ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

すまん!披露宴ドタキャンだ!

2020-08-05 14:11:54 | 暮らし

 田んぼで除草しながら、ふっと思ったんだ。招待されてた結婚披露宴、どんな風に過ごしたらいいんだ?マスクで失礼、は当然として、飲み物のやり取り、同席者との会話、一切無視してただ新郎新婦への拍手のみ?それ、かなりきついぞ!宴席で一人水を差し続けてるようなもんだ。出席者、若い人たちが多いだろうしなぁ、お目出度だから、自重はするとしても、ある程度はしゃぐだろう。場合によっちゃ、県外からの参加者もあるかもしれない。

 こちら側の一番の不安は、101歳の超高齢者と一緒に暮らしてるってことなんだ。菌を家庭内に持ち込めば、軽症はあり得ない。即座に死に直結する。だから、日ごろから、人中には極力出ない生活を送っている。買い物は生協の配達中心、不足分は週一限定でスーパーへ。しかも滞在時間は5分以内と駆け足の買い物。再開したジムからは、ご心配なくと利用を促す便りをもらうも、一切足は向けず、トレーニングは家近くを走るだけだ。プリウスのガソリンなんて、2月に満タンにした後、未だに、残り300キロくらいは走れるくらい残っている。ともかく、外界との遮断、ソーシャルディスタンスどころから、社会的孤絶の道を選んでいる。

 出席を快諾したのは、コロナ第一波が終息し、どうやら、先々世の中もコロナ以前に戻るのか、って感じられる頃だった。菜の花座の公演は延期になっていたし、わざわざのご招待、なんの不安もなしにお受けしたんだ。ご当人たちも、おそらく同じような見通しだったんだろう。式や披露宴、先の話しだし、きっとコロナ自粛も過ぎ去っているに違いないさ、ってね。

 なのに、この再流行!さらに激しい第2波襲来!

 まさか、まさかねぇ。大流行の真っただ中とは!さらに、無定見なGoToキャンペーンの開始。観光地を抱える地方にコロナ禍が広がるのは時間の問題だ。半日、悩みに悩んだ末、急遽欠席の連絡を入れた。人生の大切な門出に泥をかけるようでほんと、心苦しい。大切なつながりの花嫁だけにますます辛い。が、なんとしても、感染のリスクは最小に抑えたい。101歳を超え、まだまだ元気な義母、危険に晒すわけにはいかん。宴席での無礼な振舞いにならざるを得ないことも気が引ける。

 すまん!許してくれ。遠く、田んぼから二人の幸せを祈っている。その切なる思いを込めて、シュトーレンを焼いて贈った。

 季節は違うが、祝いの菓子だ。焼きたてより、3日、4日、さらに置くと美味しさが増す。結婚生活と同じようなもんだ。二人でじっくり味わって欲しい。幸せをかみしめながら。

コメント
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