質問とおざなりの答弁で重大な法案がするすると通過し成立して行く。

これじゃ、議員はもちろん、バックアップする秘書グループだって、法律や立案能力を高めようがない。議員の目的再選されること、議員を続けることでしかないから、秘書の役割って、議員のお世話や選挙区のお付き合い、お祭りや葬式に参加したりが仕事ってことになる。
大した職務もない形ばかりの秘書なんだから、雇用したことにして、その給与を議員が懐に入れるとか、市議会議員を秘書に採用して経費浮かすとかなんてことが可能になって来る。

そんな議員の舞台裏、ドラマになんてなりっこないよな。まっ、出来たとしても、世襲政治家のカリカチュアくらいのもので、これは宮藤官九郎が、『離婚しようよ』で見事に描き切っていたけど。

本来の仕事を果たす秘書集団、あるとすれば、れいわ新選組だと思う。
山本太郎の質問の用意周到さ、説得力あるパネルの準備、あれはまさに、秘書チームの激務に支えられてるな。優秀な人材を抱えて、それら能力高く意欲十分のスタッフがフル回転の山本太郎をバックアップしている。だから、山本太郎も国会でも街頭でもあれだけの活動ができるんだ。

で、その秘書ストックの中から神奈川2区で菅義偉に果敢に挑戦する三好りょうのような逸材も登場してくることになる。
これって、まさに『補佐官』に描かれた仕事する補佐官、秘書たちの世界そのものじゃないだろうか。

こんな真の意味での秘書たちも含めた働く政治家集団が当たり前の国じゃないから、今の停滞、衰退があるってことは間違いないな。






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