ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

コントで先取り、振り込め詐欺防止

2015-02-23 10:19:20 | コント
 振り込め詐欺の被害、昨年1年で559億円だって。被害件数も1万件をはるかに突破、急上昇傾向にあるみたいだ。そうそう、振り込め詐欺って言い方は今は使わない。特殊詐欺って呼び名で統一された。でも、特殊詐欺ってなんだ?その反対は普通詐欺か?なんだい、普通詐欺って?なんかいろいろあるから特殊で括っちまえって感じで、さっぱり実態を喚起しない。警察やマスコミが使う言葉としては、まあ妥当って言うか、仕方ないって言うか、定着していくだろうが、被害に遭うお年寄りなんかには、なんのこっちゃい?って他人事感は避けられないだろうな。

 テレビでも新聞でもこれだけ報道されてるのに一向に減らない、むしろ増えている、なんとかしなくっちゃってことで、警察も自治体も企業も知恵を絞ってる。防止キャンペーンのキャラクタやマンガ作ったり、お年寄り家庭への個別訪問を実施したり、金銭の受け渡し役になる郵便局、銀行、運送会社も、窓口での声かけや小切手の活用を進めたりと被害阻止に躍起だ。おっと、情報提供者には10万円進呈なんて、西部劇まがいの方法も出てきたぞ。

 最初の窓口、電話でなんとかならんか?って方向にもあちこちで進んでいる。新たに開発されたのが「迷惑電話チェッカー」、京都府が無料貸し出しして効果を確かめるって話しだ。この機械、家庭の受話器に接続、詐欺の可能性のある電話が掛かってくると、音声とランプで警告するってもの。詐欺事件に使用された電話番号のデータベース化して活用するシステムだ。

 そこで、ちょっと自慢だ。

 6年前、書いた『詐欺にご用心』というコントに、この機械、すでに登場してるんだなぁ!おほん!!過去の様々な詐欺手口をコンピュータに取り込んであって、詐欺を疑わせるキーワードが受話器に流れると警告の音声「詐欺ですよ!詐欺ですよ!」が流れる。ねっ、どう?時代を先取りしてんじゃない?しかも、もっと先に行ってると思うのは、「迷惑電話チェッカー」が電話番号のデータファイルが頼りなのに対して、コントの方は、詐欺手口のキーワードをパターン化してデータにしているって点だ。これ、これから開発進むと思うな。だって、電話番号じゃ、新しい電話使われたら、すり抜けられちゃうわけだから。電話番号とキーワードの二股、これだね、これからは。

 もっとも、コント作品では、この製品自体がインチキで、詐欺のネタになってるって仕掛けなんだけど、この商品に現実味あったから観客には大いに受けた。いや、今も受けている。当初置農演劇部の演歌ショー向けとして書いたものだったけど、今じゃ、シニアメンバーも持ちネタとして、公民館等で披露している。昨年は、米沢警察署から置農演劇部に上演の依頼があったとも聞いている。

 警察や自治体も、自分たちで着ぐるみショーやコントやるのもいいけど、民間活用だよ、民活!シニアなんて時間的にもゆとりあるから、どんどん使えばいいんだ。他にも『やり込め詐欺』、『霊感商法』、『任せなさぁぁい、振り込め詐欺』など、詐欺の手口を巧みに解説しつつ大笑いしてもらえるコント、手広く品揃えしてお待ちしてるからさ。

 なーんて、人の心配してるそばから自分が騙されたりしてね。

 でも大丈夫!僕は絶対!!

 その自信が危ない。

 いえ、それでも、大丈夫!!!

 だって、振り込める金、まるでないから。

 
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