晩節を汚がすなかれ！

細田元議長、死んじまったねぇ。なんとあっけない、議長は辞めても次期衆議院選挙に出る、なんて意気盛ん。なるほど憎まれっ子世に憚るを地で行くつもりだな、なんて呆れつつ怒ってたんだが、あれまぁ、さっさとお逝きあそばした。

この突然の死、まっ、多くの人の感想は、晩節を汚しただね、せめて、統一教会とのつながりとか、セクハラ疑惑とか、お詫びの一言でもあれば、地獄の沙汰も違ったものになっただろうに、知らぬ存ぜぬ、どころか、どこまでもしら通し続けての人生退場だものな。今頃閻魔様の厳しいご審問に音を上げているこだろう。あるいは、なんとか地獄で呻吟してるかな。

極悪人だって、死の間際にゃ、悪事の数々を懺悔するもんだって、巷に流布する人間認識、通用しない連中も多々いるってことだな。なんて追い打ちかけると、

なんだ、なんだ死者を鞭打つのか！

なんて突っかかって来る奴らいるだろうが、今この瞬間にも爆弾の雨あられの中、息絶えて行ってるガザの人たち、とりわけ、まったく罪咎もない子どもたちの死を思いやれよって言おう。

だいたい、日本人ってのは、死者に甘すぎるんだぜ。いやいや、下っ端、庶民の死じゃない。偉～いお方たちの死だよ。

武士道とは死ぬことと見つけたり、なんてかっこいいこと座右の銘にしてるような連中が、戦場で部下を見殺しにして手前は安穏、戦後まで生き延びてた、とか、戦犯が首相になった、なんてのが多すぎるんだぜ。

なんせ無責任社会だからなぁ。

３/１１の原発災害、誰か責任取った奴居たか？

原発？安全安全、て推進した東電、原発企業、科学者、政治家、評論家、有識者、その他諸々。責任感じて自死したり、職を辞したり、するどころか、手前の責任認めた奴さえいねえだろうが。

国民誰もかも、安全だって信じてましたよ、安全神話に乗っかって快適ライフ過ごしてたじゃありませんか、って違う！てぇの。

それって太平洋・アジア戦争の敗戦時に、時の総理大臣東久邇宮が言った一億総懺悔」の焼き直しだろ。戦争を指導した者も、戦争を煽った者も、戦争で儲けた者も、戦地に散り、家族を奪われ、財産を奪われた国民も、みんなで反省しましょうよってふざけんな！って話しだ。

こんないい加減な連れション的責任回避体質を許しちゃなんねえんだぜ。

世の中に害をもたらした奴には、とことん責任を追及しなけりゃならんのさ。とりわけ、国民をリードする政治家、高級官僚、財界人、政権お抱え学者なんかは、とことんその害悪を暴いてやらにゃいかんのさ。

晩節を汚した、なんて表現は冒涜でもなんでない。もっともっと、悪罵を投げかけてやらにゃならんのだ。

で、自分はどうなのさ？って他人様ぼろくそけなす以上は、悪さしちゃいないんだろうな。いや、数え切れぬほど人を傷つけて来たさ。原発だって、心じゃ反対の気持ちを抱えつつも、ささやかな反対行動を続けることも出来なかった。

だからさぁ、このまんま死ぬわけにゃいかねぇって思うのさ。お前ら年寄りたちが残した社会が俺たち苦しんでるよ、って次世代の者たちに恨まれるようじゃいけねえって思うのさ。

だから、れいわ新選組さ、その活動にやれる限り携わって行こうって思うわけなのさ。