ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

最後のイチゴ摘み取り!

2015-06-24 10:23:59 | 農業

 これが最後だ。もうお終い。後は知らない、見て見ぬふり。  

 と、決断して収穫したのが3日前。なのに、なのに、やっぱり摘んでしまうんだよ、イチゴ。畑のそばは通らない。畑からは目を背ける。仮になんか赤いものがちら見えても、目の錯覚でしょ、と騙し続けていたものの、やっぱり、ダメ!ああもたくさんなってると、もったいない、かわいそう、育てた責任あるでしょ、とイチゴの呪詛が聞こえてきて、わかったよ、摘むよ、摘む、でも今日が最後、これで打ち止め、もう後は知らないとイチゴ畑に宣言して摘んだのこれ。全体に小粒になってはいるものの、まだまだ生食できる大粒も混ざってる。これだから、終止符打てないでいるわけよ。

 さて、最後の収穫はなににしよう。ジャムはもう30本以上作り置きしたし、イチゴブレッドも2回も焼いてみたものの、それほど美味しくはなかったし、洗ってヘタ取って冷凍って手もあるんだけど、冷凍ってやつはねぇ。そのときは豊かな可能性を先送りしたようで満足できるんだけど、思いの外、ほったらかしになってしまうものなんだ。あれ、こんなとこにイチゴある!いつのものだ?なんてね。

 近い未来確実に楽しめるもの、なんかないか?夏くらいに楽しめるもの、て言うと、アイス!シャーベット!!そうだよ、これだ、シャーベット!今年の夏は厳しい暑さが長引きそうだし、汗だらだらかきながら、イチゴシャーベット!なんて、最高じゃないか。  さっそくネットでレシピ検索してみると、あれれ、シャーベットってたしか、卵の白身泡立ててその気泡力でさくさく感出すんじゃなかったか?トップに並ぶ作り方は、どれも生クリームのホイップを合わせて作っている。まっ、いいか、ちょうど生クリーム買い置きしてあったところだし。ということで、前回保存してあったイチゴも合わせ、2kgほどで作ってみた。レシピに比べイチゴの量が多くて、こりゃ多分、シャーベットっていうよりキャンデーになるかもな、と思ったけど、それもまた悪くない。身近な容器に4個もできた。これで夏の暑さもどーんと来いだ。

 それにしても、この収穫量!ちょっと考えにゃならん。たくさん取れるのは嬉しいかぎりだけど、いかんせん、粒が小さい。摘む手間もかかれば、ヘタ取りにもめちゃめちゃ時間がかかる。同じ重量できるんなら、大粒を狙いたい。となると、摘果だな。ほったらかして花すべてに実をつけさせてしまったからこの小粒地獄だ。どうせ、摘み取りに苦労するなら、花や実の小さいうちにずばずば取ってしまった方がいい。すれば、あの大粒の極甘イチゴの大豊作ってことだ。朝市で完熟イチゴ売れるぞ。よし、これが来年に向けた課題その一!

 これだけ取れるんなら、周囲の人たちへのお裾分けも考えてみよう。子どもたちにイチゴ刈りデーのプレゼントなんてのもいいかも。よしよし、それが課題その二ってことにしよう。

 楽しみになってきた。これで来年はもっともっとイチゴで美味しい思いができるってことだ。おっと、その前に、収穫後の手入れ、炎天下の草むしりとランナー移植、がんばんなくっちゃ!  

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