ステージおきたま

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やっぱり若さだ!「春待ち市」

2012-02-18 23:26:55 | アート・文化
 春待ち市、良い名前だ。そう、誰もが春の訪れを心待ちにしている。深い雪の壁に囲まれながら、きっと来る春を手招きする。春になれば、人々は集い、そのにぎわいは市となる。心待ちする人と物の行き交いが賑やかに始まる。そんな心はずむ春を呼び寄せようとするする試みが、春待ち市なのだろう。今年初めての試みとして、里の暮らし推進機構が企画し、取り仕切る。今日はその初日。置農紅大豆本舗も紅大豆スイーツの販売で出店した。

 正直、雪雪雪のこの時期だしねぇ、場所はちょっと離れた「まどか」だしねぇ、まっ、あんまり集まんないでねえの。って若干は気乗り薄、まあ、せっかくやるって言うんだから、付き合わなくちゃね、って程度のノリで参加した。だから、お菓子も二日間で200個売れれば上等でしょ、って見積もりで準備してのぞんだ。

 ところが、いざ幕を開けてみると、以外にもひっきなしの来客!しかも、その大部分のお客さんが買い物目当て。そう、まさしく市を待ちかねた人たちでなかなかのにぎわいなのだ。こまつ市でお馴染みの顔が次々と訪れる。さらに、小さな子ども連れも多い。これは2階のキッズコーナーがお目宛てだ。こちらもずいぶんと賑わっていた。なるほどねぇ、こういう親子連れも外に出る機会を心待ちしていたんだ。

 そんな賑わいで、紅大豆本舗も大盛況、二日分と思って準備した200個はすべて完売した。ありがとうございました。お陰で、明日販売する分の準備に追われてしまったけど。まっ、売れて文言ったらバチあたるよね。

 さて、この季節外れの市の賑わい、待ちわびる人たちがいたってことだけではない。時間を掛けて、綿密に準備し、目一杯情熱を注いで取り組んだ人たちがいたからだ。里の暮らし推進機構に集う若い人たちだ。十人もいたろうか、明らかに手弁当覚悟の若い人たちが、実に精力的に働いていた。朝は5時から駐車場の設営や新聞作りに精を出し、開催時間中も常にブログの更新やツィッターで会場の様子を発信し続けていた。もちろん、会場内の様々な雑務もしっかりとこなし、しかも、和やかな雰囲気を醸し出していた。うん!いいぞ、若い衆!!

 こういう試み、これまであっただろうか。記憶にあるのは、10年ほど前、花笠踊りの前座を盛り上げようとして、はかなくも惨敗した例くらいだ。あのころは、若い者の取り組みがほとんど無視されていた。その結果の辛い観客ゼロだった。まぁ、主催者側にも様々問題点はあったのだろうが。

 それが、今、こうして見事に新しい試みを成功させつつある。しかも、これまでにない新しい仕組みを様々に構築しながら。例えば、出店者の広がりだ。今回は川西町を主体としつつも、山形市や庄内からも、さらに明日は福島からもお店が出る。しかも、その出店が、食べものばかりではなく、古物雑貨やお子様小物といった幅の広がりを見せていることだ。ネットによる発信、連携という面でもこれまでにない取り組みとなっている。

 こん斬新な企画を立て、実現してしまう若者たち、彼らの生き生きはつらつとした動きにこそ、地域の未来がほの見えて来るってことなんだろうな。ちなみに、町長は来た。でも、町役場職員は数人?かな?まっ、そんなこたぁ、若い衆、想定内だろうけどね。
http://hmm.jd-s.info/?cat=4

Eozdejp




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