ステージおきたま

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山形新聞演劇評、力もらえるなぁ!

2022-08-01 18:21:27 | 菜の花座
菜の花座公演『ダンスホールMitsu』、山形新聞の演劇評で取り上げてもらえた。

丁寧に見て、的確に評価してくれて、ありがとう!
まず忘れないように、「あえての指摘言葉にならない部分を大切に」をしっかり心に留めておこう。その通りだと思うよ。
説明的なセリフ多いからなぁ、俺の書くものは。演技の面でも、役者ともとども、間とか沈黙についつい耐えられない。演技に自信が足りないんだろうな。次の作品からはそこいらを意識して芝居作りしていこう。
今回もらった評で嬉しかったのは、重い題材が「おどろおどろしさの中にも美しさ、爽快感、そしてコミカルさがあった・・・」って言ってもらえたことかな。
ここが一番心がけたところだったから、しっかり見きわめてもらえて、感謝だな。性的被害にあった女たちの復讐劇なんて、めちゃめちゃ暗いもの。それだけで押したら、見る方ばかりかやってる方だって堪らない。時に笑い、時に美しく、時に楽しい、そんな作品に仕上げたかった、こちらの思惑、まずは成功したってことだ。
役者たちが名前を上げて褒めてもらえたこともとても嬉しい。一人など、今回の舞台を最後に演劇から身を引くことになっていただけに、とても良い贈り物になった。
およそ生真面目一徹で、稽古では何度もダメだしを食らい続けた助平親父にも目を止めてもらえた。大いに励みになることだろう。
不良少女とダンサー、同じ役者とは思えなかった、って感想も、してやったりだぜ。今回、って言うかいつもだが、彼女の演技の目標は、いかに堅物の自分から遠ざかるかだったから、これも大きな成果を上げられたってことだ。あっ、ダンサーとして登場した時の真赤なドレス、あれ、俺がチョイスしたんで、って、しゃしゃり出るんじゃないよ。
オープニングを飾ったダンサーMitsuに向けられた拍手、あれについては、もう少し深く読み取って欲しかったなぁ。彼女の魅力はもちろんだし、舞台に立つ喜びは当然だけど、彼女の人気!菜の花座のオープニングを待ちわびているお客さんたちの存在を感じ取って欲しかった。
そう、菜の花座、地域で愛されてるんだよ。ダンサーMitsuだけじゃない。舞台に現れるだけで、拍手と笑いをとれる役者が他にもいるんだ。
この地域で心待ちされているってことさ。しかも、田舎芝居とは思えないような題材をそれなりの斬新さで演じ続けているってこと。例えば、前回、前々回はコロナ禍で一人芝居、二人芝居のオムニバス、驚きの舞台装置と衣装・道具でご贔屓さんには大いに評価もされ喜んでももらえた。ここらを広く伝えて欲しかったねぇ。
とかく、田舎町の小劇団、県内ではほとんど見向きもされてないからなぁ。山形市内の劇団からはほぼ無視だしね。こっちはそそくさと観劇に伺って丁寧な劇評上げても、あちらから見に来てくれる人は、ごく一部、って言うか一人だけ?どうせ大した舞台作っちゃいないよ、田舎劇団なんて、もうずっとこの見下しの中で活動してきたんだ。
今回、この劇評で好意的に取り上げてもらえたのは、大いに励みになった。ついでに、地域でこつこつと芝居を作ってる者たちがいるってこと、そして、それなりの面白さで愛され続けてるんだ、ってことを、県内演劇シーンの中央中心の思い上がりにも一石投じて欲しかったぜ。

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